半夏生
2009-07-06 | 写俳
半夏生言葉の海に彷徨いて
(はんげしょう ことばのうみに さまよいて)
写真俳句は「付かず離れず」が大切という。上の写真は蛞蝓の写真だが、これに季語の蛞蝓をいれて「蛞蝓や言葉の海に彷徨いて」とすると、ベタ句となる。写真と俳句が「付きすぎている」からだ。蛞蝓の代わりに、別の季語をいれるようとするのだが、なかなかぴったりした季語が見つからない。とりあえず「半夏生」としたが、もっといい季語があるかもしれない。蛞蝓といえば次の句は面白い句だ。
正一位稲荷大社の蛞蝓 山田ひろむ
蛞蝓のぬめぬめした生き物の質感と稲荷大社のイメージとが好対照で、これを俳句では「二物衝撃」という。ひとつの句の中に二つの異質なもの同士を組み合わせるやり方だ。写真と俳句の関係については、「付かず離れず」、互いが響きあっていることが大切だ。しかしこれが言うは易くで、なかなか実現しないで苦労している。
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以前から写真に頼りすぎてる身としては
もう少し心象を詠めればと思っていたところなので
「付かず離れず」のお話、参考になりました。
たまたまですが今朝のアップは
いい距離感だったのではと思ってます←自画自賛(笑)
人間関係も写俳も「付かず離れず」、
ほどほどの距離感がいいのかもしれませんね。
かといわれそうですが、やはり写真と俳句は少し離し
たほうがよさそうですね。写真の状況説明のような俳
句じゃ面白くないですものね。
短冊に書けぬ願いのありやなし あかね
作品拝見しました。「短冊に書けぬ願い」とは何だろ
うか、そのヒントは紫陽花=七変化にあり、とは考え
すぎでしょうか。^^