
令和5年3月1~10日にかけて,管内5地区(桃生,河南,矢本,河北,石巻)においてJAいしのまき主催の麦現地検討会が開催されました。今回は,麦の生育ステージや栄養状態,雑草の発生状況を観察しながら,主に幼穂形成期の追肥時期について検討を行いました。幼穂長の観察では,大麦で1.0~2.0mm,小麦で1.0mm未満というところが多く,大麦では3月上旬から中旬が幼穂形成期の追肥時期のピークに達すると予想されました。麦の追肥は,尿素や硫安などの単肥や葉色回復のためのつなぎ肥から減数分裂期までの追肥も兼ねた一発型肥料などさまざまな方法で行われています。参加者は自身のほ場の生育状況と今後の天気予報を確認しながら,これからの栽培管理について検討していました。
石巻管内では,令和5年産で大麦が約780ha,小麦が約190ha作付けされています。昨今の国際情勢も踏まえ,国産麦の需要が高まっています。当普及センターでは,今後も高品質な麦の安定生産に向けて栽培支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999
石巻管内では,令和5年産で大麦が約780ha,小麦が約190ha作付けされています。昨今の国際情勢も踏まえ,国産麦の需要が高まっています。当普及センターでは,今後も高品質な麦の安定生産に向けて栽培支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999