宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

GAPに取り組む経営体の現場力向上支援を行っています

2019年11月19日 17時15分08秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは,農業において,食品安全や環境保全,労働安全等を目的として生産工程を管理する取り組みのことです。GAPに取り組むことで,生産性や効率性,経営意識等の向上につながる効果が期待されますが,作業に従事する人が農場の方針や問題点を共有し,取り組みに積極的に参画することが重要です。
 (株)未来彩園は,大衡村でトマトの養液栽培を行なっている農業生産法人で,平成30年にASIAGAP認証を取得しました。創業以来,安全・安心でおいしいトマトの安定生産に取り組んできましたが,GAP認証取得を契機として,パート社員も含めた全社員が自発的に職場の問題に気づき,改善しようとする組織風土づくりのための活動を開始しました。普及センターでは,今年度より,(株)未来彩園の全社員の意識改革に向けた取り組みについて支援を行い,経営改善モデル経営体の育成を図っています。
 具体的な取組内容として,9〜10月にかけて3回,改善活動のためのワークショップを全社員で行いました。また,ワークショップ開催前の8月には,ワークショップを行う意義を理解し意識醸成を図るための研修会を行いました。
 ワークショップは,(公財)みやぎ産業振興機構と連携し,HS経営コンサルティング株式会社の本田氏を講師に招き開催されました。話し合いは,実際の作業班ごとに分かれて「自分たちの仕事の工程」をテーマに行いました。まず,普段の作業内容の棚卸をし,その中で自分たちができていることの確認と共有を行い,問題点については,原因と合わせて解決策を検討しました。さらに,班ごとに今後の目標やビジョンを検討,策定しました。最後に,これまでに話し合ったまとめと班ごとの目標を全体に向けて発表することで,改善に向けた意識統一が図られました。話し合いを重ねることで,話し合うことの必要性を感じるきっかけにつながったようです。
 普及センターでは,話し合いが定着し,改善提案ができる経営体を目指し,今後も引き続き支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

この記事についてブログを書く
« JA新みやぎ南三陸地区本部... | トップ | トウキ生産安定に向けて視察... »
最近の画像もっと見る

②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成」カテゴリの最新記事