宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農村レストラン「味の里」をより良くするための視察研修会を開催!

2014年01月07日 15時46分54秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 11月19日(火),丸森町の農産物直売所「いきいき交流センター大内」に併設する農村レストラン「味の里」の視察研修会を開催しました。

 「味の里」は平成18年にオープンし,これまで地場産食材を使用したヘルシーメニューを中心に運営を行ってきました。今年はオープン7年の節目を迎え,より広い客層の開拓とさらなる売上向上を目指し,フードコーディネーターの早坂具美子氏を講師として,新たなメニュー開発に取り組むこととしています。

 メニュー開発に先立ち,早坂氏がプロデュースした蔵王町のレストラン「左エ門」のほか,高い集客力と売上を確保している管内の2つの農産物直売所「産直市場 みんな野」(蔵王町)と「産直広場 あぐりっと」(角田市)への視察研修会を開催し,「味の里」の女性スタッフ10名が参加しました。

 「左エ門」では,地場産の旬の食材を使用したランチメニューを実際に食べながら,料理を美しく見せる器の選び方や盛りつけ方法等について学びました。また「みんな野」では,集客に向けたイベントや新たな商品開発などの取組について,「あぐりっと」では,主に併設する農家レストラン「稲カフェ」の運営状況についてお話を伺いました。

 参加者からは,メニュー開発を含め料理の見せ方など,自分たちのレストランの改善のためにとても参考になったとの感想が寄せられました。特に「稲カフェ」では,責任者の目黒氏より,週替わりランチのメニュー開発をはじめ,メニュー表示や店内のレイアウトの作り方などについて説明を受け,刺激を受けたようでした。レストランを運営する同じ女性同士,活発な意見交換が行われ,大いに盛り上がりました。

 「味の里」では,今後12月から2月にかけて数回研修会を開催し,新メニューの開発と,メニューや店内のレイアウト等の改善に取り組む予定です。普及センターでは,これらの取組による「味の里」の経営発展を支援していきます。

 

「左エ門」での研修風景          「みんな野」の取組説明         「稲カフェ」の運営状況説明

                         

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL:0224-53-3431  FAX:0224-53-3138

 

 


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JA古川ぶどう栽培講習会の開催

2014年01月06日 16時54分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 12月24日にJA古川清滝支店会議室で,農業園芸・総合研究所の柴田技師を講師に迎えて「ぶどう栽培講習会」が開催され,生産者など約20名が参加しました。
 農園研よりぶどうの今後の管理について,JA会議室でハウスぶどうの生育の特徴,管理のポイントなどの丁寧な解説があり,その後生産者のパイプハウスに移動して,品種毎のせん定の実演と実習を行いました。JA会議室に戻ってからの質疑応答では,活発な意見が交わされ,当地域では早だしを考えるよりも,クリスマス出荷を狙った栽培管理の有利性について理解が進んだようでした。また,参加者からは非常にわかりやすかったと好評でした。
 普及センターでは,引き続きぶどうの栽培管理技術の向上に向けて,支援をしていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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農事組合法人舘島田生産組合の創立総会が開催されました。

2014年01月06日 16時10分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

8年間ぐるみ型集落営農組織として活動してきた角田市の舘島田生産組合が農事組合法人に移行するにあたり,平成25年12月15日に創立総会が行われました。

舘島田生産組合(構成員27名のうち発起人13名)では所有する農地及び隣接する周辺農地を保全管理し,耕作するための持続可能な経営体を創るため,法人化に向け関係機関や税理士等の専門家の指導を受けながら集落内で約1年かけて,合意形成を図り,準備をしてきました。

当日は,構成員のうち24名(委任状3名)及び来賓として普及センター,角田市やJAみやぎ仙南等,5関係機関から計7名が出席しました。

 

当日提案された事業目論見書・定款,内部規定,役員選出(理事7名)が原案どおり承認され,法人名は慣れ親しんだ既存組織名を引継ぎ「農事組合法人舘島田生産組合」とし,法務局の年始の第一営業日である1月6日(月)に登記申請を行う予定です。

直後に開催された第1回理事会で代表理事に既存組織の組合長である小野良雄氏が選任されました。

当普及センターでは,プロジェクト課題対象である当法人に将来的に渡って安定的で活力ある集落農業が営まれるよう支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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「いしのまきの和牛・地産地消フェア」が開催されました

2014年01月06日 14時04分55秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成25年12月21日,JAいしのまき(石巻西農業倉庫)で「いしのまきの和牛・地産地消フェア」が開催されました。
 JAいしのまき主催の「産直市」と併せて開催し,石巻産「仙台黒毛和牛」※の試食会(350食分),いしのまき和牛,牛肉に関するアンケート調査及びパンフレット・冊子を配布しました。 
 「仙台黒毛和牛」の試食コーナーは,「産直市」で買い物を終えた来場者で一杯となり,予定より早く終了する盛況ぶりでした。消費者アンケートも試食前に回答していただきました。また,アンケートに協力いただいた方々には食肉に関する冊子とパンフレットをプレゼントしました。
  アンケートは食肉の消費と知識に関する内容でしたが,「仙台牛」,「仙台黒毛和牛」などのブランドに対する認識度が低いことがわかりました。
 普及センターでは県内産牛肉の消費者理解,いしのまき和牛の地産・地消,消費拡大に向けて支援していきます。
※「仙台黒毛和牛」とは,宮城県内で肥育され,格付がA-4・B-4・A-3・B-3及びC-5の黒毛和牛。

 
      【アンケート調査の様子】 



        【牛肉の試食】

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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夢を描いて 土を耕し 心を耕す ~大崎農業士会第三回研修会~

2014年01月06日 13時30分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

<本文>
  大崎農業士会(会長 佐々木郁郎:指導農業士11名,青年農業士7名)では,有限会社 板倉農産 代表取締役社長 阿部善文さん(登米市)を講師に招き,食“農”教育と共に経営を発展させてきた取組を学びました。
 お米の完全契約栽培(オーダーメイド流通),収穫ほ場と栽培履歴を追跡できるQRコード,自然と共生する農業システムとして考えた限定商品「はつかり」,ピクニックファーム・農業体験学習・農業インターンシップ等,多彩な取組を通して培ってきた“信頼”と“信用”で消費者や若者と強く結び付いているという講演でした。
 「目を輝かせて近づいてくる幼い子を,大きな心で受け止めることができれば,たくさんの農業後継者が育つはず。農家をまるごと体験する“農業大学校の派遣学習”受入は誰にも代わることのできない仕事です。夢を描いて農業を楽しみ,“農業士”の皆さんとともに前進して行きたい。」と締めくくりました。
 普及センターでは,担い手の育成に不可欠,かつ地域農業を牽引する農業士の活動をこれからも支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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「樽柿,ころ柿」発送式

2014年01月06日 11時11分53秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成25年12月10日に,宮城県ころ柿出荷協同組合(組合員70名)のふるさと便「樽柿・ころ柿」発送式が,白石市の事務所前で行われました。

宮城県南西部の地域は,蔵王おろしの乾いた風が吹くことから古くから干し柿生産が盛んに行われています。また,樽柿は,大玉の良質な渋柿をアルコール処理し0℃の冷蔵庫で1か月間かけて渋抜きすることで濃厚な甘みに仕上がっています。

昨年は果実の放射性物質濃度が心配され一部園地で干し柿加工を自粛しましたが,本年は,冬期間のせん定や高圧洗浄による樹体除染の効果でその心配がなくなりました。前年の1.5倍量を出荷する意気込みで,樽柿,ころ柿が北海道や関西方面に発送されています。

普及センターでは,今後も更なる高品質化のため,病害虫やせん定等栽培管理について指導を行って参ります。

     

発送式のテープカット    仕上がり良好の樽柿

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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大張小学校シルク和紙卒業証書を支援しました。

2014年01月06日 10時59分26秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年12月4日に丸森町立大張小学校で6年生児童6人がシルク和紙卒業証書の紙すきを行いました。

 シルク和紙は,宮城県が開発したシルクと桑の皮を材料にした和紙で,平成13年に宮城県国体の表彰状に使用されたことがきっかけで,地域の伝統産業である養蚕について理解を深める学習の一環として,シルク和紙卒業証書の作成が始められました。

 本年は,地元住民の協力を得て,6月にカイコ幼虫の飼育,桑枝条の皮むき, 10月に繭の糸繰りを行い,シルク和紙の材料を準備しました。

 当日は,6年生6人が,水槽にシルクと桑の皮を投入し,金網を張った木枠で紙すきを行い,布に押し付け,窓ガラスに貼り付けて終了しました。3月に卒業証書として各児童へ授与されます。

 当普及センターでは,今後ともこのような小学校における養蚕体験等を通じて,伝統産業の理解を広める学習を支援して参ります。

シルク和紙卒業証書

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

       TEL:0224-53-3431,FAX:0224-53-3138


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