近年,酪農家では受精卵(ET)和牛子牛によって副収入源を確保する経営方法が広まりつつあります。このET和牛子牛生産を取組み始めたメンバーが仙南地域では酪農ガールズに多いため,普及センターでは肥育農家である伊東牧場へ視察研修会,京都微生物研究所によるワクチン講習会の開催,体重測定及び飼養状況の巡回指導等により,酪農家のET和牛子牛生産の支援をしてきました。
毎月上旬に美里町の宮城県総合家畜市場で行われている受精卵市場では,出荷する酪農ガールズメンバーと普及センターで県内各地のET和牛子牛を見ながら,どのような子牛が高く購買されているのか勉強しています。酪農ガールズメンバーが愛情込めて育てたET和牛子牛も高値で販売されることが多くなり,さらに営農意欲を増しているようです。
今後も普及センターでは酪農家の経営力向上のため支援してまいります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138