JAみやぎ仙南において,いちごは野菜部門でトップを占める主要な品目です。今回の台風第19号による冠水のため,被災直後は収穫の見通しが立たず,栽培継続すら厳しい状況でした。
普及センターでは産地の復旧に向けて,被害程度に応じた病害防除の徹底指導や,生育回復を図る肥培管理により,収量確保に向けた技術指導を行いました。また,ハウスが倒壊した農家には特に重点的な指導を行い出荷再開まで支援しました。
これらの取組みにより,栽培継続が困難と思われた生産者を含め,いちご部会の全員が栽培を継続し出荷できるまでに回復しました。また,出荷については,1か月程度遅れたものの集荷量も少しずつ回復し,今作の出荷期間延長も検討されています。
栽培ハウスが3日間冠水 1月下旬生育回復し出荷開始
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
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