宮島沼日記

ラムサール条約登録湿地「宮島沼」を応援する「宮島沼の会」のおもしろ楽しい活動日誌です。

夏の環境学習会について緊急提案

2005年06月09日 | イベント情報&報告
急な話で申し訳ないのですが、7月8日に、夏の環境学習会をできないものかと考えています。講師としてお呼びしたいのは、NPO法人「農と自然研究所」代表の宇根豊さんです。

宇根さんは、田んぼを、単なる「生産の場」だけではなく、「学び・遊び・楽しみの場」として活用する、「田んぼの学校」という活動に早くから取り組んでおられます。その著書の「田んぼの学校 入学編」は、半ば私のバイブルとなっています。

また、現在急速に広まっている「減農薬稲作運動」の提唱者でもあります。その手法は、「虫見板」と言われる道具で田んぼの益虫・害虫・ただの虫を調べ、その発生状況に合わせて最小限の農薬を散布し、最大限の効果を挙げるものです。まさに、田んぼが本来持っている力を、最大限に引き出していると言えるでしょうか。この方法に比べると、決められたスケジュールに従って画一的に行われる農薬散布が、いかに無駄が多く、非科学的かということを考えさせられます。

宮島沼は北海道随一の稲作地帯の中にあり、宮島沼の自然は、これら田んぼによって支えられています。しかし、今のところ、「田んぼの価値」というものが省みられたことがありません。私は、田んぼの多面的な価値を環境教育などによって見直し、環境保全型農法など新しい稲作手法で農業振興を図ることは、宮島沼の保全とワイズユースの重要な要素だと思っています。また、そのことで、今まで個別に取り組んできたマガンによる小麦食害への対応も、総合的に解決へ導くことができると考えています。そして、その手始めとして宇根さんにお話を伺うことができれば、これ以上のことはないと思います。

なにぶん急な話で、会員への周知が早くとも来週になってしまいまい、非常に申し訳なく思います。ただ、福岡在住の宇根さんが隣町にいらっしゃることを知り、急遽この企画が持ち上がりました。この企画の是非について、皆様のご意見をお聞かせください。


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3 コメント

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賛成に1票 (VIVI)
2005-06-11 12:54:09
タイトルのとおり、私は賛成です!

宮島沼ピンポイントだけではなくその周りの環境(田んぼや防風林など)も重要な場所だと思います。

貴重なお話を聞くことが出来る機会になると思いますので、是非開催してたくさんの人に聞いて頂けたらといいですね!

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最近出過ぎ? (DTY)
2005-06-11 16:04:57
DTYです。最近登場しすぎでしょうか。



それはさておき、私も賛成です。沼だけでなく、周辺の環境も大事、というのはまさにその通りですね。本州のほうだと「ふゆみずたんぼ」とか「水張り休耕田」とか色々な試みがされていますので、そういった活動を参考にするのも良いでしょうね。まあ、北海道では冬に水を張るわけにはいきませんが。色々な活動ができると良いですね。

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ご意見ありがとうございます (ウシ)
2005-06-13 13:10:46
こんにちは。VIVIさん、DTYさん、ありがとうございました。なんとか実行する方向で動きたいと思います。



会だけでは宇根さんをご招待するために充分なお金を用意できないため、いろいろな方法を考えていましたが、なかなか難しいです。今後、環境保全型農業にとりくんでいる農家さんや農業団体にPRにいって、少しでもカンパしてもらえるようにしたいと思っています。



まわりに聞いてみても、興味を持ってくれる人が思った以上に多く、とても嬉しいでっす。
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