雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

ラグビー日本代表チームに感謝 ・ 小さな小さな物語 ( 787 )

2016-04-03 16:39:55 | 小さな小さな物語 第十四部
ラグビーのワールドカップ・イングランド大会に於ける、わが日本代表チームに拍手を送るとともに感謝申し上げたいと思います。
大会の方は、これから決勝トーナメントが始まるのですが、大活躍した日本代表チームが帰国したものですから、にわかファンの多くはもう大会が終わったような気持になっている感があります。
この大会に出発する際のヘッドコーチの発言は、「帰ってきた時には、この十倍ほどのファンに迎えられたい」と言った意味のコメントをされていましたが、まさにそれが現実のものとなり、凱旋帰国といった光景でした。

それにしても、ワールドカップの試合を見ていますと、ラグビーというスポーツの激しさがつくづく感じさせられました。
世界的に見て、球技としての普及度はサッカーに大きく差をつけられていますが、一つの大会での集客力は、一番がサッカーのワールドカップで、二番がオリンピック、そして三番目がラグビーのワールドカップだというのですから、世界的に見て、とてもメジャーなスポーツだということになります。
しかし、わが国の場合でいえば、ラグビーという名前を知っている人の比率は相当高いと思うのですが、ある程度のルールや試合展開などを承知している人となれば、かなり少なくなると思われます。さらに、一度でもボールに触れたことがあり、遊び半分ででも練習の真似事でもしたことがある人となれば、相当少なくなってしまうのではないでしょうか。

今大会で世界のトップクラスのチームと互角に戦い、しかも三勝もするというニュースに、子供たちがクラブチームに入りたいと問い合わせをしたり、国内リーグのチケットの予約も好調だという話も伝えられています。
五郎丸選手の独特のスタイルは、ファンばかりでなく社会現象と言えるほどの盛り上がりを見せ、それは、海外でも評判になっていると報じられていました。
にわかファンの一人としましては、このチャンスを永続させて、競技人口の増加、熱心なファンの増加につなげてほしいと思います。

ノーベル賞受賞に沸き、ラグビーに沸きと、久しぶりに明るい話題に包まれました。感謝の限りです。
これを機会にラグビーが飛躍的に興隆することを願いますが、世界のトップチームの激突を見ていますと、ちょっと楽しむというわけにはいかないような気もしてしまいます。どのスポーツでも一緒でしょうが、単なる根性論ではない、優れた指導の出来る人材を、特に少年たちのために育成してほしいと思います。
そう言えば、反対の意味で話題を提供してくれた新国立競技場は、もともとは、ラグビーのワールドカップがこけら落しになるはずだったんですよね。
今回の日本チームは、それはそれは厳しい練習を積み重ねた上での結果だったそうです。仕切り直しとなった競技場建設も、その半分程度の頑張りを見せてくれれば、ラグビーの大会に間に合わせることも不可能ではないんじゃないですかねぇ。

( 2015.10.15 )

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