宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原市農業女性のつどいが開催されました

2016年07月28日 12時42分32秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年7月14日,栗原市生活研究グループ連絡協議会の「栗原市農業女性のつどい」が,会員70名参加のもと一迫公民館で開催されました。
 はじめに研修として,栗原市一迫でシャーベット工房を開業し,開店1周年を迎えた もぎたてフルーツ工房「土里夢(ドリーム)」の所長,渡辺信雄さんから「人生の楽園はここにあり」と題した講演をいただきました。
 渡辺さんは,妻の生子さんと年金で暮らすだけの生活はつまらないと,東京での公務員生活を退職後,趣味の山歩きで全国を巡ったすえにたどり着いた栗原市一迫片子沢に移住しました。栗原の自然,人間関係に魅力を感じながらも基幹産業である農業の前途に危機感を持ち,地元の人たちと元気に暮らすために,地域の資源を生かしたシャーベット工房「土里夢」を立ち上げました。昨年7月から営業を始め,モモなど農家の庭先に実っている様々な素材を生かしたシャーベットは市外のお客様からも好評です。
 「昔から住んでいる方には当たり前のものが,移住してきた者にとっては魅力的な宝の山に見える」といった渡辺さんの体験談に参加者は熱心に聞き入り,改めて栗原の魅力について考える機会となりました。
 つどいの後半には一迫地区の会員の方々から地区活動の発表が行われ,食用油を利用して作った石けんの紹介や「健康体操」の実演,「大黒舞(だいこくまい)」の披露が行われました。「健康体操」では参加者も一緒に体を動かし,会員間のコミュニケーションの促進や健康作りに関する知識習得につながるひとときとなりました。


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カラフル西洋野菜に興味津々!!キャリアアップ講座を開催

2016年07月28日 10時52分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年7月7日,石巻地域生活研究グループ連絡協議会員を対象に平成28年度キャリアアップ講座<くらしの講座①>を開催しました。今回は地産地消や自家農産物の魅力発信・食育活動の手段を学ぼうと仙台方面への移動研修会となりました。
 JA仙台農産物直売所「たなばたけ」を視察し,現在仙台近郊ではどのような野菜が栽培・出荷されているのか?店内の品揃えはどうか?など品目や値段を確認しながら見学しました。
 午後は若林区の相原農園へ移動し,長靴持参の視察に参加者はほ場に入って野菜を見る気満々です。西洋野菜・伝統野菜の栽培・販売をしている相原栄子氏のお話しを伺いながら現在栽培中の西洋野菜を拝見させていただきました。5色のジャガイモや4色のにんじん,ルバーブやつる性ズッキーニなどどれも初めて見る野菜に驚きと興奮!?の視察となりました。また,相原氏は体験学習やインターンシップの受入れも多く,人を引きつける話し方や接し方は今後食育活動の幅を広げようとするグループ員にとって非常に参考となるものでした。

 くらしの講座②では,グループ員と管内若手女性農業者との食育交流として夏野菜料理講習会を開催する予定です。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999

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第11回栗原市畜産共進会が開催されました

2016年07月28日 08時35分24秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成28年7月9日,第11回栗原市畜産共進会(乳・肉用牛の部)が栗原市農業振興協議会の主催により開催されました。当日はあいにくの雨模様でしたが,乳用牛の部には5区分23頭,肉用牛の部には5区分のべ55頭が出品され,雨を感じさせない熱気にあふれた共進会となりました。宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所畜産振興部長が審査委員長を勤め,家畜改良事業団盛岡種雄牛センター,全農みやぎ畜産部,栗原農業改良普及センター職員が審査を担当しました。
 乳用牛の部では,オーバーコンディション(栄養状態が良すぎる)も一部みられるが,発育ステージに応じた乳牛らしい骨格,サイズを持った牛が多く出品されていると審査員から評価されました。
 肉用牛の部でも,若干過肥の牛がみられたとの指摘はありましたが,体型や資質など県内でもトップクラスの仕上がりだと審査員からは高い評価をいただきました。
 日頃からの家畜改良への取り組み,飼養管理技術向上への努力の成果が発揮されたものと思われます。
 審査の結果,乳用牛・肉用牛の部の各出品区分から1頭ずつ最優秀賞が選ばれ,その中から乳用牛育成の区で鈴木義博氏(栗原市一迫),乳用牛経産の区で野村泰仁氏(栗原市花山),肉用牛の部で佐藤聖氏(栗原市瀬峰)が名誉賞を受賞し,肉用牛の部で瀬峰和牛改良組合が団体賞を受賞しました。
 肉用牛の部に関しては,9月9日~10日に開催される宮城県総合畜産共進会(肉用牛の部)への出品牛の選抜会を兼ねており,今回,各区分で最優秀賞に入賞した牛が出品され,県の畜産共進会でも好成績が期待されます。


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新規就農者向けの研修会「栗原農業未来塾(畜産コース)」を開催しました

2016年07月28日 08時22分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 栗原市内の次代の農業を担う青年農業者育成の一環として,平成28年6月28日に「栗原農業未来塾(畜産コース)」を開催しました。
研修会は,肉用牛繁殖経営を始めるにあたり,複式簿記,資金繰り表,家畜棚卸し台帳の記帳,さらにそれらに基づく経営分析など経営管理に必要な技術を学ぶことを目的に開催し,ここ数年で栗原地域でも増えている繁殖経営での新規就農者や就農予定者10名が参加しました。
 今回の未来塾では,一般社団法人宮城県畜産協会経営支援課長の石川正志氏から「畜産経営に求められる各種記帳と経営管理手法」と題した講演をいただきました。その中で,畜産経営は初期投資や経常経費が大きく,収益に結びつくまでの期間が長くなる特徴があることから,適切な記帳により現状把握をしっかり行う必要があること,さらに,その記帳に基づき経営を分析,診断して課題を抽出し,経営改善や生産性の向上につなげることが重要であることなどの話がなされました。
 講義の後半には,具体的な記帳に向けた帳簿の例が紹介されるなど,受講者は熱心に聞き入り,改めて経営意欲を高めていた様子でした。

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