宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「石巻農業士会研修会」を開催しました。

2020年12月07日 17時16分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻農業士会は,令和2年11月20日に「令和2年度石巻農業士会研修会」を開催しました。今回の研修会は石巻農業士会員に加え,石巻地区4Hクラブ連絡協議会員(以下,4Hクラブ),石巻市・東松島市の認定新規就農者(以下,新規就農者)の方にも参加いただき,関係者を含め26名出席しました。
 研修会では一般社団法人 みやぎ農あるくらしサポートセンター 代表理事で野菜ソムリエ上級プロ,フードツーリズムマイスターでもある 星昭一氏から「地元農産物の魅力発信で地域を元気に」という内容で御講演をいただきました。星先生がこれまで取り組まれてきた宮城県産食材の魅力発信の事例に加え,地元伝統野菜である「仙台白菜」のPR展開などについてお話しいただきました。
 また,情報提供として,石巻市から担い手センターの管理運営を委託されている一般社団法人 イシノマキ・ファーム代表理事 高橋由佳氏から,就農支援や担い手育成に関する取り組みをお話しいただきました。
 新型コロナウイルス感染拡大により,情報交換の場が少なくなっているということを受け,研修会に併せ,会場に石巻農業士会員や4Hクラブ員が生産した農産物や農産加工品を展示し情報交換の場としました。11名の方から仙台白菜やちぢみほうれんそうなど19点を展示いただき,活発な情報交換が行われていました。
 今回の研修会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として,現地視察交流会ができないため,代替の事業ということでしたが,講演等を通じ各地域の取り組みを知ることができ,併せて地元で生産された農産物・農産加工品を通した会員の情報交換や親睦も図られ,大変有意義なものになりました。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

                  


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「農作業安全講習会」を開催しました。

2020年12月07日 14時59分30秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年11月6日(東松島市),11日(石巻市),12月3日(石巻市)に農作業安全講習会を開催し,3会場で計90名ほどが参加しました。
 近年,農作業中の死亡事故は全国で年間300件ほど発生し,特に農業機械作業に係る死亡事故は全体の8割程度を占めています。また県内でも,本年度に死亡事故が複数件発生していることから安全対策の強化が求められています。
 研修会では始めに農作業事故防止の3つのポイントである①機械・機具に係わる安全運動(機械点検整備の励行等),②人に係わる安全活動(安全な服装や熱中症対策等),③事故に係わる安全運動(事故が発生した場合の対応)について説明しました。また,農作業機を装着した農耕トラクタが公道走行する際のチェックポイントついて説明しました。特に農作業機を装着した状態で幅が1.7mを超えている場合は,反射器等の設置すること及び大型特殊免許(農耕用限定含む)が必要となること等を確認しました。
 これらの農作業安全に対する農業者の理解度向上を図り,参加者からは「農業機械作業のリスクについて再確認できた。従業員の安全に配慮した作業計画にしたい。」,「公道走行に係る法改正が理解できた。装着機具等を確認し,違反がないようにしたい」等の感想をいただきました。 
 普及センターでは引き続き,管内の農作業事故防止に向け,安全対策の周知等の取組を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


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