宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理地域「仙台いちご」の出荷が始まりました

2020年10月20日 17時53分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 秋本番を迎え今年も10月19日,JAみやぎ亘理の「仙台いちご」が初出荷されました。

 出荷した生産者は,山元町の菊地さん,品種は「とちおとめ」でした。当日は初荷を祝うJAみやぎ亘理組合長,部会長,全農みやぎの担当する職員等の関係者10名ほどが集まって,赤く色づいたいちごがお披露目されたあと,仙台市場に向けて出荷されました。生産者は「今年は夏が暑く,毎日のかん水や受粉の管理が難しかった。」とこれまでの苦労を思い振り返っていました。また,コロナ禍の中で,いちごの管理に集中したことで,美味しいいちごになりました。

 初出荷されたいちごは24パック,今後の期待を込めて最も高い規格で1パック10,000円の高値で取引されました。これから11月にかけて「にこにこベリー」,「もういっこ」も順次出荷される予定です。

 普及センターではJA、関係機関と協力し,販売額30憶円に向けて,技術支援をしていきます。

 


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小瀬菜大根利用拡大セミナーを開催しました

2020年10月20日 15時08分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年10月14日(水)に加美町のやくらいウォーターパークにおいて,加美町,JA加美よつば,北部地方振興事務所の共催で小瀬菜大根利用拡大セミナーを開催しました。
 小瀬菜大根は全国で唯一,葉だけを食べる大根で,加美町小瀬地区で古くから生産されてきた伝統野菜です。
 セミナーでは,「小瀬菜大根の利用拡大に向けた新たな調理・加工法」をテーマに,フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生を講師に招き,地域の飲食店,農産加工者,農産物直売所,農業高校,青果店,関係機関から約40人が参加しました。
 カワシマ先生からは,小瀬菜大根の新たな調理法,従来の収穫期より若い小瀬菜大根の調理法に加えて,これまで未利用であった根の調理法について提案いただきながら,これらを試食しました。また,小瀬菜大根の特徴や地域での活用等についてもお話しいただきました。
 参加者からは,「これまで漬物としての利用がほとんどで火を通した料理は新鮮」,「今日のセミナーを参考に新メニューを考案してみたい」といった声が聞かれ,セミナー後,参加者に小瀬菜大根を1株ずつ提供しました。当セミナーの開催を契機に,今後,地域において新たなメニューの考案と活用が期待されます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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ブロッコリー産地の再生と復興

2020年10月20日 08時45分32秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

宮城県仙南地域の角田市,丸森町を中心として露地での高収益作物の1つとしてブロッコリーの生産が盛んです。
 しかしながら,令和元年東日本台風が襲来した際には,収穫を目前にしたブロッコリーが浸冠水するなど壊滅的な被害を受けました。
 普及センターではブロッコリー産地の再生に向けて,地元農協や生産者部会と連携して栽培講習会や現地検討会等を開催したほか,土壌分析に基づく土づくり指導を重ねた,概ね昨年並みの面積でブロッコリー栽培が再開されるに至りました。
 10月中旬には秋作ブロッコリーの収穫は最盛期を迎え,量販店や直売所向けに11月中下旬まで出荷が続く見込みです。生産者の皆さんは,昨年の被害を克服して産地の再生をアピールしたいとの思いで連日の農作業に励んでいます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

   


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