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西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

昔話を少し・・・

2013-09-02 23:01:36 | 指導者として

昨日の舞台の報告はおいおい・・・m(__)m



今回は、私のことを少し。



D-Lifeダンススクールで開講している「バレエトレーニングクラス」。



このトレーニングクラスでは、「トレーニングノート」というものを利用して、レッスン内容を反芻したり、考えたり気づいたりしてもらえるようにしています。


生徒にはそれぞれに活用してもらえればと考えていますが、先生と生徒との交換日記のようなものになっています。


見開き2ページを使い、左ページに

*レッスン内容
*レッスンで気づいた事
*レッスンでの疑問
*お友達の良いところ

右ページはフリースペース。



子供たちそれぞれの性格が表れるので、意外な一面が見れたり、私が把握しきれなかった事が分かったりしておもしろいです。

また、私がレッスン内で伝えきれなかったものも伝えられるし個人的なアドバイスも出来るので、この交換ノートで生徒との信頼関係を少し築く事ができているような気もします。



さて、その中で多い質問は、今中学生の子達の

「テスト期間はどんな勉強をしていましたか?」

という質問。



私は中学生の頃、週7回レッスンに通っていました。バレエ漬けの生活です。

バレエしか見えておらず、バレエのために学校の勉強をしていました。。。




…ここからは私の「過去の栄光」です。。。


あらかじめ言っておくと、「昔は凄かった…」と振り返ったところで、なんの自慢にもならないですし、むしろそんなことを話すのは人として恥ずかしいことだと思っています。


ただ、今の生徒たちのために、「こんの人もいるのか」と思ってもらえるならばと考え、書こうと思います。



………


中学生の頃の私。夢はバレリーナ。
学校から帰るとすぐ、軽食を作って食べ、バレエスクールへ。
クラスの一時間前にスタジオへ行き、自己流のストレッチ&筋トレメニューをこなしてレッスンに臨む。
レッスンは18:30~20:30。


帰宅後は基本的に何も食べません。
そしてテスト期間はそれから勉強をしました。


テスト前の勉強法は、2週間前からテスト教科と日数を逆算して勉強範囲や内容などの計画を立て、一日3~5教科を60~120分ずつやる。日曜日は多い時で12時間自習。


私はノートまとめが大好きだったので綺麗なノート作りにハマっており(笑)、そうやってまとめているうちに覚えました。すべて自己流。でもたいがいは学校の授業中に集中して覚えるようにして、宿題は家に持ち帰らないように10分休みや昼休みなどの休み時間に終わらせました。授業中の疑問もその都度先生に聞いて解決させる、など。


テスト前にバレエを休むことはまずしませんでしたが、バレエから帰宅後に徹夜で勉強してテストに臨んでいたため、疲れ果ててテスト当日のレッスンは休むということは3回くらいありました(笑)うーん、今考えても変な子…恥ずかしい。。。

でもこのくらいやらないと自分はダメだと思っていました。
勉強に関して当時の一番のライバルは姉だったので、その存在のお陰で頑張れた気がします(笑)


………



本当に頭の良い人は、中学でそんなに勉強はしないみたいです(笑)でも私は自分が天才肌ではないと分かっていたので、努力をしていました。とにかく理解力が悲しいほど無く。。。…今もですが(笑)
でも親に負担をかけたくなかってので、塾には意地でも通いませんでした。


中学で頑張ったお陰で内申点が良く(すべての教科を抜かり無く!)、推薦で学区一番の公立高校に合格しました(その学校を選んだ理由は、母がそこを望んだことと、その高校が家から徒歩10分だったから)。

…がしかし周りが頭良過ぎて落ち込むばかりだったし、勉強についていくのに必死でバレエから遠ざかる結果になるのですが…それとバレエから遠ざかるきっかけは太ったこともあるのですが…
とにかく頭の良すぎる人の集まる高校での生活はめちゃくちゃ苦労しました、、、(笑)
良いことばっかりではなかったよ~ってことです。


しかしながら、その高校のお陰でレベルの高いライバルたちの存在があって筑波大学に合格できたので、中学のころの努力と高校での苦労はあって然るべきだった、とは今は思っています。




………


さて、今の私と、ここに書いた過去の私を見ていただくと、凄いと思われるかもしれませんが、

上記のようなバレエ一筋の過ごし方による弊害もありました。


私はテレビを見ないので話題にはついていけませんでした。
(それでいいと思う性格でしたが(笑))

友達とも遊ばなかったので遊ぶことに関しては無知。友達もあまりいませんでした。

食事は親へ任せつつ文句ばかり言うなど、自分にも周りにも厳しいという性格で、決して良い性格ではなかったように思います。



私は努力家ではあるものの、社交性がなく、家族や親戚は心配していました。

今では大人になり社交性は以前よりついて来ましたが、それと同時に今当時ほどの努力をしろと言われても絶対にできません。




いろいろバランス良く、というのは本当に難しいと思います。




しかし、私は逆に不器用だったからこそダンスしかしてこなかったし、勉強でも努力をする楽しさを知ったと思っています。






…まとめると…!(笑)





・勉強もバレエも、やりたいことがあるならすべて怠るな~!


・努力を惜しむな~!


・子供のときに携帯持って無駄な時間を過ごすのはオススメしない~!その時間をダンスや勉強にあてたほうがいいと私は思う。


・ダンサーやダンスの先生になりたいなら、夢を夢だけに終わらせないでずっと持つこと!!


・私は夢を叶えた方だと思うけれども、順風満帆ではないから、みんなもよく考えてね~!




…ということ…



私は、生徒みんなに真似してほしいとは思いません。

バレエは趣味として「楽しむ」ために習っていたい、という子もいていいと思っていますし、いて当然だと思っています。

友達との交流や家族団欒など、バレエや勉強以外にも今しかできないことなどあると思いますし、多感な時期に多くの経験をすることも大切なことだと思っています。


私は運が良かったから、ここまで来れたのも否めないですし。。。



ただ、


勉強とバレエ(あるいはそれ以外でも何かやりたい事)を両立させたい!という子には参考にしてほしいと思います。



子供の時にしか出せない集中力というのは絶対にあります。まっすぐ前だけを見ていられる時期ですから。









私は人より変わっていますが、人より少し努力をしてきている方だと思うので、これからの子供たちの参考になればと思っています。


今でも未熟者であることは百も承知です。


私がこうしてバレエ教師になったのは、自分にはダンスしかできないからというのが大きいですが、人の役に立ちたい・目標に向かう人をサポートしたいという気持ちがあったからです。そしてできれば人間形成に関わるようにもなれればと…。そのツールが私の場合はバレエなのです。




「文“舞”両道」!!


これは大切だと思います。
子供の頃の努力が、必ず大人になったときに生かされます。


というわけで、みんなファイト~






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