ダメでもともと!

面白いドラマを書いて、「一声」かけていただく。だめでもともと。

安易な創作は捨てろ!

2019-03-12 18:48:54 | 日記

久しぶりに「初恋島」を見て、思った。

「やっぱ安易すぎる」

確かに、テーマを振られて、いろいろ発想したが、安易な発想は稚拙だなぁ、と痛感。

今、というか土曜日から、自画自賛、自己満足、自己陶酔できる作品のネタを考え始めたが、いろいろ考えていいと思う。

安易に発想して技術を使って作り上げるより、もっと深く考えないと、

そう、愛着が生まれるぐらい。

発想が出るのは悪くはないが、もうそれに付き合う年齢ではない。

雷鳴轟くものでなくては、

安易に発想してたくさん作っても、雷鳴轟く、稲妻をあたり引き裂かれるようなドラマ一本にはかなわない。

五十にして天命を知るというのは、安易な発想はするな。

そういえば、会社で「3年A組」を見ていた人が、ラストがSNSだったというのを聞いた。

俺的には、それ考えてなかったし、悪くはない、いや、いいと思った。

でも、無責任な書き込みはなくなってはいないが、ツイッターにせよ、フェイスブックにせよ、投稿者の顔が見えるのなら、責任をもって発言しているから悪くはないが、そうでない相手に向かってのことなのかな、と思うととてもそういう感じで社会にいじめを扱うのもいいのかな。

確かに自殺した上白石さんは水泳で有名だったのだから、クラス内では収まらないのかな、

でも、いじめはなかなか深いし、きつい。

それに武智さんはどうなってしまうのかな?とも思った。

けど、脚本家の武藤さんは挑戦的ネタをやり、視聴率も15%なら凄いと思う。

俺は、ラスト三話で終わっちゃったけど、まぁ、それは好みの問題かな。

好みの問題といえば、「カメラを止めるな」

会社で自分のシナリオを読んでもらっている読書家さんに「カメラを止めるな」を進めた。

というのも、読書家の人は、話の面白さを求める人が多いのでは?と思っていたので、映像を見て楽しむ作品はもしかしたら受け入れにくいのでは?と思ったから。

確かに、ジェラシックパークとか、といってもジェラシックパークは、カオスドラマであって、映像もさることながらドラマがちゃんとある。

「カメラを止めるな」はラストを見せての、経緯を見せる、こんな形で出来上がりました。

というのが売りなだけに、自分で映像を取る人とか、そういうたぐいの人ははまると思ったが、どうしても活字を読む人には厳しいのでは?と思った。

そして、感想は「10分しか見れなかった。我慢してみてたんだけど」といっていた。

あと、監督の奥さん役の人がうまかったが、他の人はいまいちと、言っていたなぁ~

それに関しては、正直、あれはB級映画的なつくりだから、役者さんは俺的にはよかったけど、10分しか見れなかったのなら、そう見えてしまうのかな、と思った。

読書家さんは「グッドワイフ」だけ見ている。

といっていて、俺もこないだたまたま見たら面白かった。

結局最後まで見てしまった。

来週、最終回。

弁護士の専門的な用語はないといっていたなぁ~

けど、3年A組のSNSだったことを教えてくれた人は、「グッドワイフは女房がなんか読める」といってみるのをやめたとか、

まぁ、人それぞれ。

「グッドワイフ」は、非常にメリハリがあって楽しいけどなぁ。

 

まぁ、読んで楽しいと見て楽しいがあるから、見る人がどういう趣向の人かによって変わってくるのかな。

でも、自己陶酔は、どこから読み(見)はじめても面白いものを、

だから、安易に作れず、愛着が出来るぐらいやらないといけないのかな。

そう思うとヤンシナに応募した作品の方が「初恋島」より愛着はあるし、読書家さんは圧倒的にヤンシナ応募作が好きといっていたから。

「こんな作品なら、読んでもいい!」と言ってくれたからなぁ~

せめて一声かかれば、新元号はチャンスがあるかもしれない。

けど、ノーチャンスに期待するのは出来ないし、地獄しか待ってない。

自己陶酔を探そう。

作れるからって安易に発想して作るな!

作れることが俺の弱点だ!

 

 

 

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第19回テレビ朝日新人シナリオ大賞オリジナル配信ドラマ部門「初恋島」 第一回(全七回)

2019-03-12 08:10:13 | テレ朝落選作「初恋島」

「第一回」(全七回)

 

〇オフィスフロア内

  笹原尚登(25)、デスクで仕事をしている。

そして、ペン立てからカッターを取る。

  カッターの刃が出ていたらしく、左手薬指を切る。

尚登「イタ!」

  反対側の席に座っている藤谷美香(23)が振り返って尚登を見る。

  尚登、薬指から血が出ている。

美香「絆創膏あります」

  美香、尚登のところに絆創膏を持っていく。

  美香、血が出ている尚登の手を持つ。

そして、いきなり血が出ている尚登の指を咥える。

尚登「!」

  尚登、驚き、固まる。

  美香、ティッシュで指を拭いてから、絆創膏をゆっくり、丁寧に貼る。

  美香、尚登を見て微笑む。

尚登「あ、ありがとう」

美香「どういたしまして」

  美香、尚登に微笑む。

尚登「……」

ひとみの声「尚登!」

 

〇海原・小型船舶の船上

ひとみ「尚登!」

  笹原ひとみ(25)、尚登に話しかけている。

  小型船は、前方に見える初恋島に向かっている。

尚登「え、何?」

ひとみ「聞いてなかったの?」

尚登「あ、ごめん」

  ひとみ、面倒くさそうに、

ひとみ「あの島の十八世帯の夫婦全員が初恋婚なんだって。だから初恋島と呼ばれてるっていったの!」

尚登「あ、調べたんだ?」

ひとみ「尚登が行ってみたいっていうから、一応、ネットで調べたの」

尚登「……」

ひとみ「でも、初恋婚の夫婦しか住んでいないなんてなんか凄いと思わない?」

尚登「……」

ひとみ「まさに私たちが行くためにある島ね」

尚登「そうだね」

 ひとみ、尚登に腕組をし、尚登を見つめ、

ひとみ「初恋婚がいつまでも続く秘密、教えてくれるんでしょ?」

尚登「んん」

ひとみ「一体、どんなこと教えてくれるのかなぁ」

尚登「(小首を傾げ)さぁ」

ひとみ「きっと楽しいことよね? そう、楽しいことがあの島で私たちを待っているのよね」

  ひとみ、浮かれている。

尚登「……」

  ひとみ、海風を浴びて目の前に見える初恋島を見る。

  ひとみの長い髪が海風になびく。

  尚登、ひとみの横顔をそっと見る。

 

〇海原

小型船舶が初恋島に進んでいく。

 

〇老師の館の外観(夕方)

  老師の館は、島民たちの居住区が一望できる高台にある。

 

〇同・館の広間

  老師(80)、ひとみと尚登を迎え入れる。

老師「初恋島によくいらっしゃいました! もう島は大体、見て回ったのですか?」

ひとみ「はい」

老師「何分、小さい島で、青い海しか自慢がないのですが」

ひとみ「そんなことありません。島民の方々がとても親切で、それにおじいちゃんおばあちゃんもみんな若々しくて驚きました!」

老師「この島の者は恋に悩むということがない。それも笑顔で若々しくいられる秘訣かな」

ひとみ「さすが初恋島! 初恋の相手を永遠に思い続けてるから悩むことがないんですね」

  老師、声を出さずに朗らかに微笑む。

老師「初恋婚がいつまでも続く秘訣、あなた方にも伝授しますよ」

ひとみ「楽しみにしてきました」

老師「私たちの初恋島式体験プログラムは完璧です! それは全ての島民、初恋婚夫婦の存在がそれを証明しています」

ひとみ、笑顔で頷く。

老師「さっそく今夜からこの島の儀式を受けてもらいます」

ひとみ「儀式?」

  老師、微笑み、

老師「この島での体験が二人を一層強く結びつけることでしょう」

尚登「……」

老師「さぁ、お二人が泊まる部屋に案内します。儀式が始まるまでゆっくりくつろいでください」

  老師、ひとみと尚登を案内する。

  少し後をひとみと尚登が歩く。

  ひとみ、歩きながら小声で、

ひとみ「儀式って何かな?」

尚登「さぁ……」

 

〇海原(夜)

  初恋島から見える夜の海。

  月の明かりに水面が所々輝いている。

 

〇あぜ道(夜)

  老師とひとみ、提灯をもって足元を照らしている。

ひとみ、老師の後ろを歩いている。

  ひとみ、赤い着物を着ている。

  ひとみ、着物の袖や襟を触って、落ち着きがない。

ひとみ、心細そうに、

ひとみ「この儀式をする人はみなこの着物を着るんですか?」

老師「そうです。まぁ、形式的なものです」

ひとみ「……尚登はどこへ行ったの?」

老師「旦那さんも儀式を行う別の場所に行きました。何も心配することはありません」

  ひとみ、少し離れたところをジーと見る。

  そして、提灯で照らしてみると、少し離れたところに積み石がある。

ひとみ「あの石の山は何?」

  老師、立ち止まってひとみを見て、

老師「あれは、体験プログラムを終えた方が過去の自分と生まれ変わった自分への区切り、けじめとして何か自分の形見を置いて、その上に石を積んでいったものです」

ひとみ「……」

老師「別に決まりではありません。ただみなさんそうしたくなるみたいです。感傷的になるのかな」

ひとみ「……」

老師「さぁ行きましょう」

  老師、歩き出す。

  ひとみも老師に後に続く。

 

             つづく

 

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