平成25年12月4日に丸森町立大張小学校で6年生児童6人がシルク和紙卒業証書の紙すきを行いました。
シルク和紙は,宮城県が開発したシルクと桑の皮を材料にした和紙で,平成13年に宮城県国体の表彰状に使用されたことがきっかけで,地域の伝統産業である養蚕について理解を深める学習の一環として,シルク和紙卒業証書の作成が始められました。
本年は,地元住民の協力を得て,6月にカイコ幼虫の飼育,桑枝条の皮むき, 10月に繭の糸繰りを行い,シルク和紙の材料を準備しました。
当日は,6年生6人が,水槽にシルクと桑の皮を投入し,金網を張った木枠で紙すきを行い,布に押し付け,窓ガラスに貼り付けて終了しました。3月に卒業証書として各児童へ授与されます。
当普及センターでは,今後ともこのような小学校における養蚕体験等を通じて,伝統産業の理解を広める学習を支援して参ります。
シルク和紙卒業証書
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
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