山域山名:富士山(山梨県)
期 日:2014年6月29日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:御庭2240m(8:25)→御中道→白草流し雪渓末端2530m(9:10/9:30)→2860m(10:30/10:40)→富士山頂稜線3750m(13:35/14:25)~白草流し滑降~雪渓末端2530m(14:55/15:20)→御庭2240m(15:45)
<天候:晴れ時々霧>
6月最終末、シーズン滑り納めは今シーズン初めて富士山へ。
途中の谷村PAで仮眠、午前2時過ぎに起きるも雨雨雨。雨域レーダー見たら、これから強い雨を降らせる帯状の雲が通過するので二度寝を決める。
目が覚めたら雨は上がったので、河口湖ICに向かう。まだ6合目から上は雲の覆われていたが、スバルラインに走っていくと、どんどん雲が上がっていく。
御庭駐車場から北面をチェック。白草流しの雪渓はかなり下までつながっている。
夏道を登って吉田大沢か小御岳流しルートも考えてはいたが、夏道はたくさん人がいそうだし、白草流しはまだトレースしていないので、偵察も兼ねて今日は白草流しに決める。
準備をしているうちに快晴になった。御中道につながる夏道を登る。ここから眺める富士山は格好いい。
御中道から。
途中から砂礫斜面を登って雪渓末端へ。この時期に2530mとは残雪が多い。
白草流しは全体的に片斜面で、しかもこの時期になると雪面も締まっている。斜めの斜面でシールを効かすのは消耗するので、なるべく沢底の砂礫の際を登る。
2800m付近には岩場があるのかクラックが入っていたので、30mほど板を脱いで登る。結局、山頂まで板を外したのはここだけ。
3100mにはさらに大きなクラック。ここは真ん中を通過。滑降時は要注意ポイント。
3200mを越えたところで振り返る。
3500mあたりで雪渓は左手に屈曲。御庭から見えていた斜面だ。この先はつながっているか…
たった2mだったがつながっていた。「では行かねば~」とさらに上部を目指す。
左の尾根は白山岳から落ちる尾根か。右のラインを上れば山頂稜線に出られる。
最後までシールで登り上げた。しんどかった。山頂稜線までは10mほど。
ワォ~!まだ火口にはこんなに雪が残っていた。あと2日で7月だというのに。
この大きな岩の向こうが白山岳。右手から回り込んでみたが、兼用靴では無理そうなので諦めた。
昼食を食べて、いざ滑降へ!!見えている斜面は途中で行き詰まるので、ガスっている時は要注意。
雲のでき方を見ると、富士山の気流もよく分かる。
素晴らしい一直線バーン。
斜面がフラットになった場所を選びながら滑る。
苦労して登った斜面もあっという間だ。
屋久島を思い出した。富士山版豆腐岩(厚揚げか?)。
2800mのクラック。
白草流し全景。素晴らしかった。この時期に1200mもランできて最高でした。
御中道の東屋から白草流しを見上げる。2mのノドもよく分かる。
次回はもう少し早い時期に来よう。
5合目駐車場からの小御岳流し。こちらも、残雪がたっぷりでした。
これで2013-14シーズンは板納めとしました。
長らくご覧になってくれた方々、ありがとうございました。
時間があれば、シーズンを振り返ってみたいと思います。
来シーズンはおそらく11月立山からです。
その頃にはOCNブロクは運用しないらしいので、秋頃に新しいサイトに引っ越しします。