当普及センターでは,JAみやぎ仙南蔵王地区いちご部会(会員13名)を対象に,プロジェクト課題として販売額1億円(令和3年産)を目標に「新しい生産技術の導入によるいちごの産出額向上」に取組んでいます。
蔵王地区のいちご栽培は,従来からのパイプハウスによる土耕栽培が中心で高齢化が進んでいるため,高額な施設整備への投資は難しい状況です。そのため,家庭用ファンヒーターを活用してハウス内二酸化炭素濃度を調整し,光合成を促進させたり,白マルチによる採光改善で生産量向上を目指しました。
令和元年6月18日に蔵王地区いちご部会総会が開催され,JAみやぎ仙南から平成31年産いちご出荷販売実績について報告があり,収量は対前年比124%,販売額は同128%と県全体の実績(収量100%,販売額105%)を大きく上回る結果となりました。
今後は,省力化・軽労化技術の導入についても支援を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138