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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第三回

2018-09-10 19:19:43 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第三回」

 

〇大和女子大学の外観

 

〇同・教室

  授業前。

  桃萌、見るからに元気がない。

  そこへ、千恵が隣に座る。

千恵「どうした? もしかしてホームシック?」

桃萌「そんなんじゃないわ」

千恵「そう……」

すると桃萌のスマホが振動する。

スマホは消音になっている。

  スマホの画面に桃萌の部屋が映る。

  メロが玄関から部屋に逃げてくるところが映る。

  すると、祐子が部屋に入ってくる姿が映る。

桃萌「ママ?」

  祐子は、しゃがんで指を動かしメロを呼ぶも、メロは来ない。

桃萌、クスッと笑う。

すると突然、祐子は後ろを振り返る。

そして、祐子の前に人影が映る。

桃萌「え!? 誰!?」

千恵「どうかした?」

桃萌「いや、なんでも」

桃萌の元家庭教師の猿渡雪彦(23)が、祐子と一緒に現れる。

桃萌「え、猿渡先生!?」

  スマホ画面には祐子と猿渡が向き合っている。

  教室に野間教授が入ってくる。

教授「はい、こんちには」

生徒たち「こんにちは。お願いします」

  授業が始まる。

桃萌「……」

 

〇四〇三号室内

猿渡「いいんですか? 桃萌ちゃんの部屋で」

祐子「いいのいいの。そのために一人暮らしを許したようなもんだから」

猿渡「悪いお母さんだなぁ~。娘の一人暮らしを許した理由が、家庭教師との情事のためだなんて。そのうちご主人にばれますよ」

祐子、クスッと笑い、そして、さりげなく猿渡の両腕を掴み、

祐子「ばれないわ。夫は今、出張中だし、それにいたとしても、娘に会いに行くといえば疑われることはないんだから」

  祐子、クスッと笑い、猿渡の腕を前後に揺らしている。

  猿渡、微笑みながら、

猿渡「悪い奥さんだな」

祐子「奥さんはよして。祐子って呼んで。ここでは私も自由なんだから」

猿渡「奥さんって言った方が、僕が興奮するんです」

祐子「じゃ、奥さんでいいわ」

  祐子、微笑む。

 

〇続き・教室

桃萌「ママ!」

  授業が止まる。

  周りの生徒が桃萌を見る。

  教授も桃萌を見る。

千恵「(小声で)桃萌!」

桃萌「すみません」

  教授、咳ばらいをする。

  そして、授業を再開する。

桃萌、スマホ画面を見る。

  スマホ画面には祐子が猿渡を隣の部屋に行き見えなくなる。

  メロがパニックを起こして、部屋を駆けずり回ってる。

桃萌(心の声)「ママ、私を利用したの?」

  桃萌、今にも泣きそうな顔になる。

 

〇同・キャンパス内の本屋

  桃萌、本を見ている。

  すると、スマホに電話がかかってくる。

  スマホ画面に『ママ』と表示されている。

  桃萌、渋々出る。

桃萌「(テンション低く)もしもし」

  祐子、桃萌とは真逆にテンション高くまくし立てるように話してくる。

祐子「もしもし、桃萌。今夜、猿渡君と三人で食事でもしましょう。レストランに予約入れてあるからそこに来て」

  通話が切れる。

桃萌「……は!?」

 

〇レストラン内(夜)

  桃萌、ウェイターに連れられて予約席に行く。

  すると、祐子が既に来ている。

祐子、満面の笑みで桃萌を迎える。

  桃萌、祐子の満面の笑みを見て、

桃萌(心の声)「なんなの、その満面の笑み」

祐子「どう、楽しくやってる?」

桃萌「まぁ、ぼちぼち」

祐子「何? 楽しくないの」

桃萌(心の声)「いや、ママには敵いません」

  すると、ウェイターに連れられて猿渡がやってくる。

祐子「あ、猿渡君」

  祐子、立ち上がる。

桃萌「……」

  つられるように桃萌も立ち上がる。

猿渡「桃萌ちゃん。おばさん。お久しぶりです」

桃萌(心の声)「うわぁ、白々しい」

祐子「ほんと久しぶり。なんか前よりいい男になったんじゃない? 大学でもモテるでしょう?」

猿渡「いや、そんなこと」

  祐子、桃萌と腕を組んで、

祐子「桃萌には、手を出さないでくださいよ!」

猿渡「参ったなぁ~」

桃萌(心の声)「参ったのはこっちだわ。ママの愛人と関わりたくないわ」

    ×    ×    ×

  祐子、ワインを飲み、少し酔っている。

  祐子、猿渡の腕を掴み、甘えるような声で、

祐子「桃萌が大学に入れたのも、ほんと猿渡君が教えてくれたおかげ。感謝してもしきれないわ」

猿渡「いや、桃萌ちゃんが優秀だったから」

祐子「違う。全部、先生のおかげ! 先生なしでは考えられない!」

  祐子、猿渡の肩や手をべたべた障ったり握ったりしている。

桃萌(心の声)「うわぁ、完全に女になってる。昼間、あんなに乳繰り合ったのにまだ足りんか? ここにあんたの娘がいるんだからもう少しオブラートにくるんでよ。もう羽伸ばしすぎよ」

  祐子、上機嫌で猿渡とワインを飲んでいる。

  猿渡もまんざらではない。

桃萌、終始冷めている。

桃萌(心の声)「今度から二人だけで来て。私をダシにしていいから私を呼ばないで」

 

〇マンション一番館・四〇三号室内

  桃萌、帰宅したばかりで着替えてない。

  桃萌、冷蔵庫を開けてペットボトルの水をとろうとする。

すると、祐子が作った五つのタッパーが目に入る。

桃萌、冷蔵庫の中をジッと見て物思いにふける。

桃萌(心の声)「こんなことになってたなんて、知らなかった……」

  桃萌、寂しそうな表情が冷蔵庫の灯りに照らされる。

  桃萌、一つのタッパーを取り出して開ける。

  豚の角煮が入っている。

  桃萌、タッパーを閉める。

 

〇同・一番館の前(夜)

  正雄、いつものジャージを着てヘッドホンをつけて音楽を聴きながら、ペットボトルについているパッケージをはがしたり、空き缶、空き瓶のボックスの中身を整えている。

  正雄、突然、肩を叩かれる。

  振り返ると桃萌がビニール袋を持っている。

  正雄、ヘッドフォンを外して、

正雄「どうしました?」

桃萌「これ、母が作りすぎて、食べきれないんで良かったら食べてもらえますか?」

  といって、ビニール袋の中を見せる。

  中にはタッパーが五個入っている。

桃萌「豚の角煮とかいろいろ」

正雄「え、いいんですか?」

桃萌「どうぞ」

正雄「頂きます。すいません」

  桃萌、正雄にタッパーの入ったビニール袋を渡す。

 

            つづく。

 

今書いているシナリオについて、考えた。

どうも俺には明らかな弱点があることに気づいた。

そう、30年もやってるのにまだ気づかされることが多い・・・

自分の弱点は、自分で気が付き、正さなければいけないんかな・・・

 

さっきみたマツダのCMがいいので貼った。

 

 

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4 コメント

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はじめまして (鈴音)
2018-09-10 20:34:46
はじめまして。
同じくシナリオライターを目指しているので、落選時の気持ちなど共感する部分も多く、以前から閲覧させて頂いています。

批判という訳ではもちろんないのですが、読んでいて違和感があったのはセリフ回しが不自然
なのかなと思いました。

例えば今回の話でも
「あんなに乳繰り合ったのに~」
「~だわ」
とか生身の人間が使わないようなセリフや年不相応な言い方なので、審査員の人も恐らくセリフに違和感を抱くと思います。

シナリオスクールの出身者がコンクールに強いところは、応募前に徹底的に生徒同士で読み合わせをして、違和感のあるセリフやテンポを修正する所にあるそうです。

更新途中に失礼しました。
偉そうなことを書きましたが、
お互いにテレ朝頑張りましょう。
コメントありがとうございます。 (みや)
2018-09-10 22:05:24
そうですね、自分には読んでくれる方いないというのは、今も困っています。
もしよければテレ朝応募作、合評しませんか
考えて頂ければ幸いです。

せりふ回しに関しては、なかなか、難しいかな。
自分は、ブログもそうですが文語ではなく、口語ですので、
セリフもたとえば、ヒロインが祖母がいて、祖母がそういう言葉を使えば、自然と影響は受けるものだと思いますし、なかなか、せりふ回しというか、しゃべり方というのは十人十色だと思うので、私はそこはちょっと・・・という思いがあります。

しかし、鈴音さんがそのように感じたのならそれはそれでいいというか、感じ方も十人十色なので・・・

作品は、まだ続きますのでぜひこのように思ったこと、全部見て思ったことなど頂ければ幸いです。

ちなみにテレ朝合評、よければ考えてくれませんか?
友人を連れてでもかまいません。

板橋、練馬の住人ですが、山手線エリアならいけますので、

今、書いているシナリオの率直な感想が正直聞きたいです。
なんせ、「初恋」「最後の恋」というテーマが出ておりますので解釈は人それぞれだと思いますが、いかんせん、読んでくれる人もなく一人でやっていると考えがこもってしまう感は否めないので・・・

気長に考えて頂ければ幸いです。

他の作品ももしお読みでしたら、感想を頂ければ公開してよかったと思えますので、

コメント、ありがとうございます
Unknown (鈴音)
2018-09-10 22:28:11
お返事ありがとうございます。

もちろん、主人公の設定として古くさい言葉を使うというキャラクターもあると思うのですが、作中でバックグラウンドの説明が無いとただ違和感しか残らないと思います。
あくまでも、個人的な意見なので、お気を悪くさせたらすみません。

合評に関してはネットというやり取りの性質上、リアルに会うことはリスクなどもあるので、お誘い頂いて恐縮ですが、お断りさせて頂きます。

もちろん、みや文明さん個人を否定している訳ではなく、あくまでも一般論としてΣ(゚Д゚ υ)

今のところの予想としては、部屋で密会していた人達同士が鉢合わせするのかな?
出張と言っていた父親がなぜか部屋に来たり?

続きの更新、楽しみにしています。
合評、 (みや)
2018-09-10 23:39:40
残念かな、でもそれが普通なのかな・・・

でも、このブログを読み、合評してみたいかな?と思う人いたら、するしないは置いといて、関心はもってくれるといいかな、


次の展開の想像、
なるほど、そういうコメントは面白いですね。
鈴音さんが作るなら、を垣間見ることが出来るのは・・・

いや、予想というコメント、大変楽しいです
ありがとうございます。

いやぁ、予想、これは全部読んでの感想より面白いです。
もし、鈴音さんも人に読んでもらうとき、ある程度区切って、次の展開予想を聞きながら、読んでもらうとおそらく、面白い発見があると思いますよ。

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