写真:ダイズシストセンチュウ発生ほ場から採取した株
上:被害株 下:隣接する健全ほ場の株
登米市は県内で第2位の作付面積を持つ大豆産地です。平成27年12月21日に,登米市豊里町で大豆生産に取り組む生産者が集まり,大豆栽培研修会が開催されました。
豊里町では固定転作を行っており,連作年数が多くなるにつれ地力の低下やダイズシストセンチュウの発生など,連作障害が現れてきています。この研修会では,連作障害への対策,特に大豆作付間の緑肥栽培による対策を中心にメーカー各社及び普及センターから情報提供を行いました。一部のマメ科緑肥作物の作付がセンチュウ被害・地力低下双方の対策となる可能性が示され,参加者からは栽培方法等について質問が相次ぎました。
本年は開花期ごろまでは高温・乾燥状態が続き,お盆ごろからは一転して雨ばかりという大豆には過酷な気象条件でしたが,各生産者の努力により平年並みの収量を確保できたところが多かったようです。
普及センターでは今後とも,収量・品質の向上に努め,登米市の大豆生産を支援していきます。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522