平成25年3月7日に登米合同庁舎において「活き活きパートナーシップ研修会」を開催し,「東日本大震災から立ち上がる女性のちから」と題して,福島県の仮設住宅で「までい着」作りに取り組む佐野ハツノ氏に講演していただきました。研修会には登米市内の女性農業者29人が参加しました。
佐野氏は福島県飯舘村で農業を営んでおられましたが,福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされました。現在は仮設住宅の管理人として村民のお世話に奔走すると同時に,落ち込んでいる村の女性達を励まそうと,古い着物を上着やもんぺに作り直した「までい着」作りに取り組み,「いいたてカーネーションの会」を設立されました。佐野氏は会長として,古い着物の収集や販路確保,販売会での接客対応等を行っています。
講演では震災当時の村の状況や,高齢者が多い仮設住宅を運営する上での悩み,「までい着」作りによって戻ってきた女性達の活き活きとした姿についてお話がありました。また,「までい着」作りを継続するに当たっての課題や,今後の抱負についてもお話していただきました。講演終盤には佐野氏から,「飯舘村に帰村できるのは孫やひ孫の代になるかもしれないが,孫達のために,今我々が頑張っておきたい。」とメッセージがあり,参加者からは盛大な拍手が起こりました。
仮設住宅の運営や村民の自立に向けて取り組む佐野氏の講演は,登米市の女性にとっても震災からの復興や地域活性化のために大変参考になりました。
普及センターでは今後も女性農業者の資質向上に継続して取り組んでまいります。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603
FAX:0220-22-7522
佐野氏は福島県飯舘村で農業を営んでおられましたが,福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされました。現在は仮設住宅の管理人として村民のお世話に奔走すると同時に,落ち込んでいる村の女性達を励まそうと,古い着物を上着やもんぺに作り直した「までい着」作りに取り組み,「いいたてカーネーションの会」を設立されました。佐野氏は会長として,古い着物の収集や販路確保,販売会での接客対応等を行っています。
講演では震災当時の村の状況や,高齢者が多い仮設住宅を運営する上での悩み,「までい着」作りによって戻ってきた女性達の活き活きとした姿についてお話がありました。また,「までい着」作りを継続するに当たっての課題や,今後の抱負についてもお話していただきました。講演終盤には佐野氏から,「飯舘村に帰村できるのは孫やひ孫の代になるかもしれないが,孫達のために,今我々が頑張っておきたい。」とメッセージがあり,参加者からは盛大な拍手が起こりました。
仮設住宅の運営や村民の自立に向けて取り組む佐野氏の講演は,登米市の女性にとっても震災からの復興や地域活性化のために大変参考になりました。
普及センターでは今後も女性農業者の資質向上に継続して取り組んでまいります。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603
FAX:0220-22-7522