平成28年2月3日,JAいしのまき稲作部会総合検討会が遊楽館(石巻市北村)で行われ,関係機関も含めて100人以上の出席がありました。
普及センターからは,平成27年産水稲の作柄と来年度に向けた対策について研修を行いました。平成27年産米は,登熟初期の高温やその後の低温寡照などにより白未熟粒などが多く,宮城県の1等米比率が過去10か年の平均値86.6%を下回る83.0%(12月末現在)となるなど品質低下が問題となったことから,その詳しい要因や次年度に向けた技術対策について説明しました。
また,平成27年産水稲において県内で広くQoI剤耐性いもち病菌が確認されたことから,古川農業試験場作物保護部の研究員より,QoI剤耐性菌の確認状況と今後のいもち病防除について研修が行われました。生産者は,耐性菌の確認により環境保全米用の箱処理剤が変更されることから,熱心に研究員の話を聞いていました。
普及センターでは,今後も高品質米の高位安定生産に向けた支援を行っていきます。
〈 連絡先 〉
石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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