宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

そらまめ栽培講習会が開催されました

2020年09月15日 14時28分02秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年9月10日に,JA新みやぎ栗っこ園芸センター主催のそらまめ栽培講習会が管内2会場で開催され,JAのそらまめ部会員や新規栽培者など44名が参加しました。
 そらまめ栽培の基本技術については(有)兵藤種苗商事の尾形氏が,病害虫防除については普及センターが担当し,尾形氏からは播種のタイミングや播種時の注意点,畑の準備や追肥のやり方など,栽培のポイントとなる部分を中心にご説明いただき,普及センターからは,そらまめを栽培する上で最も警戒しなければならない病害虫として,ウイルス病と赤色斑点病に対象を絞り,発生生態や防除方法について詳しく説明しました。
 参加者からは,播種時に使用する被覆資材や連作障害,農薬と葉面散布肥料の混用など多くの質問が寄せられ,活発な情報交換が行われました。なお,次回は3月のお彼岸前に,パオパオ除覆後の栽培管理に関する現地検討会が行われる予定です。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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JA新みやぎ南三陸果樹生産部会の視察研修会が行われました

2020年09月15日 11時25分17秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JA新みやぎ南三陸果樹生産部会では,りんごを中心になし,もも,ぶどう等の生産に取り組んでいます。
 令和2年9月10日に農業・園芸総合研究所を訪問し,花き・果樹部の大沼欣生総括研究員から新技術や新品種特性などについて学びました。りんごはジョイント樹形を見学し,収量性や作業性などについて説明を受けました。また,毎年開催されるりんご栽培研修会で剪定している南三陸地区の剪定樹を見学しました。夏季の着果状況や枝の混み具合等を確認することで,来年の剪定の方向性について検討することができました。ぶどうは品種ごとに特性を説明していただき,生産者は熱心に質問を行っていました。今後の果樹経営をより良くするための有意義な視察研修会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター
 先進技術班
 TEL:0226-25-8069 
 FAX:0226-22-1606

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いちごの定植が始まりました

2020年09月14日 17時48分04秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 9月に入り、いちごの定植時期を迎え、JAみやぎ亘理の施設において花芽の検鏡が行なわれています。
普及センターとJAとが協力し、8月24日から9月18日まで毎日、花芽分化の確認を行っています。実体顕微鏡を使って、いちご苗の小さな成長点の葉を一枚ずつめくって花芽ができているかを1本1本丁寧に診断しています。定植前に花芽を確認することで、年末のクリスマスに出荷する苺が確実にとれるようにするためで、確認ができた生産者から順次定植作業に入っています。

 本年の定植作業は最も早い生産者で8月下旬から始まっており、出荷は早ければ10月中旬頃の見込みです。新品種「にこにこベリー」も順次花芽が確認されて、早い方で8月下旬から定植が始まっているところです。
 亘理普及センターでは、今後も新品種「にこにこベリー」を含め、いちごの安定生産を支援していきます。

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きゅうり栽培コンサルティング技術高度化セミナーの開催

2020年09月14日 14時46分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 9月10日と11日に,第1回きゅうり栽培コンサルティング技術高度化セミナーが開催されました。10日は合同庁舎ごとにウェブで座学研修が行われ,11日はJAみやぎ登米胡瓜部会員の環境制御実践者のほ場2か所(中田町)を会場に,現地指導と座学研修が行われました。新型コロナウイルス感染対策として,他地域の普及指導員や生産者は,各地でウェブを介して研修が行われ,総勢25名が受講しました。

 (株)デルフィージャパンの斉藤章氏と加納賢三氏を講師に,きゅうりの環境制御の取組方や今後の栽培管理の注意点について学びました。現地研修では,暑さによる呼吸消耗対策として,カーテンを用いた遮光の実施や暖房機の送風モードの活用が紹介されました。また,べと病の蔓延対策として,葉水を出さないEC管理等について指導を受けました。座学研修では,植物の吸水の仕組みや灌水量を把握する重要性,日射量に応じて灌水量を補正する必要性等を学びました。

 本セミナーは9月から2月まで毎月1回開催される予定で,普及センターでは,今後も栽培技術向上のため,環境制御技術等の実践を支援してまいります。

 

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

 


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亘理地域農業普及活動検討会を開催しました。

2020年09月14日 14時36分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
令和2年9月9日に,第1回亘理地域農業普及活動検討会を開催しました。
この検討会は,関係機関(市町,農協)や商工団体,農業者などの外部評価委員に対して,今年度の活動計画やこれまでの取組状況等について説明し,計画の妥当性や活動手法などについての評価や課題解決に向けた助言を頂くため,毎年2回開催しています。
今回の検討会では,令和2年度普及指導計画の概要を説明するとともに,重点的に支援している活動(プロジェクト課題)のうち,新規の2課題(新品種「にこにこベリー」導入定着によるいちごの安定生産を支援する課題,「シャインマスカット」の栽培技術力の向上による生産拡大を支援する課題)について,現地視察を行った後,これまでの取組状況や今後の支援計画などについて説明しました。
委員からは,亘理地域の特性と課題を的確に捉えた支援が行われており,農業者との連携も密に取られているといった評価をいただくとともに,活動の成果をより多くの農家に普及・浸透されることを期待するといった意見をいただきました。
今後は,これらの意見を参考にしながら,今年度後半の支援活動に取り組んでまいります。





<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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「だて正夢」及び「金のいぶき」収穫前研修会を開催しました

2020年09月14日 12時54分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和2年9月10日に大崎市三本木で宮城県米づくり推進大崎地方本部主催の『「だて正夢」及び「金のいぶき」収穫前研修会』を開催しました。
 研修会には生産者や関係機関など約40名が参加し,大崎農業改良普及センターより「だて正夢」と「金のいぶき」の展示ほの生育概況や収穫時の留意点について説明しました。展示ほ場の生産者からは「今年は7月に低温・長雨があり栽培管理に苦労した」との意見がありました。
 大崎地方本部管内の「だて正夢」の作付面積は年々増加していますが,「金のいぶき」は減少しており,さらなる生産拡大が求められています。
 大崎農業改良普及センターでは「だて正夢」及び「金のいぶき」の安定生産に向けて引き続き技術指導を行ってまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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JAいしのまき麦栽培講習会が開催されました

2020年09月14日 10時47分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和2年8月31日にJAいしのまき転作部会主催の麦栽培講習会が開催されました。生産者25名程度参加し,令和2年産麦類の振り返りと令和3年産に向けての栽培管理のポイントについて確認しました。
石巻管内の令和2年産麦類は,令和元年東日本台風の影響で播種が遅れ,年内の生育量の確保が難しい状況でした。その後,暖冬の影響で生育量は回復傾向を示したため,排水条件が良く追肥や麦踏み等の適期管理を実施できたほ場は収量が高い傾向でしたが,極端に播種が遅れたほ場や定期的な降雨によって適期管理が難しかったほ場は収量が低い傾向となりました。収量は,大麦は平年を下回り,小麦は平年並という結果となりました。品質は,播種遅れや4月の低温によって出穂が遅れたこと,出穂後の高温によって急激に登熟が進んだことなどにより大麦・小麦ともに平年を下回る結果となりました。
 令和3年産麦類については高収量・高品質に向けて播種や湿害対策,雑草対策など各栽培管理項目毎にポイントの確認を行いました。適期の播種時期まで1ヶ月程度となったため,生産者は真剣な面持ちで栽培管理のポイントについて確認していました。
 普及センターでは,今後も高収量・高品質な麦類の生産に向けて,生産者に対し引き続き栽培管理の支援を行っていきます。


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種子大麦の生産物審査証明書を発行しました

2020年09月14日 10時38分59秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 石巻管内では,本県で六条大麦の優良品種に指定されている「シュンライ」,「ミノリムギ」,「ホワイトファイバー」の3品種の種子が約25haで栽培されており,県内で生産される種子大麦の約8割の生産量を担っています。
 普及センターでは,生産された種子大麦について,種子として発芽率等の基準を満たしているか審査を行っています。併せて,農協で種子としての品質を満たしているのか農産物検査が行われます。この審査と検査の両方の基準を満たした大麦だけが,令和3年産用の種子大麦として,播種されることとなります。
 今年,審査した種子大麦は,発芽率等の基準を満たしていたので,8月24日から26日にかけて,生産物審査証明書を発行しました。
 管内の令和2年産大麦については,昨年の令和元年東日本台風の影響で播種が遅れたことによって生育量は平年よりも少なく推移しましたが,種子生産を担う生産者の適期栽培管理によって,契約数量以上の種子が無事生産されました。
 普及センターでは,今後も優良種子の生産に向けて,生産者に対し引き続き栽培管理の支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999



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スマート農業実証のためのドローン実演会が開催されました

2020年09月14日 08時16分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和2年9月3日に中山間地域におけるスマート農業技術を活用した精密,省力な種子生産実証の一環として,ドローンによる病害虫防除の実演会が加美町で開催されました。
 当日は,実証コンソーシアムメンバーの他,近隣農業高校等が参加しました。
 実演会ではドローンを用いた自動運転による病害虫防除作業と2台のドローン協調による防除作業の実演が行われました。
 自動運転中,オペレータがコントローラから手を離していても,防除作業はスムーズに進んでいました。また,2台協調作業では,ドローン間の安全な距離を確保するため,2台目のドローンが少し遅れて作業するように設定されていました。
 実証農場のオペレータからは,思っていたよりも操作が簡単で,防除作業の効率化に繋がったとのコメントがありました。
 また,近隣農業高校の学生から,水田の肥料散布には大変苦労している。ドローンがあれば肥料散布も楽に効率よくできると思ったとの意見発表もありました。
 普及センターでは,引き続き中山間地域の種子生産におけるスマート農業の実用化に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。






<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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栗原地域で水稲品種「だて正夢」の栽培塾を開催しました

2020年09月11日 13時12分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年8月24日に栗原市内の「だて正夢」生産者を対象とした“「だて正夢」栗原地域栽培塾”を築館地区で開催し,生産者・関係機関など18人が今後の栽培管理等について学びました。
 はじめに室内研修として,全農宮城県本部米穀部米穀販売課から米の需給・販売動向や本年度の「だて正夢」PR活動など,最新の米穀情勢について報告を受けた後,普及センターからこれまでの生育の振り返りや今後の収穫・調製のポイントなど,「だて正夢」の栽培管理技術について説明するとともに,「だて正夢」栽培技術の一層のレベルアップが図られるよう,県内で高品質安定生産を実現している優良事例も紹介しました。
 次に現地研修として,普及センターが築館地区に設置している「だて正夢」現地栽培技術普及展示ほの生育状況を見学しました。生産者同士の情報交換も行われ,適期刈取りや適正な乾燥調製について意識を高める契機となりました。
 普及センターでは,「だて正夢」が高品質で良食味の評価が得られるよう,今後も関係機関と連携し支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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