机草子日記

日々過ごす中で思う事をのんびり書いてます。

美術鑑賞をする

2008年11月30日 | 日常
この間から県立美術館で始まった「モネの愛した浮世絵展」へ行ってきました。
まぁ、事前から宣伝はしてたんだから、どうせ駐車場は一杯だろうなと思って、車は会社に止めて電車で行くことに。
予想通り結構な台数の車が止まってたのを見て、「うん、予想通り」とちょっとうれしい。

で、中へ入ったら結構人がいるので、「見て回るにはちょっと時間かかるかな」と思ってたら、丁度ギャラリートークをやってたので、そこから離れてさえいればそれほど混雑もなく比較的スムーズに見て回ることが出来た。

内容は……こう言っちゃ何だけどがっかり。
あれで1200円は高いんじゃないか?
自由に値段を付けていい、と言ってくれたら最高で700円なら納得して払うと思う。

どうなんだかなぁ、と思うことがいくつもあったので書いてみようかと。

その1:カメラのフラッシュ
ギャラリートークはいいんだけど、新聞社のカメラマンがその様子を撮影のにフラッシュをたくのはどうなんだろう。
一瞬と言えども、強い光のフラッシュは作品を傷めるからダメだというのは常識だと思ってたんだけど…。
展示物を取ってないんだからOKだ、とでも思ってるんだろうか。

その2:絵に興味の無い子供を連れてくる親
近くで何だか騒がしいなぁと思ったらいるんだ、子供が。
「ねぇ、ジュース飲みたい」などとおじいちゃんらしき男性にねだってる。
そんなの他所でやってくれ。と言いたくなる。
どうせ、おばあちゃんがギャラリートークに夢中になってる間に面倒を見てるんだろうけど、子供の興味なんて絵をぐるっと一回り見たら他所に移っちゃうんだから、きちんと出来る子供以外を連れてくるだけ入場料の無駄だと思う。
見るスピードがほとんど同じだったので、ずっといる羽目になったけど、最後は走り回ってるし。
足でも引っ掛けて転ばせてやろうかとか一言言ってやろうかと思ったくらい。

その3:照明
作品保護のため暗くするのは大いに結構なんだけど、その明るさにムラがあるのはどうしてだろう。明るいんだか暗いんだかよくわかんない。
照らす方向も良く分からない。どうして人が立ってる方向から照らすんだろう。おかげで自分の影でせっかくの絵が暗くなってる。

その4:妙に汚れてる壁
何だかね、ところどころ黒ずんでるし、画鋲だか何だかのちっちゃい穴が無数にボコボコボコボコと。照明のせいかもしれないけど、多少黄ばんでるような…。

その5:やたらと絵に近づく人
これは他人のことは言えないんだろうけど。
やたらと近い。息で絵を入れてる額縁のガラスが曇っちゃうんじゃないかと思うほど近い。
「ここの色具合がねぇ…」とか言いながら指を指すのはいいんだけど、何だかもう絵に触れそうな勢い。
「あぁぁぁ、近い、近いって」と指差すおばあちゃんたちを今にも止めたくなったのが何度か。
せめて柵とか、線を引いて「この線から中に入らないで」とするべきじゃないんだろうかと。


ここまで書いたら、いいところなんて無いんじゃないかと思うんだけど、ちゃんとありましたよ。
受付のお姉さんが結構美人だったとか、数メートル先を行く和服姿の女性2名が素敵だったとか、センスのいいクリアファイルを買ったとか、美術館の中にある喫茶店の雰囲気がよさそうだとかね。

ええ、本筋と関係ないところばっかりですけどね…。ダメ?