令和は楽しく、それは神様の思し召し。

シナリオ載せてます。視聴率低迷の昨今。制作会社の方、映像化しませんか?視聴率?どうなるか?それを実験企画で!ぜひ!

テレ朝 21世紀シナリオ落選作「楽園」 第四回

2016-02-29 07:46:59 | テレ朝落選作「楽園」
第四回

〇オリエンタル石油本社ビルの外観

〇同・ロビー
  ソファに、ひとみとパーカーを目深に被り、マスクをしているあゆみが座っている。
  エレベーターから優紀が降りてきて、キョロキョロする。
  ひとみが手をあげて、手招きする。
優紀「こないだはどうも」
  ひとみ、無言で会釈する。
優紀「今日は何か?」
  ひとみ、A4の封筒を優紀に渡す。
  優紀、受け取る。
ひとみ「見て」
  優紀、封筒を開けて書類を出す。
優紀「これは?」
ひとみ「この子の診断書よ」
優紀「え!?」
ひとみ「え、って、こっちが言いたいわよ」
優紀「……」
ひとみ「あんたがあゆみをぶん殴った診断書よ」
優紀「(大声で)ええ!?」
  優紀、あゆみを見る。
ひとみ「何、大声出してるのよ。こっちは気を遣って、穏便に済まそうと思っているのに、あんたが大声出してどうするの」
優紀「いや、そんなわけない! そんなわけない!」
ひとみ「そんなわけないって、そこに書いてある通りよ」
優紀「いや、違う! 絶対違う! 僕じゃない!」
ひとみ「金曜の夜、一緒に飲んだのは憶えてるよね」
優紀「はい」
ひとみ「わかってるじゃない」
優紀「いや違う! 僕じゃない!」
ひとみ「あんたがやったんだよ。あゆみ、見せてやりな」
  あゆみ、パーカーとマスクを外す。
  あゆみの両頬はアザになって腫れている。
  優紀、あゆみの両頬を見て、呟くように、
優紀「そんなわけない! そんなわけない!」
ひとみ「じゃぁ、コレは誰がやったんだい?」
優紀「僕じゃない! 断じて僕じゃない!」
ひとみ「じゃ、誰が」
優紀「僕じゃない! 虫も殺せない僕が殴れるわけないでしょ! それに人なんて、殴られたことはあっても、殴った事なんて一度もないんだ! 殴り方だってわからないんだ! そんな僕が、こんなになるまで殴れるわけない!」
ひとみ「でも、こんなになっちゃったんだよ」
優紀「違う! 僕じゃない! それに僕は、僕は彼女を殴れない!」
ひとみ「なんで?」
優紀「なんでもです!」
ひとみ「しょうがないね。じゅあ、このままあんたの上司にでも言うかい」
優紀「かまいません! 上司にでも警察にでも何でも言ってください! 僕は絶対していませんから!」
ひとみ「何? 開き直り?」
  優紀、ひとみを力強い目で睨む。
  ひとみも睨み返す。
優紀「では、他に要がないなら、僕はこれで失礼します。上司にでも警察でも言ってください。僕は逃げも隠れもしませんから」
  優紀、深くお辞儀をして、去っていく。
  ひとみ、深く溜息をする。
  ひとみ、ロビーの天井を見る。
ひとみ「……参ったね。まさか、ああ出るとは」
あゆみ「どうするの?」
ひとみ「あのとき、カモが消えたとき、やめておけばよかったのかな?」
あゆみ「……」
ひとみ「あゆみ、ごめん」
  あゆみ、首をふる。

〇古びた雑居ビルの外観

〇同・診察室
  宇賀井、あゆみ顔の診察をしている。
宇賀井「鬼にひるまない奴がいたか。(卑しく笑う)クックック」
ひとみ「……」
宇賀井「潮時だな」
ひとみ「上客が減るよ」
宇賀井「あいにく、お前のような鬼はいないが、雑魚ならいくらでもいる。(卑しく笑う)クックック」
ひとみ「……」
宇賀井「もう辞めとけ。その方がお前も楽になるんじゃないのか」
ひとみ「知ったような口聞くな」
宇賀井「(卑しく笑う)クックック。あゆみちゃんも可哀相に。こんな鬼みたいな姉をもって」
  あゆみ、左右に首をふり、否定する。
宇賀井「(卑しく笑う)クックック」
ひとみ「大物、引っかけたら考えるよ」
宇賀井「そんなにうまく行くか? 今までが出来すぎなんだよ」
ひとみ「大丈夫。コレ使うから」
  宇賀井、ひとみを見る。
ひとみ、スマホをかざしている。
宇賀井「ああ?」
ひとみ「時代よ」

つづく



ラストダンス

2016-02-29 00:30:27 | 日記


シナリオを書くことはもうないだろう

三十一年の集大成といってもいいかもしれない

ほんと、ラストダンスだ

ラストダンスを終えて、なんかコナミで泳いでいて、これからはエンターティメントを書く、執筆という言葉ではなく、

ゲームをする

というような、作品を作ることを、イコール、ゲームをする、という意識、感覚をもって楽しめばいい

今まで、ちょっと泳ぎながら、いろいろ考えて、それを書いていたが、まぁ、ネタは残念ながら生まれてしまうよね

単純に作ることも出来るが、それはなしだ。

まぁ、でも、いいことにラストが見えてない

即ち、範疇を超えることが出来る。

そういう創作を身に着けたから自ずとそうなる。

でも、もっと面白く

やっぱ、面白いゲームがしたい。


ラストダンスは来年の今頃、公開します。

まぁ、それがラストになるから読んでくれるとうれしいかな


新しいこと

2016-02-28 13:20:42 | 日記
六時のニュースのエブリィの特集は毎日録画して会社から帰ってきて見ている。

こないだは、ミャンマーから難民として来ている親子が高田馬場で、ミャンマーの家庭料理を出している、もろもろのドキュメントだったけど、やっぱ、何かをする、という腹のくくり方(度胸)と行動力にはほんと感服する

俺は気が小さいからなぁ

でも、第二の人生、もっと新しいこともしたい。

けど生きるためにあの会社で・・・←というところが気が小さいんだろうなぁ~、堀江貴文さんもほんとこれをやると決めたら、設計図を頭の中で構築し、直線で動くところが凄い。
またその設計図が余分がないところが凄い。

まぁ、新しいこと、といったら、スキューバダイビングとか、トレジャーハンターも憧れるけど、あれはあれで、徳川の埋蔵金じゃないけど、人生かけて今も赤城山?で掘り続けている人がいる。

そもそも徳川の埋蔵金があるかどうかもわからない。

沈没船なら現実に沈没した事実はあるのだが、

でも、なんか石垣島とかそういうところでスローライフなんかできたらいいだろうなぁ~

家族のためだけ考えて、


そこに踏み出す勇気がないのかなぁ~

踏み出し方もわからんのかなぁ~


ボンビーガールで、みさきちゃんが甑島奮闘記のようなコーナーがあるけど、なんか憧れは感じるなぁ~

さて、とりあえず、何も出来んが、昼寝して、コナミでボディアタックして楽しんでくるか

ちょっと、オーバーワークって感じもするが、


悔いはない

2016-02-28 09:41:58 | 日記


十七のとき、苦しかったとき、ラジオドラマ、ジュールベルヌ原作「皇帝の密使」に出会い、いつかはハリウッドで監督を、

と思い、そのころからドラマの勉強をはじめた。

もちろん、大学に行きたかったが、岐路で母が病気になったり、ほんと父との確執もあった・・・

でも、今となっては、それも人生と受け止められる。

そして、なんだかんだ気が付いたら四十八になった。

ほんと三十一年?それぐらいやってきたのかな。

プロになれなかったのは、仕方ない。

ひとえに才能がなかっただけ、

そりゃ、敗北感を感じない敗北が、自分を結局、三十年やり続けるきっかけになってしまったのは、残念だったかな、

でも、悔いはないと思う。

一つのことに、三十年以上やるって、しかも、銭にもならないのに、

それってそこそこ頑張ったといえると思う。

ただ、悔いるなら、二十六年も闘病生活をしていた母に何一つ親孝行できなかったこと。

それと、父にもどうやら親孝行は出来ないこと、

うちには幸せが必要なのは重々わかっているが、それに対して何もできなかったこと、

それは、ほんと息子として申し訳なく思う。

けど、一人の人間としては、なんかよくやったなぁ~というか、気が付けばやってきたんだなぁ~と思う。

俺の人生の終わりは、ほんと、好きなスポーツをやって、心臓発作でこの世を締めくくれれば悔いはないと思っている。

そんな終わり方でいいと思っている。

まぁ、これからは、ほんと、ドラマを書くにしても、妥協やネタがあるから、とか、そういうスタンスではなく、ひとえに俺のこの世界に引き込んだ、

いや、いろんな意味で、いやなことも忘れさせてくれた「皇帝の密使」を超えるような作品を書くこと。

それは、ほんと何十年かかるかわからんし、一生出来ないかもしれない。

けど、それでも悔いはない。


ほんと、これからは、ちょっと早いかもしれんが、第二の人生、きばらず、のんびりでいいと思う。

そりゃ、生きるために、あの大人げない大人の巣窟で、苦痛を受けるのは辛いけど、生きるためには働かなくてはいけない。

でも、スポーツがストレスを解消してくれると思う。

また、作詞とか、お笑いのコントネタとか、気晴らしに書くのもいいかな


ほんと、のんびりしよう。


きばらず、のんびり、たのしむことが出来たら、またかわるんじゃないかなぁ



テレ朝 21世紀シナリオ落選作「楽園」 第三回

2016-02-28 06:47:06 | テレ朝落選作「楽園」
第三回

〇オリエンタル石油本社ビルの外観(夜)
  ビルから退社してくる社員たち。

〇同・玄関ロビー
  ロビーの片隅のソファにひとみとあゆみが座って、エレベーターから降りてくる人を伺っている。
  すると、黒岩毅(28)と小沼優紀(24)が出てくる。
ひとみ「行くよ」
  ひとみ、毅と優紀の後をつける。
ひとみの後ろをあゆみが歩く。

〇レストランの外観(夜)

〇同・店内
  毅と優紀が入ると、その後にひっつくようにひとみとあゆみが店に入る。
  そして、毅と優紀が座った隣のテーブル席に、ひとみとあゆみが座る。
女店員「四名様ですか?」
毅「いえ、違います」
  優紀、あゆみをを見る。
  あゆみ、思わず会釈する。
  ひとみ、毅と目が合い、
ひとみ「あの、もしよかったら一緒に食事しません?」
毅「え!?」
  毅、ひとみをあゆみを見る。
ひとみ「(あゆみを見て)二人で食事するのもいつもと同じで。どうです?」
毅「まぁ、かまいませんよ。な!」
優紀「先輩が良ければ」
  ひとみ、微笑む。
  毅とひとみ、テーブル席をつなげる。
    ×    ×    ×
  ひとみ、二人の名刺を見て、
ひとみ「黒岩さんは、あのオリエンタル石油の係長なんですか! 超エリートじゃないですか!」
毅「そんなことないよ」
ひとみ「いや、そんなことありません。ほんと二人とも凄いんですね」
優紀「いや、僕はちょっと」
毅「本当はね、今日はこいつにお灸を据えるつもりだったんだ」
ひとみ「あ、じゃ、お邪魔でした?」
毅「いや、そんなことないよ。こいつも重々承知してるみたいだから。な!」
優紀「はい。僕がもっとしっかりすればいいことですから」
毅「わかっているなら、しっかりやってくれよ」
優紀「はい」
毅「ほんとにわかってるのか?」
ひとみ「わかってるわよ。ね、小沼さん」
  優紀、ひとみに見られ、目を逸らす。
    ×    ×    ×
  四人とも酔っている。
ひとみ「ウチなんかボーナス、一・五ヶ月ですよ! やっぱオリエンタル石油ともなるとだいぶ違ってくるんですよね」
毅「そんなことないよ」
ひとみ「いや、何ヶ月よりも、そもそも額が違いますか(微笑む)」
毅「参ったな」
  毅、上機嫌で笑う。
ひとみ、あゆみに目で合図する。
あゆみ、毅にも優紀にもビールを注ぐ。
優紀、あゆみを見ている。
  毅のスマホが鳴る。
毅、立ち上がって、
毅「ちょっと待って」
  毅、席から出て行く。
ひとみ「毅さんてやり手なんだ」
優紀「先輩、大学のときから凄かったから」
ひとみ「そうなの?」
優紀「ラグビー部の主将だったんだ」
ひとみ「へぇ。じゃ、小沼さんも」
優紀「僕? 僕はずっと補欠だったから」
  優紀、苦笑い。
  毅、席に戻ってくる。
毅「悪い。彼女に呼び出された」
  毅、カバンと上着をとって、財布から二万円とりだし、テーブル席に置く。
毅「悪いけど先帰るわ」
ひとみ「でも、これは」
  ひとみ、毅に二万円を返そうとする。
毅「いいって。じゃ、悪い。優紀、後頼むわ」
優紀「え、先輩!」
  毅、去っていく。
  ひとみ、額に手を当てて、
ひとみM「カモに逃げられた」
  ひとみ、優紀を見る。
  優紀、どうすればいいのかわからずビールを飲んでその場を誤魔化している。
ひとみM「仕方ない。こいつにするか。こいつも天下のオリエンタルの社員だ。まぁ、軽く落としてやるか」
ひとみ「小沼さんには黒岩さんの分まで飲んでもらうわよ」
優紀「ええ!? 僕、そんなに強くないです」
ひとみ「いいのいいの」
  あゆみ、優紀にビールを注ごうとする。
ひとみ「全部飲まないと、あゆみが注げないって」
  優紀、あゆみを見る。
  あゆみ、微笑む。
  優紀、一気飲みする。
ひとみ「お、いいね。いい飲みっぷり」
  優紀、かなり酔っている。
ひとみ「じゃぁ、せっかく三人になったから、ウチで飲む?」
優紀「へ?」
  優紀、両脇をひとみとあゆみに掴まれる。

〇マンションの外観(夜)

〇同・リビング
  あゆみと優紀、酔いつぶれて寝ている。
  テーブルには缶ビールの空き缶の山。

〇同・ひとみの部屋
  ひとみ、両手に拳を守るナックルインナーグローブをつける。
  そして、鏡を見る。
  鏡に過去が映る。

〇過去・浴室
  ひとみ、髪を洗おうとシャンプーのノズルを押すもシャンプーが出てこない。
ひとみ「あれ、カラか」
  ひとみ、タオルを巻いて、脱衣所に出て、戸棚を開ける。
ひとみ「あれ、ない」
  ひとみ、ふと、耳を澄まし、リビングの方に顔を向ける。
  ひとみ、ソッと浴室を出て行く。

〇過去・同・リビング
  棚にひとみと元(33)の結婚写真や二人の写真が沢山飾ってある。
  ひとみ、ソッとリビングを見る。
するとひとみの夫、元が寝ているあゆみにキスをして、体を触っている。
あゆみ、気づかず寝ている。
ひとみ、怒りが込み上げてきて、眉間に皺を寄せて、拳を強く握る。
ひとみ「(叫ぶ)何やってんのよ!」
  元、ハッとして、ひとみを見る。
  ひとみ、拳を振り上げ、迫ってくる。

〇現在・リビング
  あゆみと優紀が寝ている。
  ひとみ、あゆみの頬を軽く小突いて、あゆみを起こす。
  優紀、寝息をかいて眠っている。
  あゆみ、寝ぼけながら、
あゆみ「……お姉ちゃん」
ひとみ「行くよ」
  ひとみ、あゆみを連れてバルコニーに行く。

〇同・バルコニー
  ひとみ、あゆみにマウスピースを渡す。
  あゆみ、マウスピースを口に入れる。
ひとみ「いいかい?」
  あゆみ、目を強く瞑り、深く頷く。
  ひとみ、あゆみを手で強く叩く。
  一発、二発、三発と右手で両頬を叩く。
  何度も叩く。
  ひとみ、あゆみが倒れないようにしっかり胸ぐらを掴んでいる。
  あゆみ、目を閉じ、必死で耐える。
ひとみM「あゆみに恨みはない。悪いのは夫だ。それはわかってる。わかってるけど」
  ひとみ、あゆみを叩く。
  あゆみ、目を閉じ、声もあげずにガマンしている。
    ×    ×    ×
  あゆみ、マウスピースが口から落ちる。
  あゆみ、両頬を腫らしながら弱々しい声で、
あゆみ「これで、また、お金いっぱい稼げるね」
ひとみ「……」
  あゆみ、両頬を腫らしながら微笑む。

〇同・リビング
  優紀、一人眠っている。

〇優紀の住むマンションの外観(深夜)
  タクシーが止まる。
  タクシーから、ひとみが優紀を抱えて、降りる。
  そして、ゴミ捨て場のゴミの山に優紀を放り捨てる。
  そして、優紀の傍にカバンも捨てる。
  優紀、気づかず寝ている。
  ひとみ、タクシーに戻る。
  タクシー、走り去る。

つづく



第16回21世紀テレ朝落選作「楽園」 第二回

2016-02-27 06:50:35 | テレ朝落選作「楽園」
いい感じに肉が熟成した感じがする

シナリオファイナル作品だけど、まぁ、六十になったらまた書くかな。

ほんと、完成度は今までで一番な気がする。

けど、これが自分の最低基準になった気がする

それに比べると、やっぱ落選作は、単なる思い付きで、なんの思考も、志向もないなぁ

ほんと、今年は、というか二年ぐらいかけて、というか意識を変えるのに二年はかかった。

今の思考にたどり着くのに、三十年強かかった

まぁ、しばらくは、自分でわくわくどきどきしながら、書いて楽しめればいいかな、


とりあえず、落選作←毎度やなぁ


第二回

〇古びた雑居ビルの外観
  風俗の看板もある中に宇賀井医院の看板がある。

〇同・非常階段
  ひとみ、非常階段の踊り場でタバコを吸っている。

〇同・診察室
  宇賀井浩(55)があゆみの顎関節に手を当て診察している。
  後ろに看護師(45)の女性がいる。

〇同・非常階段
  宇賀井、ドアを開けてやって来る。
宇賀井「もういい加減やめた方がいい。このまま続けると、いつか自分の口で食べることも出来なくなる」
ひとみ「そうならないようにするのがあんたの仕事だろ」
  ひとみ、封筒を宇賀井に渡す。
  宇賀井、封筒の中身を見ると万札が数枚入っている。
宇賀井「(卑しく笑う)クックック」
ひとみ、宇賀井を横目で見る。
宇賀井「普通、示談金をせびる奴らは皆、自分の体を傷つけてくるもんだが」
ひとみ「……」
宇賀井「いつから鬼になった?」
ひとみ「……」
宇賀井「こんなことを続けていても、泥沼から抜け出せないぞ」
ひとみ「いっちょまえのこと、あんたが言うな」
宇賀井「まぁ、いい。(卑しく笑う)クックック」
  宇賀井、ドアを開けて雑居ビルの中に戻っていく。
  ひとみ、一筋のタバコの煙が空に上がっていく。

〇回想・部屋
  病床の阿部久志(62)
  傍に、ひとみ(27)とセーラー服姿のあゆみ(18)がいる。
  久志、ひとみの手を握って、
久志「ひとみ、あゆみを頼む! 彼女のように、あゆみにもこれ以上肩身の狭い思いはさせたくない。私が死ねば頼れるのは、お前だけだ。私の最後の我が儘と思って聞いてくれ」
ひとみ「……」
  あゆみ、泣いている。
ひとみM「そういって父は死んだ。父は死ぬ間際まで愛人に生ませたあゆみのことを心配していた。しかし、母は違った。母は何かにかこつけてはグチをこぼしていた」

〇回想・居間
  ひとみ(29)と香織(55)、洗濯物をたたんでいる。
  香織、小さな下着を手にする。
  香織の手が止まる。
香織「あの子はきっと男を狂わせる。あの女がパパを狂わせたように」
  香織、手に持っていた下着を引き裂く。
ひとみ「……」
香織「気をつけるんだよ! 清純に見えても本性は違うからね。親子共々汚い女だよ! 私にはわかる。あの顔に騙されるんじゃないよ! それがあの親子の武器なんだからね」
ひとみM「あゆみは母にとって苦痛そのもの。身よりもないあゆみと一緒に暮らしてくれ、と泣いて頼んだ父への怒りもあったのだろう。母は死ぬまであゆみを憎んでいた」

〇現在・非常階段
  ひとみ、タバコを消して、吸い殻入れに入れる。
ひとみM「けど、私は憎めなかった。全ては父がしたことであって、あゆみには何の責任もない。私は母のようにあゆみを憎めなかった。このときはまだ……」
  あゆみ、非常階段のドアを開けて、
あゆみ「お姉ちゃん。もう終わったよ」
ひとみ「……」
  ひとみ、あゆみの頬の包帯を見て、
ひとみM「憎めないと思っていながら、あゆみを傷つけている……。そう、私は鬼だ」
  ひとみ、虚しく笑う。
あゆみ「どうしたの?」
ひとみ「なんでもない」
  二人が出て行き、非常階段のドアが閉まる。

〇マンションの外観(夜)

〇同・リビング
  棚に久志の遺影と香織の遺影と、離れたところにあゆみの母、白石史代(24)の遺影がある。
  ひとみは、コンビニ弁当を食べている。
  あゆみは、プリンを食べている。
ひとみ「あゆみ」
あゆみ「……」
ひとみ「もう辞めにするかい?」
あゆみ「どうして?」
ひとみ「あゆみが辞めたいっていうなら、もう終わりにしていいんだよ」
あゆみ「大丈夫。まだやれるよ」
ひとみ「遠慮することないよ」
あゆみ「大丈夫。お姉ちゃんについていく」
ひとみ「……」
  部屋のカレンダーは六月
ひとみ「夏のボーナスやったら、そのとき、先のことを考えよう」
あゆみ「……」

〇街の風景
  ジャケットを脱いで歩いている人たちがいる。

〇マンション・リビング
  カレンダーは七月。
  ひとみ、あゆみの頬を両手で触って、
ひとみ「もう大丈夫だね」
あゆみ「(笑顔で)うん。大丈夫だよ!」
ひとみ「とりあえず、これが終わったら、暫く休むから、辛抱してね」
あゆみ、屈託ない笑顔で頷く。


つづく

あゆみのイメージは広瀬すずちゃんだったかな

でも、すずちゃん、なんか背伸びたんちゃう?

大人になってしまったなぁ



創作は熟精肉

2016-02-26 19:28:05 | 日記


ヤンシナの締切が近づいてきました

書き上げてから、読み直しをしないまま、ほったらかしにしていたら、本日、会社で、「やっぱあそこはよくない!」

と思った。

そして、書き直したいと、休みにいろいろメモして、本日は残業もなく、帰ってきて飯も作らず、二時間、書いたのかな。

なんか、前より良くなった感じがする。

そこで思った。

書き上げてすぐは、悪い箇所は中々見えない。

肉と同じで熟成させた方が、なんかしら見えてくる。

寝かせて何もなければ、それはそれでいい。

けど、「あそこ、ムリクリだなぁ~」とか、「ちょっと言葉があれかなぁ~」とか、出てくるね。

締め切りも近づいてきたけど、最後まで熟成させるのがいいのかな


さて、飯にするか


テレ朝、落選してしまいました。ので、第十六回21世紀シナリオ大賞落選作「楽園」 第一回

2016-02-26 01:15:33 | テレ朝落選作「楽園」

詳しくはこちら

ヤンシナに出して、そして、テレ朝かな、

この作品は、もう二年前?

スクールに行ってる時に、企画書を書く課題で、どうも企画書書いたら、

「ええい、シナリオ書いちゃえ」と思って書いた作品。

ヤンシナには、「おとり鮎」というタイトルで出して、一次通らず、

そして、テレ朝に直して「楽園」というタイトルにして、配信映像部門で出して落ちました。

それほど、落ち込んでない。

おそらく、今月描いた作品が落ちたらショックだと思うけど、なんか一度落ちてるからか、不思議と受け止められるし、

また、今見ると結構、グダグダだなぁ~とも思う。

それは、思考がまた一歩上達しているからだと思う。

とりあえず、全七回で公開します。

まぁ、供養です。


通勤通学の暇つぶしにでもなれば、


15年ヤンシナ、15年テレ朝落選作「楽園」 第一回(全七回)

第一回

〇繁華街の風景(夜)

〇居酒屋の店内(夜)
  サラリーマンやOLで賑わっている。
  阿部あゆみ(21)はテーブル席で一人サワーを飲んでいる。
  ジャケットにパンツの姿の伊月吾朗(25)がやって来る。
吾朗「お嬢さん。一人?」
あゆみ「……」
吾朗「もしよかったら、僕たちと一緒に飲まない?」
  あゆみ、吾朗についていく。
  阿部ひとみ(30)は、一人、カウンターであゆみと一緒にいる吾朗を観察している。
ひとみ「(呟く)……雑魚か」
  あゆみ、吾朗たちの席に行くと、林陽次(25)が飲んでいる。
陽次「ほんとに誘ったのかよ」
吾朗「何でも好きなの注文して。おごるから」
  ひとみがあゆみの傍にやって来る。
  陽次、ひとみを見る。
陽次「何?」
ひとみ「何してるの? その子、私の妹だけど」
    ×    ×    ×
  岸田純平(25)が化粧室から出てきて吾朗たちの席にやって来る。
純平「どうしたの?」
  ひとみ、純平を見る。
いかにも高級品とわかるスーツにシューズ、腕時計。
  ひとみの目が輝く。
吾朗「一緒に飲まないかって誘ったんだよ」
ひとみ「いいわよ。少しぐらいなら」
吾朗「そりゃよかった」
  ひとみ、あゆみの腕をつかみ、
ひとみ「席変わって」
  ひとみ、あゆみとすれ違いざまに耳打ちする。
ひとみ「(小声)遅れてきた端の男よ」
  あゆみ、頷く。
ひとみ「お仕事は何してるの?」
吾朗「ん、俺はたいしたことないけど、彼は東京聖和銀行の行員だよ」
陽次「そう、融資してもらってるから逆らえません」
純平「よしてくれよ」
ひとみ「凄いじゃない」
吾朗「同期じゃ、一番の出世頭さ」
ひとみ「じゃ、仲良くしないとね。あゆみ、ちゃんと接待しなさい」
あゆみ「はい」
ひとみ「そそうのないようにね」
吾朗「いいなぁ、純平は」
陽次「お前はいつもそうだ。ルックスといい、頭といい、結局、可愛い子を持っていくな」
純平「変なこと言うなよ」
ひとみ「じゃ、私は可愛くないっていうの?」
陽次「いえいえ、俺はお姉さんのような大人の女性の方が好きだな」
ひとみ「そう。じゃ、行員さんの相手はあゆみに任せて、あなたたち二人、私が面倒見ちゃう。楽しくやりましょ」
純平「じゃ、僕たちは僕たちで楽しく飲もう」

〇高層マンションの外観(深夜)
  静寂。
  タクシーがマンション前で止まる。
  ひとみ、泥酔している純平を抱えて、マンションの前に放り投げる。
  純平、寝ている。
  ひとみ、待っているタクシーに戻る。

〇東京聖和銀行の外観
  ひとみとパーカーを目深に被り、マスクを付けているあゆみが銀行に入っていく。

〇同・相談窓口
  相談窓口は店内の端にある。
  ひとみとあゆみが座っている。
  そこへ、純平がやって来る。
純平「お待たせいたしました」
ひとみ「こないだはどうも」
純平「え!?」
ひとみ「あれ、憶えてません?」
純平「すみません」
  ひとみ、純平の名刺を純平の前に投げる。
ひとみ「先週の金曜、一緒に飲んでた人って、あなたでしょ?」
ひとみ「今日は渡したいものがあってね」
  ひとみ、カバンかA4サイズ封筒を出して、純平に渡す。
  純平、封筒から書類を出す。
  書類は医師の診断書。
ひとみ「全治四週間。相当やってくれたわね」
純平「何が!?」
ひとみ「何がって。憶えてない? それを見ても思い出せない?」
純平「申し訳ありませんが、あの晩のことは全く憶えてなくて」
ひとみ「しゃーない。じゃ、コレを見れば思い出せるんじゃないの。あゆみ」
  あゆみ、被っているパーカーを外し、マスクを取る。
あゆみの両頬がアザになって腫れている。
純平「え!?」
ひとみ「あなた、相当悪酔いしたみたいね。あゆみの顔、こんなになるまで殴るんだから」
純平「えっ、僕が!?(動揺)」
ひとみ「そうよ。あの後、ウチで飲んだのよ。そこであゆみの発言が癇に障ったのか、出来る男のプライドを傷つけたみたいで、ほんと大変だったのよ。修羅場ってああいうことをいうのね。憶えてない?」
純平「全く!? ただマンションの前で起きたってこと以外は」
ひとみ「ほんと大変だったんだから」
純平「……」
ひとみ「でも安心して。警察沙汰にはしてないから。あなたの将来のこと考えて被害届も出してないのよ。穏便に事を済まそうと思って。あんな目にあっても気使ってんだから感謝してよ」
純平「いや、ちょっと!?」
ひとみ「あれ、それとも被害届出した方がよかった? 余計なお世話だった?」
純平「いやそれは!?」
ひとみ「でしょ。だから、あなたに相談しにわざわざ来たのよ」
純平「ええ!?(動揺)」
ひとみ「お互い示談で治まるのなら、その方がいいでしょ。あなたの将来のためにも。それとも正式に慰謝料を請求した方がよかった?」
  店内の人がひとみたちを見る。
ひとみ「慰謝料の相談窓口は何番に行けばいいの?」
純平「慰謝料って、いくらです?」
ひとみ「(手で三を示し)三百万」
純平「三百万!?」
ひとみ「あれ、安かった?」
純平「そんな!?」
ひとみ「そうよね。警察沙汰にも会社にもばれなければ将来安泰なんだから、そう考えればとってもリーズナブルな示談金よ」
純平「そんな、三百万なんて、用意出来ません」
ひとみ「なら、お金かしてくれるとこ、紹介しようか? (笑って)ああ、行員さんに紹介することもないか。確か子会社にローン会社があったわね」
純平「いや、ほんと、何も憶えてないんだ! ほんと知らないんだ!」
ひとみ「しらばっくれる気?」
  ひとみ、テーブルを叩いて立ち上がり、
ひとみ「(大声)ふざけんじゃないわよ!」
純平「ちょっと!?」
ひとみ「どうする? このまま行けば良い生活が待ってるんでしょ? それとも将来、潰す?」
純平「……わかりました」
ひとみ「そうね。正しい判断だわ。こんな事で人生潰しちゃもったいないもんね。私も被害者だけど、あまり気持ちのいいもんじゃないから」
純平「……」
  ひとみ、メモを出す。
ひとみ「じゃぁ、お金はここに振り込んで頂戴。あ、東京聖和銀行の口座だわ(笑う)」
純平「……」
ひとみ「行こうか」
  あゆみ、マスクをつけ、パーカーを被る。
  項垂れる純平。
ひとみ「ああ、その診断書。あなたにあげるわ」
純平「……」
ひとみ「(捨て台詞)酒は飲んでも飲まれるなってね」


つづく


あ、ゴロウデラックスに本谷有紀子さんが出てくる。

いやぁ、綺麗だなぁ

でも、結婚しちゃってるんだよなぁ~

芥川賞受賞者は綿谷りささんに、川上さんに、本谷さんと美人が多いなぁ

天は二物を与え、俺には汚物を与えた

ってところかな

そろそろ、ヤンシナも読んで出さんと、去年の不手際から、もしかしたら、月末は多くてサーバーダウンなんてこともありそうやし

怖いなぁ

でも、落選はもっと怖い。

こればかりは、三十年過ぎてもなれん。

けど、四月いっぱいまでのんびりして、ゴールデンウィークにまた小説もどりを書き始められればいいかな・・・


でも、楽しみがもう終わってしまったのは残念


ちなみにシナリオ公開は、残り三作品のうちのこれは一つになる。

残り二つです。

これでシナリオはお終い。

あとは、自分が面白いと思える作品を書いて、コメントがもらえるボイルドエッグとか、そういうので楽しみます。




このポテンシャルが凄い

2016-02-23 20:16:33 | 日記
Cookfile ねぎスライサー DH-2264
クリエーター情報なし
貝印


ポテンシャルという言葉は正しくないと思うが、夕食、一週間のうち五回は具のないインスタントラーメンだけど、48才だけど

ねぎが好きなのだが、包丁で切るとうまく切れない。

ので、ちょっとアマゾンで探して、レビューもいいので買ってみた。

本日、メール便できて、昨日買ったねぎ、ちょっと鮮度が落ちてるけど、それを買ったスライサーで切った。

めっちゃ切れた

もうびっくり、

ねぎがおかずになった

よくいくラーメン屋さんに教えたいぐらい

もうプロの域だ


堀江貴文さん

2016-02-21 10:51:24 | 日記
今、波乱万丈を見てるが、堀江さんってやっぱ頭がいいというより、めっちゃストレートな人、純粋な人だと思った

好きか嫌いか、面白いか面白くないか、それだけで、好き、面白いと決めたら、ストレートで、ほんと湾曲することなくほんとまっすぐ、直線で突き進む。

しかも、ちゃんとそこに至るまでの設計図をしっかり持ってる。

この設計図が見事なんだろうな

若くて、凄い人はいるところにはいるんだなぁ


仕事だと思わず、何事も楽しんでやってる、か、

社会貢献まで、

録画しておいてよかったなぁ~