7月14日にJA新みやぎ栗っこ多収穫米生産部会主催の多収穫米栽培現地検討会が開催され,9名が参加しました。
JA新みやぎ栗っこ地区本部では「10a当たり所得増」を合言葉に多収品種「萌えみのり」の作付を推進しており,令和2年度は約1,000haの栽培が行われています。多収穫米生産部会は,「萌えみのり」作付拡大の旗振り役として収量600kg以上の確保を目標に活動を行っており,これまで栽培暦や専用肥料の開発に取り組んできたほか,新たな多収品種の試験栽培も行っています。
当日はあいにくの雨でしたが,「萌えみのり」2か所と「つきあかり」及び「ゆみあずさ」各1か所のほ場を巡回し,生育状況を熱心に検討しました。その後に会議室に移動して総合検討が行われました。普及センターからは低温による障害不稔と葉いもちの発生に注意を呼びかけるとともに,「萌えみのり」の収量向上に向けてリモートセンシングに基づく生育量の把握による施肥改善について話題提供を行い,取組への協力を呼びかけました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144