宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「農業未来塾で石巻の若手農業者と農業大学校生が交流を深める」

2013年09月20日 09時08分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 宮城県石巻農業改良普及センターはみやぎ農業未来塾「在学者・就農者コース~技術・経営能力向上講座」を9月13日に開催しました。

 今回のみやぎ農業未来塾では宮城県農業大学校生や新規就農者,石巻地区4Hクラブ員等を対象として,①施設園芸でトマトやきゅうりを生産している農業生産法人の「視察研修」と,②農業に関わる問題の理解度を競いあう「農業技術競技」を行いました。

 視察先の株式会社イグナルファームでは,星名常務取締役から,震災後の取組み,きゅうりや中玉トマトの栽培技術,出荷調製法等について説明がありました。生産物の有利販売や土づくり,ハウス栽培の維持コスト等について参加者から質問があり,予定時間を超えるほど活発に意見交換が行われました。


きゅうり出荷調製用機械を説明する星名常務取締役

 農業技術競技では,参加者が農業問題30問を解答しました。問題には宮城県の食料自給率や新規就農者数,米・小麦・きゅうり・きくの栽培技術,口蹄疫や堆肥の成分等に関することを出題しました。「問題が難しかった」との意見もありましたが,「宮城の農業を知れて良かった」,「地域に新規就農者がいないため,県内には170人も就農者がいて驚いた」といった感想も聞かれました。


真剣に問題を解く参加者

 また,未来塾終了後は4Hクラブ員の自宅でバーベキューを行い,4Hクラブ員と学生が交流を深めました。

 普及センターでは,今後も地域農業の担い手の資質向上や仲間づくりに取り組んでいきます。

≪連絡先≫
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0225-95-1435


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「くりはらMMN塾」農業経営コース,農業簿記基礎講座をスタートしました。

2013年09月19日 09時14分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年8月22日(木)から,「MMN塾農業簿記基礎講座」を開催しました。MMN塾とは,『もっと(M)もうかる(M)のうぎょう(N)』をテーマに農業従事者の技術や経営におけるスキルアップを目指すもので,カリキュラムの1つが,農業経営コース,農業簿記基礎講座です。
 講座は,伝票を使用して手書きで複式簿記の基本を徹底的に学ぶ事を目的にしたもので,簿記は初めての方からパソコン簿記の記帳者まで幅広い層を対象としています。参加されている方々の習熟度はそれぞれですが,講師は普及指導員のほかにJA職員を4~5名で受講者をサポートしています。
 農業簿記基礎講座は8月22・28・29日,9月5・12日の計5日,受講を希望される方の都合に合わせて参加できるよう,昼と夜の2回同じ内容で複式簿記の基本となる取引の記帳を一通り説明・演習し元帳への転記から財務諸表の作成まで行います。講習会には,第1回目から昼・夜合わせて70名を超える農業者の方々が参加しています。
 講座は開始1時間前には開場し,受講者が復習や質問を出来る時間を設けており,早めに席に着き,記帳作業や質問をする方々が見かけられました。
 平成26年1月には,今回の受講者を対象にパソコン簿記の講座を開講する予定です。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       
FAX:0228-22-6144


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仙南地域農業普及活動の中間検討会が開催されました。

2013年09月18日 15時28分30秒 | その他

去る9月5日に仙南地域における今後の普及事業のあり方について検討するために,生産者や消費者の代表等の外部の有識者4名が参加して普及活動の中間検討会が行われました。

 

今回は平成25年度の普及指導計画の概要に加えて,プロジェクト課題の中から「①魅力ある宮城の農業・農村再興プロジェクトのうち園芸作物生産拡大」「②風評被害に負けない強い産直に向けた経営体制づくり」の2課題のこれまでの活動状況を,丸森町不動直売センターブドウ研究会のブドウほ場や丸森町大内の直売施設「いきいき交流センター大内」の2か所の現地視察を交えて説明しました。

 

参加委員からは,「ブドウ等の園芸作物の拡大で丸森町と生産者・関係機関のタックの組み方が素晴らしい。他の市町でもこのような取組ができれば」「震災後の風評被害で大内の直売所の売上はダウンしているが,目玉商品の確立とイベント等によるアピールをすればもっと元気が出る。」などの意見が出されました。

当普及センターでは、今回の意見や要望を参考にこれからの活動に取り組んでいきます。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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「若手農業者が将来の夢を宣言」

2013年09月17日 13時44分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 9月5日~6日に「東北農村青年会議青森大会」が青森県三沢市で開催されました。大会初日には各県の農村青少年クラブ代表者によるプロジェクト発表と意見発表,また,青森県田舎館村の田んぼアートで地域活性化に取り組んでいる事例紹介がありました。2日目には青森県のさまざまな農業分野の視察研修が行なわれました。

 意見発表の部では宮城県代表として,石巻地区4Hクラブ連絡協議会の佐々木崇さんが発表しました。発表課題は“農家になりたい”です。

 佐々木さんは,緊張した面持ちの中,農家になるまでの経緯,直売での悩みとその解決手法,家族を支え花を希望にしたいという将来の夢について堂々と発表しました。

 惜しくも全国大会出場には至りませんでしたが,「今回の発表は大変勉強になった。次はプロジェクト課題で上を目指したい」と次の大会へ向けた抱負を述べていました。

 普及センターでは,引き続き,新規就農者や農業後継者の資質向上に取り組んでいきます。


発表を終え,笑顔を見せる佐々木さん(中央)

≪連絡先≫
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0225-95-1435


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古川4Hクラブによる親子農業体験学習の開催

2013年09月13日 17時50分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成25年8月31日に,大崎市生涯学習センター(以下パレット大崎)において,大崎市及び加美郡の小学生以上の親子40名程を対象とした「ずんだ餅づくり」の体験学習が行われました。これは古川地区農村青少年クラブ(以下古川4Hクラブ)とパレット大崎との共催により開催された子ども農業体験学習の第3回目の取り組みです。
 参加者,は第1回目(6月9日)に枝豆を植え付けし,第2回目(7月14日)に除草・土寄せ作業を行いました。今回はその枝豆の収穫と,パレット大崎の研修室で「ずんだ作り」及び「餅つき」を体験しました。
 参加者は楽しんで学習している様子で,体験学習の終了後,4Hクラブ員やパレット大崎職員へ感謝の言葉も多く寄せられました。
 古川地区4Hクラブでは,この他にも,農村青年の主張大会,先進地域の視察,消費者との交流会の開催を予定しております。農業後継者同士の情報交換や仲間づくりをしたい方など,4Hクラブに興味のある方は,普及センターまで連絡をお願いします。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班 (担当:松谷)
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910

    


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大唐桑を活用した加工品の現地指導会を開催

2013年09月11日 16時44分19秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成25年9月6日,気仙沼市唐桑町中井公民館で,普及センター主催による農商工連携支援事業に係る現地指導会を開催しました。
 唐桑町では,10年前から大唐桑栽培愛好会を結成し,「大唐桑」の栽培に取り組み,「桑の実ジャム」「桑茶」の商品化を行いました。
 愛好会の千葉会長より,「より売れる商品にしたい。また,色々な商品化も考えているのでアドバイスが欲しい」という依頼があり,今回の現地指導会を開催することとなりました。
 講師としてお迎えした,商品開発コーディネーターの五日市さん(岩手県盛岡市)から,
 ・出口を考えないで作る人が多いので,どこで・誰に売るのか考えること。
 ・全国に桑を使った商品があるので,物語を考えて他産地と差別化して欲しい。
 ・店舗販売を考えるなら,売り先の掛け率を考えて。
 ・昔は「大は小を兼ねる」と言ったが,今は,高齢者や単身世帯が多くなり「小は大を兼ねる」時代となったので小容量の商品化も考えて欲しい。
 などと商品作りについてのアドバイスがありました。
 その後,既存商品の「桑の実ジャム」「桑茶(パウダータイプ)」の他に,考案中の「桑塩」「桑こんにゃく」「桑の新芽天ぷら」について,試食しながら指導会を行いました。
 普及センターでは,地域の特産品を活かした新たな商品作りの取り組みを今後も支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202
 
       電話 0226-29-6044


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直売所の目玉商品に!丸森町ぶどう研究会視察研修会を開催

2013年09月11日 13時29分13秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成25 年9月9日丸森町不動直売センターのぶどう栽培者を対象に,試験場視察研修会を開催しました。
 直売センターでは,平成13年から水稲育苗ハウス等を活用したぶどう栽培に取り組み,「紅伊豆」や「スチューベン」,「藤稔」などの品種を販売し,生産量も次第に増加しています。
 今年度は無核化(種なし化)に取り組む会員が増加し,約半数の会員が無核化を行ったほか,近年人気があるシャインマスカットを導入するなど,消費者ニーズにあったぶどうづくりを行っています。
 研修会当日は,会員12名と丸森町農業創造センター担当者が出席しました。研修会では,農業・園芸総合研究所園芸栽培部果樹チーム柴田技師を講師に,適正な着果量や着色管理を学んだほか,新品種の特徴などの講習を受けました。会員からは新梢管理や品種の特徴などについて質問が出されるなど,栽培技術向上の意欲が伺えました。
 今後も高品質な果実の生産を目指し,普及センターでは生産者の技術向上に向けた取り組みを支援していくこととしています。
 また,9月14日(土)午前9時半より,不動直売センター(住所:宮城県伊具郡丸森町字上滝西56)において『清滝ぶどうまつり』が開催されます。「藤稔」,「紅伊豆」等の試食もございますので,是非ご参加ください。詳細については丸森町不動尊市民農園管理組合0224-73-1150(9:00~16:00)までお問い合わせください。


  ぶどう祭りへの出荷を待つ「藤稔」

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
 TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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「商品が売れる」を作り出すための研修会を開催

2013年09月11日 13時19分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 当仙南地域では変化に富んだ地形を活かした稲作に偏らない園芸作物,畜産や特用林産物など多様な生産活動が営まれています。
 平成23年3月に発生した東日本大震災や東京電力福島原子力発電所事故等の影響により,未だ一部に風評被害が発生している状況にあります。
 そこで,自分たちが生産した安全な農産物を「価値ある商品」とするためのヒントや,農産物直売所等で「価値をどう伝えるのか」等の手法を学び,「売る」から「売れる」風評被害に負けない「商品(農産物)」とするための研修会を去る8月21日(水)に管内の直売所や若手農業者,認定農業者の方々を対象に開催しました。
 研修会では「商品が売れる」を作り出すために~価値を伝える重要性~と題してライズマーケティングオフィス株式会社代表取締役田中みのる氏の講演がありました。また,講師の田中みのる氏には,講演前日に農産物直売所4ヶ所を普及センターの職員と一緒に回っていただき,直売所の雰囲気,商品の陳列や接客状況等を確認しながら直接アドバイスを受けました。これらの状況については講演内容にも盛り込まれ,これまで田中先生が各地で確認された具体的事例と併せ説明がなされました。
 講演で先生が強調していた,「価値が伝わらなければ存在しないと同義である」との言葉に,参加者全員が納得していました。
 また,直売所で売り上げを伸ばすためには「正しいからやるではなく,楽しいからやる」というスタンスが必要で,やっている人達が「楽しい」と自然と続き,自分が「楽しい」からやるがお客様に伝わります。とのアドバイスもいただきました。
 普及センターでは地域のアグリビジネス経営体やアグリビジネスを目指す農業者に対し,今後も積極的に支援を行っていきます。

 
熱心にアドバイスを聞く直売所関係者

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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「第2回 仙台農業復興塾」を開催しました

2013年09月11日 09時57分15秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成25年8月29日に仙台農業改良普及センターは仙台東部地区の農業者を対象に「第2回仙台農業復興塾」を開催しました。仙台農業復興塾は,東日本大震災による津波の被害からの農業の復興に向け,農山村地域経済研究所長の楠本雅弘氏を講師に迎えてJA仙台と共催で本年度4回シリーズで行っているものです。
 2回目の今回は農業生産組織の代表者など約30名が参加しました。講師からは,様々な人々に地域農業の復興に参加してもらう仕組みづくりなどについて話があったほか,農業生産組織の運営の参考になる他県の事例が紹介され,参加者は熱心に聞き入っていました。
 3回目以降は具体的な経営管理について学んでいく予定です。普及センターでは,復興塾の開催と個別支援活動を通じて,仙台東部地区の農業の復興を支援して行きます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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平成25年度 農村女性起業家講座~スタートアップ編~第3回開催

2013年09月11日 09時39分32秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成25年8月30日(金),起業を目指す農村女性を対象に,「平成25年度 農村女性起業家講座~スタートアップ編~第3回」を,宮城県図書館研修室で開催しました。
 今回は,経営コンサルティング波多野事務所の波多野卓司先生を講師に,「事業の理念とコンセプトづくり」について学びました。
 起業にあたって「押さえておいた方がいいポイント」を,わかりやすく丁寧にお話しいただき,緊張していた参加者からは時折笑い声もあがりました。
 参加者からは「理念とか,コンセプトとか,『面倒なもの』という認識しかなかった。おろそかにしてはいけない部分だということを実感した」との感想が聞かれました。
  普及センターでは,今後も研修会を継続して開催し,女性農業者の起業に向けて支援を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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