宮城の農業普及現地活動情報

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秋冬どりキャベツの産地化に向けて~栽培講習会で基本技術を確認

2011年08月04日 15時12分33秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成23年度からJA栗っこの重点振興品目の一つとしてキャベツの生産振興が進められることとなり,その一環として,7月12日にJA栗っこ築館支店を会場として栽培講習会が開催されました。市内各地から22名の生産者と,JA各地区の営農担当者が参集し,キャベツ栽培の基本技術を確認しました。
 はじめに,(株)渡辺採種場研究部次長の佐々木氏より,栽培管理における重要ポイントとして,発芽時の日よけ,ハウスの温度管理,かん水のタイミングなど高温に留意した育苗管理のほか,ほ場の土づくりや施肥管理について説明がありました。普及センターからは病害虫防除対策として,べと病等の予防対策,殺虫剤の系統と防除効果,液剤のセルトレイ処理の方法などについて説明しました。
 JA栗っこでは作付面積3ha,出荷量120tを目標に作付誘導を行っており,各支店ごとに展示ほを設けて,生育状況確認や栽培指導を行っていくこととしています。今夏も高温になることが予想され,育苗環境が厳しくなることが懸念されますが,普及センターもJA担当者と連携しながら,目標出荷量確保に向けて支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144
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