ダメでもともと!

面白いドラマを書いて、「一声」かけていただく。だめでもともと。

第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」 最終回

2018-09-13 22:58:42 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第六回」(最終回)

 

〇マンションの外観(夜)

 

〇同・五〇一号室内(夜)

  由里、ソファに座って、テレビを見てくつろいでる。

  メロもいつもの自分の居場所で静かにしている。

  すると呼び鈴がなる。

  メロ、反応する。

 

〇同・玄関

  由里、ドアを開けると桃萌が立っている。

  桃萌、隆行に買ってもらったブランドの紙袋を両手に持っている。

桃萌「先輩、こんばんは」

  由里、少しびっくりした顔をして、

由里「桃萌、どうしたの?」

桃萌「メロに会いに来ました」

 

〇同・部屋内

  桃萌、メロを抱いて、

桃萌「メロ、元気だった?」

  由里、ブランドの紙袋を見て、

由里「買い物してきたの?」

桃萌「はい」

由里「ずいぶん買ったのね」

桃萌「パパに買ってもらいました。先輩も買ってもらってるんでしょ、うちのパパに」

  とさりげなく言う。

由里「どうして私が桃萌のパパに買ってもらうの?」

桃萌「またまた」

  桃萌、メロの顎の下を愛撫している。

  メロ、気持ちよさそうな顔をしている。

由里「……」

桃萌「パパと一緒に出張に行って、羽を伸ばしてきたんですよね?」

由里「私が!? なんで?」

  桃萌、立ち上がってテーブルに置いてあるネットワークカメラのところに行く。

  そして、ネットワークカメラの上に手を置く。

桃萌「それは先輩が、このカメラを私に渡したから」

由里「はぁ……」

桃萌「最後まで私の一人暮らしに反対していたパパ。なんとかして私の一人暮らしを潰したかった。その嫌がらせとして、パパは私に私が留守の間、部屋でとんでもないことが起こっていることを見せたかった。私に見せなければ潰すことも出来ないから。そこでこのカメラ」

  桃萌、カメラレンズの前にメロを置く。

桃萌「そう考えると必然的にパパと先輩が結びつくんですよね」

  由里、一拍置いて、

由里「考えすぎじゃないの?」

桃萌「いえ、そんなことありません」

由里「どうして?」

桃萌「おかしいんですよ。なんか違和感があるっていうか」

由里「違和感?」

  桃萌、一拍置いて、

桃萌「実家に帰る電車の中で考えたんです。考えれば考えるほど腑に落ちないんです。どうしてあんなことが立て続けに起こったのか? まるで私を追い出すためにやってるとしか思えない。そう考えるとしっくりくるですよね。全てが符合する。それが違和感なんです」

由里「……」

桃萌「そう思いません? あまりにも出来すぎてる。そりゃそうですよね。ママも先輩もみーんなグル。パパのいいなり」

由里「……」

桃萌「まぁ、あくまでも私の推測ですけど」

由里「……」

桃萌「でも、出張先にいけば、いろんなところに羽が落ちてるんじゃありません? きっと確証が得られると思うんだけどなぁ」

  桃萌、由里を刺すような目で見つめる。

由里「……」

桃萌「ほんと、甘く見られてたのかな」

  桃萌と由里、見つめ合う。

  桃萌の目は、もう全てお見通しという目をしている。

  由里、桃萌の視線から目を逸らし、観念して、

由里「どうするつもり?」

桃萌「安心してください。羽を拾いに行ったりしませんから」

由里「……」

桃萌「それにまた一人暮らしをしたいと言ってもパパは必ず潰しにかかる。それじゃ、イタチごっこ。だから今は娘に愛されてる父親気分を思う存分味わってもらうの」

由里「……」

  桃萌、目が細めになり、どすの利いた声になる。

桃萌「そして、頃合いをみて先輩との関係をネタに思い知らせてあげるの。どお、素敵でしょう」

  桃萌、満面の笑み。

  由里、悪寒が走る。

由里「……」

桃萌「だから先輩、これからもパパと仲良くしてくださいね」

由里「……」

  由里、桃萌に怖さを感じる。

  桃萌、メロと無邪気にじゃれ合っている。

 

              〈終わり〉

 

とりあえず、この作品はヤンシナに応募した三本のうちの俺の中ではNO2だったが、正直、自分の作品が面白いのかどうかわからない。

これは確かテレ朝に応募してそのまま落選してヤンシナに出したのかな。

やっぱ一次で落選する作品はどこへ出しても一次落ちなのかな。

 

今回はテレ朝はテーマがあるからそういうことは出来ないのかな?

ほんと思考が変わると味方も変わる。

次はヤンシナ二次通過作品になります。

準備が出来次第、公開します。

 

でも、いろいろ、考える・・・

やっぱ夢なのかな。

夢見る頃はとうに過ぎたのかもしれない。

けど、それでも夢のない生活は考えられない。

人は何か、夢を見続けていたいもの。

 

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第五回

2018-09-12 23:19:06 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第五回」

 

〇パチンコ店の外観

 

〇同・パーキング

  白いベンツが入っていく。

 

〇同・店内

  正雄、いつものジャージ姿で煙草を吸いながらパチンコをしている。

  大当たりを出したのか、足元にパチンコ玉の入ったケースが六つ積んである。

  正雄の隣に人が座る。

  そして、缶コーヒーを渡される。

  正雄、パチンコをしたまま、相手を見ずに会釈する。

隆行「ずいぶん景気よく出てるじゃないか」

  正雄の隣に座ったのは隆行。

  正雄、隆行を見ることなく、

正雄「ええ、久しぶりです」

  隆行、缶コーヒーを飲む。

正雄「どうです、娘さんは?」

隆行「いやぁ、あれ以来、私にべったりだよ。それに私の言うことをきくようになった。いや、よく甘えるようになったかな。可愛いものだ」

  隆行、高笑い。

正雄「そうですか。それは良かった」

隆行「ありがとな」

  隆行、正雄のパチンコのケースに万札の入った封筒を置く。

正雄「すみません」

  と隆行を見ずに軽く会釈をする。

  正雄、パチンコをしたまま、封筒の中身を確認することなくポケットに押し込む。

隆行「どうだ。これからささやかな祝勝会をするが君も来るか?」

正雄「いえ、今、いいとこなんで」

  正雄、出玉をケースに落とす。

  玉がケースに落ちる音がする。

隆行「そうか。じゃぁ」

  隆行、正雄の肩に手をかける。

  正雄、隆行を見ずに軽く会釈する。

 

〇同・パーキング

  隆行、運転席に乗り込む。

隆行「行こうか」

助手席に子猫(メロ)を抱いている由里がいる。

由里「来なかったの?」

隆行「ああ」

由里「でも、ちょっとやりすぎだったんじゃない?」

  隆行、余裕の笑みを浮かべ、

隆行「取引も娘も、相手の思惑を挫き、こちらに助けを求めてくるように仕向ける。君も見たろ」

由里「ええ。いい社会勉強させてもらったわ」

隆行「そして、家の問題は、私が出張している間に片付いてる」

由里、クスッと笑う。

  隆行、後部座席に体を向けて、

隆行「これも君たちのおかげだ」

  後部座席に裕也と猿渡が座っている。

猿渡「いえ」

  由里、隆行を見て、

由里「怖いパパね」

隆行、高笑いをする。

 

〇銀座の風景(夕方)

 

〇ブランドショップの入口(夕方)

  桃萌、ブランドショップの紙袋を両手に持って出てくる。

  隆行と奈々も出てくる。

  奈々、拗ねた顔をしている。

奈々「お姉ちゃんばっかり、ずるい!」

桃萌「高校生にはまだ早いの」

奈々「二才しか変わらないじゃない!」

隆行「まぁ、奈々にもいつか買ってやる」

  隆行、笑う。

桃萌「あ、パパ。これから、ちょっと友達と約束があるの。いいでしょう? 家には、すぐ帰るから」

隆行「そうか……」

  桃萌、隆行のジャケット(由里といたときと同じジャケット)の肩を見て、

桃萌「あ、パパ、猫(・)の(・)毛(・)がついてる」

  桃萌、隆行のジャケットの肩から猫の毛を取る仕草をする。

隆行「ん、ああ悪いな」

  桃萌、毛をつまんでいる手を口で拭く。

  桃萌、隆行に意味深な笑みを浮かべる。

  桃萌、奈々を見て、

桃萌「奈々。好きなもの食べてくればいいわ」

奈々「……」

桃萌「じゃ」

  桃萌、人込みの中に消えていく。

隆行「……」

  隆行、桃萌が触った肩を見る。

 

             つづく。

 

なんか、久しぶりの公開なのか、自分が創作していることを確かめることが出来るのはいい。

合評、あきらめてません。

40代、50代で自分と同じ思いの人、いませんか?

40代、50代が主体の合評、いると思うけど・・・(自称35歳というかテレビで連ドラを書きたいと思っている人かな)

もう30代後半からはマジで尻に火が付く。

もう俺は全焼かもしれない。

求められるのは即戦力でなければいけない。

いい作品は、いいモチベーションから生まれると思う。

自分も今は東京にいるが、いい転職、いいお話があれば、と思っているので、ほんと合評できるのも自分は今だけかもしれない。

テレ朝に向けて、同じ思いの人、いませんか?

気持ち、気合、が大切なのかな、

昨日と違う明日が、新しい夜明けになるかもしれない。

本日もジムに行ってきたが、

ジムに行くのが億劫なとき思うのは、

「行かないで後悔するより、行って後悔しよう」

で、行って後悔したことはない。

「合評、やらないで終了するより、やって終了した方がいい」

 

本日はコナミでボディコンバットをしてきた。

まったりして寝よう。

創作メモやネタの整理、シナリオ書きとかあるが、それは三連休かな、

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第四回

2018-09-11 21:28:36 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第四回」

 

〇マンション一番館の外観(朝)

  呼び鈴の音

 

〇同・四〇三号室前

  桃萌、ドアを開けると正雄が立っている。

正雄「おはようございます」

桃萌「あ、はい……」

正雄「昨日はありがとうございました。これ返しに来ました」

  正雄、ビニール袋にタッパーが入っている。

正雄「洗ってありますから」

桃萌「わざわざすみません」

正雄「とっても美味しかったです」

桃萌「そうですか。あ、もしよかったら母が作りに来たときあげます」

正雄「いいんですか!?」

桃萌「ええ」

正雄「いや、すみません」

  桃萌、微笑む。

  正雄、照れながら、

正雄「じゃ」

  正雄、恐縮して去っていく。

  桃萌、ドアを閉める。

 

〇大和女子大学の外観

 

〇同・教室

  授業前。

  桃萌の隣に知恵がいる。

  千恵、スマホを見ている。

  桃萌、上の空な感じで、ノートにシャーペンで円を描いている。

桃萌(心の声)「でも、ママと先生がデキてたなんて知らなかったわ……。そりゃ、ママも女だし、恋するのは構わないけど、娘の私を利用するなんて、なんか寂しいわ……」

  桃萌、千恵を見る。

桃萌「今日、泊まりに行っていい」

  千恵、桃萌を見て、

千恵「どうしたの、急に」

桃萌「泊まりに行っていい?」

千恵「私、実家よ」

桃萌「いいよ」

千恵「私が嫌よ」

桃萌「じゃ、うちに来ない」

千恵「うちって?」

桃萌「私のマンション」

千恵「いいわよ(断り)」

桃萌「そんなこと言わないで来てよ」

  教室に野間教授が入ってくる。

教授「はい、こんちには」

生徒たち「こんにちは。お願いします」

    ×    ×    ×

  授業中。

  桃萌も千恵も教授の話を聞いている。

  桃萌のスマホが振動する。

  桃萌、教授にばれないようにスマホを見る。

  スマホは消音になっている。

スマホの画面に桃萌の部屋。

  メロが玄関から部屋に逃げてくるところが映る。

桃萌「ん!?」

  スマホ画面に人影が現れる。

千恵、桃萌を見る。

  桃萌、辟易して顔をして、

桃萌(心の声)「何なの!? もう鍵、渡している人、いない筈よ!?」

  スマホにいつものジャージを着ている正雄が映る。

桃萌(心の声)「え!? 大家さんの息子さん!?」

  正雄、ジャージのポケットに手を突っ込みながら、部屋の中を見回っている。

桃萌(心の声)「何してるのよ!?」

  桃萌、嫌な顔する。

 

〇四〇三号室内

  正雄、浴室を覗く。

 

〇続き・教室(授業中)

桃萌(心の声)「どこ行った!? 出ていったの!?」

  正雄、シャワーを浴び終えて、バスタオルで頭を拭きながら全裸で出てくる。

桃萌(心の声)「何勝手にシャワー浴びてるの!?」

  桃萌、頭を抱える。

千恵「(小声で)ん、どうした?」

桃萌「(小声で)ん? なんでもない」

  正雄、バスタオルで体を拭き終えると、バスタオルをその場にほっぽる。

  正雄、隣の部屋に行く。

桃萌(心の声)「何!? どこに行くの!?」

  メロが部屋から出てくる。

桃萌(心の声)「ん!?」

  正雄、桃萌のパンツをかざしながら表裏眺めながら出てくる。

桃萌(心の声)「何やってんのよ!」

  正雄、パンツを履こうと片足を通す。

桃萌(心の声)「止めてよ!」

 

〇四〇三号室内

  正雄、パンツを履こうとするも入らない。

正雄「小さいなぁ。入らねぇよ」

  正雄、パンツを履くのを止め、パンツを見る。

  正雄、パンツを頭にかぶる。

 

〇続き・教室(授業中)

桃萌(心の声)「何かぶってるのよ!」

  正雄、全身鏡のところに行き、パンツのかぶり具合を見ながら、しっくりするところを探している。

 

〇四〇三号室内

  正雄、全身鏡の前でパンツを被った自分の全裸を見ている。

  すると、突然、全身鏡の前でマッスルポーズ(フロントダブルバイセップスからのモストマスキュラー)をとる。

正雄「ふん!」

  歯を食いしばっている。

 

〇続き・教室(授業中)

桃萌(心の声)「もう、さっきから人の部屋で何やってんのよ!?」

  正雄、今度は両手を右、斜めに上げる。

  そして、右、斜めに上げた手の指をなびかせる。

桃萌(心の声)「え!? 今度は何!?」

 

〇四〇三号室内

  正雄、足も右、斜めに出しKの字を作る。

正雄「ああああ~」

  といって、集中力を高める。

  すると突然、「ハッ!、ハッ!」と掛け声をあげながらKの字を、右に左にリズムよく跳ねるように俊敏に踊りだす。

 

〇続き・教室(授業中)

  桃萌、机を手で叩いて、立ち上がりながら

桃萌「もぉ、意味わかんない!」

  教授、びっくりして黙る。

生徒は皆、桃萌を見る。

千恵「(小声で)桃萌!」

  千恵、桃萌の服を引っ張っている。

桃萌、教授を見て、恐縮して

桃萌「すみません。なんでもありません」

  桃萌、着席する。

教授、咳ばらいをする。

そして、授業を再開する。

正雄、パンツを被ったままソファに座っている。

正雄、隣に置いてある桃萌のお気に入りのぬいぐるみを見る。

  正雄、ぬいぐるみを手に取る。

桃萌(心の声)「私のぬいぐるみ!? どうするの!?」

  正雄、ソファから立ち上がると、ぬいぐるみが、ガムテープで股間に貼り付けられている。

  桃萌、思わず立ち上がって、

桃萌「いや!」

  教授、びっくりして固まる。

生徒は皆、桃萌を見る。

千恵「(小声で)桃萌!」

  千恵、桃萌の服を引っ張っている。

  桃萌、呆然と立ち尽くしている。

教授「さっきからなんだね君は!? 前もあったが、君は何か!? 私の授業が気にいらないのか!? なら退出しなさい!」

  と教授が言うと同時に桃萌は教室を出ていく。

  教授、面食らった顔をする。

教授「……(絶句)」

 

〇四〇三号室内

正雄「シュポポポ、シュポポポ」

  と、汽車ぽっぽの真似をして、部屋の中を逃げ回るメロをゆっくり追いかけている。

 

〇同・キャンパス

  桃萌、走って大学を出ていく。

 

〇電車が走ってる風景(夕暮れ)

  電車の窓ガラスに桃萌の姿が見える。

  桃萌は開閉ドアのところに立っている。

  桃萌、真顔で手で下あごを掴んでいる。

 

〇宝来家の外観(夜)

  庭のある大きな家である。

 

〇同・玄関(夜)

  隆行、腕を組んで、

隆行「それ以上、入るな!」

桃萌「パパ!?」

  桃萌、今にも泣き出しそうな顔をしている。

  玄関の入口に桃萌はいる。

  家の中に隆行と祐子がいて、その奥で奈々が覗いている。

隆行「俺は今、出張先から帰ったばかりで疲れてるんだ。お前の帰る家はここじゃないだろ? 帰れ帰れ!」

桃萌「お願い、入れて!」

隆行「帰れ帰れ! お前は俺の言うことを聞かずに出ていったんだからな。もうこの家にお前の部屋はない!」

桃萌「パパ、そんなこと言わないで!」

  桃萌、体を前かがみにして訴える。

  祐子、隆行を見て、

祐子「入れてあげても」

隆行「お前は黙ってろ!」

桃萌「パパ!」

  隆行、仏頂面をして、

隆行「ダメだ!」

桃萌「パパ、お願い、家に入れてよ!」

  桃萌、半べそかいて手を合わせて懇願する。

  隆行、桃萌と目を逸らして

隆行「入れたって、どうせ俺の言うことも聞かず、また出ていくんだろ?」

  桃萌、頭を振って、

桃萌「出ていかない! 絶対出ていかないから! パパの言うこときくから、お願い!」

  隆行、手を腰につけ、目を逸らして考え込む。

  隆行、チラッと桃萌を見ると桃萌は口元で手を合わせて隆行を伺っている。

隆行「……」

祐子「あなた」

隆行「パパの言うこと、聞くんだな?」

  桃萌、手を合わせたまま、何度も頷いて、

桃萌「ききます! 絶対ききます」

隆行「じゃ、もう一人暮らしは止めて、ここから通うってことでいいんだな」

桃萌「家から通います!」

隆行「門限も私の言う通り、きくんだな?」

桃萌「門限もききます! 逆らったりしません」

隆行「そうか……」

  桃萌、相変わらず口元で手を合わせて懇願している。

  隆行、それを見て、右手を拳にして口に持って行き、咳ばらいをする。

隆行「(咳払い)んん。(優しい口調で)おかえり桃萌」

  桃萌、顔をあげる。

  桃萌、半べそをかいたまま笑顔になる。

  桃萌、隆行に抱きつく。

桃萌「パパ!」

隆行「桃萌!」

  桃萌、隆行の胸に顔をうずめる。

隆行「何があったか知らんがもう大丈夫。パパが傍にいれば安心だ」

桃萌「パパ!」

隆行「さ、家に入ろう。桃萌の部屋もちゃんとあるから」

桃萌「パパ!」

隆行「お腹すいたろ?」

  桃萌、頷く。

隆行「さぁ、家族みんなでご飯にしょう」

  桃萌、隆行にべったりしたまま廊下を歩く。

 

              つづく。

 

そうだなぁ、本日はちょっとメモ整理が出来れば、

と思うも、22時から「義母と娘のブルース」が始まる。

本日は森保ジャパンの船出。

いやぁ、中島、堂安、南野、面白いな。

遠藤も攻守に顔を出してよかった。

W杯前に見たときは、ちょっとレベルについていってないと思ったけど、

本日は挨拶代わりなのかな、

W杯アジア最終予選はそんなに甘くないぞ!

まずは、来年一月のアジアカップ。

常に死闘が繰り広げられるアジア最強をかけた戦い!

一月は欧州リーグは真っ最中なのでJリーグ主体になるのかな。

本田は豪州リーグだから出れるが、代表引退したわけではないから、来るのかな?

でも、アジアカップ、若手で見たいな。

そのあとの六月のコパアメリカ(南米選手権)が、そのとき考えられる日本代表だろう。

HSVの伊藤達哉のサイドアタック、見たかったなぁ~

ほんとMFは宝庫だが、フォワードは、大迫が中心なのかな。

柿谷はもう出てこないのか?

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第三回

2018-09-10 19:19:43 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第三回」

 

〇大和女子大学の外観

 

〇同・教室

  授業前。

  桃萌、見るからに元気がない。

  そこへ、千恵が隣に座る。

千恵「どうした? もしかしてホームシック?」

桃萌「そんなんじゃないわ」

千恵「そう……」

すると桃萌のスマホが振動する。

スマホは消音になっている。

  スマホの画面に桃萌の部屋が映る。

  メロが玄関から部屋に逃げてくるところが映る。

  すると、祐子が部屋に入ってくる姿が映る。

桃萌「ママ?」

  祐子は、しゃがんで指を動かしメロを呼ぶも、メロは来ない。

桃萌、クスッと笑う。

すると突然、祐子は後ろを振り返る。

そして、祐子の前に人影が映る。

桃萌「え!? 誰!?」

千恵「どうかした?」

桃萌「いや、なんでも」

桃萌の元家庭教師の猿渡雪彦(23)が、祐子と一緒に現れる。

桃萌「え、猿渡先生!?」

  スマホ画面には祐子と猿渡が向き合っている。

  教室に野間教授が入ってくる。

教授「はい、こんちには」

生徒たち「こんにちは。お願いします」

  授業が始まる。

桃萌「……」

 

〇四〇三号室内

猿渡「いいんですか? 桃萌ちゃんの部屋で」

祐子「いいのいいの。そのために一人暮らしを許したようなもんだから」

猿渡「悪いお母さんだなぁ~。娘の一人暮らしを許した理由が、家庭教師との情事のためだなんて。そのうちご主人にばれますよ」

祐子、クスッと笑い、そして、さりげなく猿渡の両腕を掴み、

祐子「ばれないわ。夫は今、出張中だし、それにいたとしても、娘に会いに行くといえば疑われることはないんだから」

  祐子、クスッと笑い、猿渡の腕を前後に揺らしている。

  猿渡、微笑みながら、

猿渡「悪い奥さんだな」

祐子「奥さんはよして。祐子って呼んで。ここでは私も自由なんだから」

猿渡「奥さんって言った方が、僕が興奮するんです」

祐子「じゃ、奥さんでいいわ」

  祐子、微笑む。

 

〇続き・教室

桃萌「ママ!」

  授業が止まる。

  周りの生徒が桃萌を見る。

  教授も桃萌を見る。

千恵「(小声で)桃萌!」

桃萌「すみません」

  教授、咳ばらいをする。

  そして、授業を再開する。

桃萌、スマホ画面を見る。

  スマホ画面には祐子が猿渡を隣の部屋に行き見えなくなる。

  メロがパニックを起こして、部屋を駆けずり回ってる。

桃萌(心の声)「ママ、私を利用したの?」

  桃萌、今にも泣きそうな顔になる。

 

〇同・キャンパス内の本屋

  桃萌、本を見ている。

  すると、スマホに電話がかかってくる。

  スマホ画面に『ママ』と表示されている。

  桃萌、渋々出る。

桃萌「(テンション低く)もしもし」

  祐子、桃萌とは真逆にテンション高くまくし立てるように話してくる。

祐子「もしもし、桃萌。今夜、猿渡君と三人で食事でもしましょう。レストランに予約入れてあるからそこに来て」

  通話が切れる。

桃萌「……は!?」

 

〇レストラン内(夜)

  桃萌、ウェイターに連れられて予約席に行く。

  すると、祐子が既に来ている。

祐子、満面の笑みで桃萌を迎える。

  桃萌、祐子の満面の笑みを見て、

桃萌(心の声)「なんなの、その満面の笑み」

祐子「どう、楽しくやってる?」

桃萌「まぁ、ぼちぼち」

祐子「何? 楽しくないの」

桃萌(心の声)「いや、ママには敵いません」

  すると、ウェイターに連れられて猿渡がやってくる。

祐子「あ、猿渡君」

  祐子、立ち上がる。

桃萌「……」

  つられるように桃萌も立ち上がる。

猿渡「桃萌ちゃん。おばさん。お久しぶりです」

桃萌(心の声)「うわぁ、白々しい」

祐子「ほんと久しぶり。なんか前よりいい男になったんじゃない? 大学でもモテるでしょう?」

猿渡「いや、そんなこと」

  祐子、桃萌と腕を組んで、

祐子「桃萌には、手を出さないでくださいよ!」

猿渡「参ったなぁ~」

桃萌(心の声)「参ったのはこっちだわ。ママの愛人と関わりたくないわ」

    ×    ×    ×

  祐子、ワインを飲み、少し酔っている。

  祐子、猿渡の腕を掴み、甘えるような声で、

祐子「桃萌が大学に入れたのも、ほんと猿渡君が教えてくれたおかげ。感謝してもしきれないわ」

猿渡「いや、桃萌ちゃんが優秀だったから」

祐子「違う。全部、先生のおかげ! 先生なしでは考えられない!」

  祐子、猿渡の肩や手をべたべた障ったり握ったりしている。

桃萌(心の声)「うわぁ、完全に女になってる。昼間、あんなに乳繰り合ったのにまだ足りんか? ここにあんたの娘がいるんだからもう少しオブラートにくるんでよ。もう羽伸ばしすぎよ」

  祐子、上機嫌で猿渡とワインを飲んでいる。

  猿渡もまんざらではない。

桃萌、終始冷めている。

桃萌(心の声)「今度から二人だけで来て。私をダシにしていいから私を呼ばないで」

 

〇マンション一番館・四〇三号室内

  桃萌、帰宅したばかりで着替えてない。

  桃萌、冷蔵庫を開けてペットボトルの水をとろうとする。

すると、祐子が作った五つのタッパーが目に入る。

桃萌、冷蔵庫の中をジッと見て物思いにふける。

桃萌(心の声)「こんなことになってたなんて、知らなかった……」

  桃萌、寂しそうな表情が冷蔵庫の灯りに照らされる。

  桃萌、一つのタッパーを取り出して開ける。

  豚の角煮が入っている。

  桃萌、タッパーを閉める。

 

〇同・一番館の前(夜)

  正雄、いつものジャージを着てヘッドホンをつけて音楽を聴きながら、ペットボトルについているパッケージをはがしたり、空き缶、空き瓶のボックスの中身を整えている。

  正雄、突然、肩を叩かれる。

  振り返ると桃萌がビニール袋を持っている。

  正雄、ヘッドフォンを外して、

正雄「どうしました?」

桃萌「これ、母が作りすぎて、食べきれないんで良かったら食べてもらえますか?」

  といって、ビニール袋の中を見せる。

  中にはタッパーが五個入っている。

桃萌「豚の角煮とかいろいろ」

正雄「え、いいんですか?」

桃萌「どうぞ」

正雄「頂きます。すいません」

  桃萌、正雄にタッパーの入ったビニール袋を渡す。

 

            つづく。

 

今書いているシナリオについて、考えた。

どうも俺には明らかな弱点があることに気づいた。

そう、30年もやってるのにまだ気づかされることが多い・・・

自分の弱点は、自分で気が付き、正さなければいけないんかな・・・

 

さっきみたマツダのCMがいいので貼った。

 

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第二回

2018-09-09 17:48:20 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

 「第二回」

 

 

〇大和女子大学の外観

 

〇同・キャンパス

  野外にある円卓に桃萌と滝沢由里(21)が座っている。

桃萌「先輩、話ってなんです?」

由里「実はうちで飼っている子猫、三日ほど預かってほしいの」

桃萌「子猫」

由里「ちょっと小旅行に行ってくるのよ」

桃萌「小旅行って、ずいぶん急ですね。大学、どうすんですか?」

由里「(微笑みながら)休む」

桃萌「もしかして例の年上の彼氏とですか?」

由里「まぁね」

 

〇マンション一番館・四〇三号室内(夜)

  由里がペットキャリーバックをテーブルに置く。

  由里、バックの蓋を開けて、中からアメリカンショートヘアの子猫を出す。

桃萌「可愛い!」

由里「でしょ」

桃萌「先輩、私にも抱かせて!」

由里「預かってくれる?」

桃萌「勿論! こんな可愛いお客様なら大歓迎!」

  桃萌、子猫を愛おしく抱く。

桃萌「可愛すぎる! 先輩、この子、なんていうんですか?」

由里「メロっていうの。この子にメロメロになったから」

桃萌「わかる! メロちゃんメロちゃん」

  桃萌、ご満悦。

由里「あと、これが三日分のキャットフード。それとこれ持ってきたわ」

  由里、テーブルにネットワークカメラを置く。

桃萌「なんです?」

由里「これ? これは外出しててもスマホで部屋の中が見れるカメラよ」

桃萌「……」

由里「これがあれば、大学に行っててもメロのこと確認できるでしょ」

桃萌「え、外から部屋の中が見れるんですか?」

由里「メロが部屋で暴れてないか、外から確認できるの」

桃萌「へぇ、面白そう」

由里「一応防犯用なんだけどね。部屋の中で何かあったら知らせてくれるから」

  由里、キッチンの上にカメラを置いて、

由里「ここに置くのがいいわ。部屋の中が一望できる」

桃萌「そうですね。さっそくやってみます」

由里「じゃ、三日間、頼むね」

桃萌「はい」

  由里、桃萌に抱かれているメロの顎の下を優しく愛撫して、

由里「メロ。三日後には迎えに来ますからね。それまで大人しくしてるんですよ」

    ×    ×    ×

  桃萌とメロ、玄関ドアで由里を見送る。

由里「それじゃ、頼んだわよ」

桃萌「はい」

由里「じゃ」

  桃萌、メロを抱きながら、メロと一緒に、

桃萌「バイバイ」

  由里、出ていきドアが閉まる。

  桃萌、メロを抱いてソファに座る。

桃萌「ようこそ、私のおうちへ」

桃萌、メロを掲げる。

 

〇大和女子大学の外観

 

〇同・教室

  授業前。

  桃萌と早乙女千恵(18)が並びで座っている。

  桃萌、スマホで裕也と話している。

桃萌「今? 授業前」

裕也の声「今夜、いってもいいかな?」

桃萌「じゃ、来るとき電話くれる?」

裕也の声「わかった」

  桃萌、スマホの通話を切る。

千恵「雉谷君?」

桃萌「そ」

千恵「なんか、好き放題やってるわね」

  桃萌、にやけながら、

桃萌「そうかなぁ」

千恵「そうよ」

桃萌「でも、一人暮らしって、ほんといいわよ。門限もないし。やっぱ実家は息苦しかったのかな? 実家にいたときと比べて、なんか酸素を二倍、吸えてる気がする」

千恵「何それ?」

桃萌「それだけ自由はいいってこと。ああ、酸素が濃い!」

  千恵、鼻で笑う。

  教室に男性の野間教授(58)が入ってくる。

教授「はい、こんちには」

生徒たち「こんにちは。お願いします」

    ×    ×    ×

  授業中。

  桃萌も千恵も教授の話を聞いている。

  桃萌のスマホが振動する。

  桃萌、教授にばれないようにスマホを見る。

スマホは消音になっている。

  スマホの画面に桃萌の部屋。

  メロが玄関から部屋に逃げてくるところが映る。

  すると、突然、人影が二つ映る。

桃萌(心の声)「え、何!?」

  人影は、裕也と桃萌の知らない女、伊藤容子(20)がずかずかと桃萌の部屋に入ってくる。

  容子、メロを指さし、裕也に向かって「猫がいる」と言っている口ぶり。

桃萌(心の声)「ええ!? 裕也!? 誰!?」

  千恵、桃萌に目をやり、

千恵「(小声で)ん、どうした?」

桃萌「(小声で)いや、なんでもない」

 

〇四〇三号室内

容子「彼女の家でなんて、裕也もゲスね」

裕也「でも、ゾクゾクしない?」

容子「するする」

  容子、裕也に顔を近づける。

裕也「じゃ、する」

容子「する」

 

〇同・教室(授業中)

  桃萌、スマホ画面を見ている。

  スマホ画面には裕也が容子を隣の部屋に行き見えなくなる。

桃萌「!?」

  メロがパニックを起こして、部屋を駆けずり回ってる。

桃萌「人の部屋で何やってんのよ!」

  桃萌、突然、叫びながら立ち上がる。

千恵「ちょっと桃萌!?」

  周りの人も桃萌を見る。

  教授は呆気にとられ、

教授「ん、どうした?」

桃萌「あ、すみません!? なんでもありません!?」

  といって、着席する。

  桃萌、仏頂面。

 

〇マンション一番館の前(夜)

  桃萌、肩を落とし、項垂れながら帰ってくる。

  正雄、玄関前でゴミ袋から空き缶を取り出して分別している。

正雄「ったく、ちゃんと分けてくれよな!」

  正雄、帰ってくる桃萌を見かける。

正雄「あ、おかえりなさい」

  桃萌、正雄を見て、覇気のない会釈をする。

正雄「明日は燃えるゴミの日ですから」

桃萌、覇気のない会釈で答える。

 

〇同・四〇三号室内(夜)

  桃萌、ソファに座っている。

  テーブルにはコンビニ弁当が置いてある。

桃萌、箸をもって呆然と一点を見つめている。

  メロ、テーブルに置いてある桃萌のコンビニ弁当を勝手に食べ始める。

桃萌「最悪だわ……」

  スマホが鳴る。

  メロ、驚いて逃げる。

桃萌、スマホを取る。

裕也の声「もしもし」

桃萌「……」

裕也の声「今から、そっち行ってもいいか?」

  桃萌、気が抜けた声で、

桃萌「来ないで。そんな気分じゃないの」

裕也の声「ん、どうした?」

桃萌「ベッドで泥棒猫と盛りのついた猫が暴れて、部屋がけがれたわ。だから来ないで」

裕也の声「わかった、っていうか、よくわからないけど、なんかやめとくわ」

  桃萌、スマホを切る。

  桃萌、ため息をつく。

  桃萌、突然、箸を持ち、体をよじって隣の部屋にあるベッドに向かって箸を投げつける。

そして、怒りをあらわにし、

桃萌「何がわからないじゃ、ボケ!」

  メロ、部屋を駆けずり回る。

桃萌「あんなベッドで寝れるか!」

    ×    ×    ×

  部屋は常夜灯が付いている。

桃萌、ソファで寝ている。

メロは起きているも静かにしている。

 

          つづく。

 

本日は、「イッテQ」が出川さんのアメリカ企画なので、それを見る。

そのあと、スポーツで大阪ナオミさんの全米OP初優勝を見る。

凄いな、20歳で頂点。

これが勝ち癖になっておそらくナオミ時代が来るのかな。

メンタルに弱点があったといわれていたけど、そのメンタルでセリーナは崩れた、とか、

ゴルフの松山もメンタルと言われている。

メンタルって大切

俺は兎に角、気合!

シナリオを描くのはめっちゃストイックだから尻込みしてしまうというか、うだうだしてしまうこともあるが、牛の歩みも一歩は一歩、一行でもいいから弄れ、

本日も一行は弄っておこう。

その一行は呼び水となって一ページ書くかもしれないし、

ほんと、明日にでも、いや今すぐにでもプロとして作品作りに参加したい。

 

まぁ、すべては書かなくてはいけん。

まずはこのテレ朝を書いて、そして、ヤンシナだ!

 

気合。

 

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 第一回(全六回)

2018-09-07 20:43:45 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

「第一回」(全六回)

 

〇マンション一番館の前の歩道

  宝来桃萌(もも・18)と雉谷裕也(18)がマンション一番館の玄関に向かって歩いている。

桃萌「裕也も一人暮らししてよ」

裕也「してるよ」

  裕也、歩道の端にあるゲロをチラッと見る。

  裕也、桃萌の前に出て一番館の玄関ドアを開けて、

裕也「ようこそ、私の家に」

桃萌「何言ってんの! 私のうちよ!」

  二人は玄関ロビーに入っていく。

 

〇同・玄関ロビー

  桃萌と裕也、エレベーターを待ちながら、

裕也「仕送り、もらえないから無理だよ。桃萌んちみたいに俺んち、金持ちじゃないし」

桃萌「……」

  エレベーターのドアが開く。

 

〇同・エレベーター内

裕也「じゃ、一緒に住む?」

桃萌「それは無理。そんなことしたら、仕送り止められるよ」

  四階で止まる。

 

〇同・四〇三号室前

裕也「なら、俺が開けるよ。そうすれば少しは俺の部屋に来た気分になるだろ」

  裕也、ジーンズのポケットから鍵を出す。

桃萌「ならない。それ、私が渡した鍵じゃない」

裕也「それをいっちゃ、おしまいよ」

  裕也、ドアを開ける。

 

〇同・四〇三号室内

  玄関にパンプスがある。

裕也「誰かいる?」

桃萌「……」

  すると中から宝来祐子(42)がチラッと顔を出して、

祐子「おかえりなさい」

桃萌「ママ!」

  祐子、キッチンに戻る。

  桃萌、祐子のところに行く。

  祐子、料理を作っている。

  テーブルの上に置いてあるタッパーに作った料理が入っている。

桃萌「何? 来てたの?」

祐子「来ちゃマズかった?」

桃萌「そんなことないけど、来るなら来るって連絡してくれれば」

祐子「外食ばかりで、偏った食事してるんじゃないかと思って作りに来たの」

  裕也、恐縮気味に遅れて祐子の前に現れる。

  そして、会釈しながら、

裕也「おばさん。こんにちは」

祐子「ハハァ~ン。一人暮らしにこだわっていた本当の理由はコレだったのね」

桃萌「違うわよ!?」

祐子「まぁ、いいわ。これも一人暮らしの楽しみだもんね」

桃萌「ママ!?」

祐子「あら、違うの?」

桃萌「……」

祐子「いいのよ」

桃萌「パパには言わないでね」

祐子「言っちゃマズイ?」

桃萌「マズイに決まってるでしょ! だいたい一人暮らしだって結局、反対したままだったんだから」

祐子「(笑いながら)そうね」

桃萌「パパ、まだ怒ってる?」

 

〇回想・宝来家のダイニングリビング(夜)

  ソファに桃萌と父、隆行(45)と妹の奈々(16)、祖母の昌代(70)がいる。

  奈々と昌代は、テレビを見ている。

  桃萌は隆行の傍でしつこくねだっている。

桃萌「ねえ、パパ! 大学受かったんだから一人暮らししていいでしょ」

  隆行、新聞(夕刊)を読みながら、あしらうように、

隆行「お前みたいな世間知らずの甘ちゃんに一人暮らしは無理だ」

桃萌「そんなことないよ。パパが厳しすぎるのよ。やることなすこと、口挟みすぎなのよ。私も一人でちゃんとやれるよ。だからいいでしょ」

  隆行の腕を揺らす。

  隆行、激高して、読んでいた新聞を床に叩きつけ、立ち上がりながら、

隆行「しつこいんだよお前は!」

桃萌「……(唖然)」

隆行「そんなに一人で暮らしたいのなら勝手にしろ! その代わりもう二度とうちに帰ってくるな!」

桃萌「パパ!」

昌代「そんなに怒らなくても」

隆行「大体、お母さんが桃萌を甘やかすからこんなことになるんだ!」

昌代「そんなこといったって」

隆行、鼻から息を抜き、リビングを出ていく。

桃萌「パパ!」

祐子、驚いた顔をしてやってくる。

隆行、祐子とすれ違いざま、祐子を睨みつけ、

隆行「お前もお前だ! 許すなんていうからこうなるんだ!」

祐子「……」

祐子、面食らった顔をする。

  隆行が階段を登っていく音が聞こえる。

桃萌「(半べそで)ママ!?」

  桃萌、祐子に抱きつく。

祐子「桃萌」

  奈々は平然としている。

 

〇元に戻る・四〇三号室内

祐子「パパ、本当は寂しいのよ」

桃萌「……」

祐子「時がたてば、パパも許してくれるわ」

桃萌「ならいいけど……」

  部屋はシンプルでテレビとソファと奥の部屋にベッド、窓にはカーテン、部屋の隅に引っ越し屋の段ボールが閉じられたまま積んである。

  祐子、その段ボールに目を向けて、

祐子「それより桃萌ちゃん。まだ何も片付いてないじゃない」

桃萌「どんな部屋にするか考えてるの」

祐子「まさか桃萌ちゃんの部屋みたいに、ピンクだらけにするんじゃないでしょうね」

桃萌「ピンクは私の色だから。でも、この部屋はそうしないわ。せっかく自立したんだから、この部屋は、そう、少女から大人へ。そんなコンセプトでオシャレにきめたいのよ。だから余計な口出さないでね、ママ」

祐子「でも、お金は出させるんでしょ? そういうことは経済的にも自立してから言って欲しいわ。ね、雉谷君」

裕也「(苦笑いを浮かべ)そうですね」

桃萌「もぉ、いいじゃない!」

祐子「はいはい」

  開けられた窓から入ってくる微風でカーテンがゆらゆらと動いている。

  そして、大家の犬養政子(57)の怒号が聞こえてくる。

政子の声「正雄! またパチンコやってきたのかい!」

  桃萌と裕也、開いた窓からバルコニーに出て、玄関前を見下ろす。

 

〇同・玄関前

  玄関前には、政子とジャージ姿の正雄(33)がゲロのあるところに立っている。

政子「出ていく時、そこにゲロがあるの、わかってたろ!」

正雄「帰ってきてから掃除しようと思ってたんだよ」

政子「そういうのは先に片付けるんだよ!」

  政子、正雄に掴みかる。

  正雄、それを手で防ぎながら、

正雄「わかったよ」

政子「ったく! とっととゲロ、片付けな!

ちゃんと洗い流しておくんだよ、いいかい!」

正雄「わかったって(タジタジ)」

 

〇同・バルコニー

  政子と正雄のやり取りを見ていた桃萌と裕也。

  桃萌、裕也を見て微笑む。

 

             つづく。

 

また始めてしまった・・・

本当は、フジテレビのHPで大賞作として乗りたかった!

 

書いた当初は、「面白い!」と思ったのだが、ほんと考えが変わると、そして、こうやって六話に分割するとダメさ加減がわかるわ~

でも、今回三本応募した中では二番目にいい!と思ったんだけどなぁ~

 

さて、それより、本日はメモを整理、というか、新ネタを考えてきたのと、今書いているドラマに関してのメモを書いて整理しておく。

本日は、というか本日も1ページも進まなくてもいい。

明日、

というか、明日は残念会で一人焼肉でも食いに行く予定。

なんていうのかな、落ちたからこそご褒美というか、

そうか、今週、火曜日に落ちたのか・・・

なんか一週間がえらく長かった気がする・・・

そう、兎に角、テレ朝を完成させて、ヤンシナ応募作に取り掛かる。

ちょっと趣向を変えてみようと画策している。

 

感想、コメント、あれば、お願いします。

 

 

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第30回ヤングシナリオ大賞一次落選作「一人暮らしにご注意ください」 登場人物表

2018-09-07 00:19:22 | 第30回ヤンシナ応募作「一人暮らしにご注意ください」

本日は、コナミに行かなかったが、創作メモを出来ただけでもよかったのかな。

ほんともう勉強はおしまいと思っているのに、進化するとほんとうれしい。

ほんと、何かに気が付いたとき、それが正解だ!

と思うのでが、それを更に考えていくと進化し、あの時、これだ、と思ったことは単なる次の進化へのステップ、ヒントに過ぎないことを知らされる。

そんなことの繰り返し、

そういうものなのかな。

とりあえず、第30回ヤングシナリオ大賞応募作、三本応募したうちの一本で、これが去年のゴールデンウィーク作品。

ゴールデンウィークに二本書いたうちの一本(一つは既に公開している創作ドラマ落選作「愛の在り処」)

三本応募した中で、これは二番目にいいかな、と思ったのだが、まったくそうでもないことに気づかされた。

公開するのは、二本で、いずれも小説化不向きだから。

一番の自信作で今ももしかしたら、自分の書いた作品の中で一番なんだよなぁ・・・

 

不思議だな、

今、公開に向けて、六回にカットしたのだが、カットするといいと思っていたのが、そうではないことに気づいた!

ちょっとしつこかったのかな・・・

でも、そう思えるのは、技術思考になったからでもあるのかな。

とりあえず、登場人物表を、

 

宝来桃萌(もも・18) 大学一年生。

           イメージ女優、黒島結菜。

 

宝来隆行(45) 父。

宝来裕子(42) 母。

宝来昌代(70) 祖母。

宝来奈々(16) 妹。

 

早乙女千恵(18) 桃萌の友達。

 

滝沢由里(21) 桃萌の先輩。メロの飼い主。

 

雉谷裕也(18) 桃萌の彼氏。大学生。

伊藤容子(20) 

 

猿渡雪彦(23) 桃萌の元家庭教師。

 

犬養政子(57) マンション一番館オーナー。

犬養正雄(33) 政子の息子。

            イメージ俳優、ロバート秋山。

 

 また、この時期がやってきたのかな

 

そうだなぁ、これの終わりまでに、今書いているテレ朝オリジナル配信の第一稿が書けたらいいな!

書けるか否かは、

気合!

 

 

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