令和は楽しく、それは神様の思し召し。

シナリオ載せてます。視聴率低迷の昨今。制作会社の方、映像化しませんか?視聴率?どうなるか?それを実験企画で!ぜひ!

第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第七回(ラスト)

2011-07-26 07:42:24 | 第23回ヤンシナ「小さな手」



第七回(ラスト)


〇駅ビル内にある書店
  店員が店先に新号のパパスキを平積みし
  ている。
  良美は、立ち止り、店員が雑誌を並べる
  姿を眺める。
  そして、店に入らずにその場を立ち去る。

〇スポーツジム内
  スタジオではインストラクターの良美が
  主婦たちと一緒にエアロビをしている。

〇三崎家・玄関(夜)
  良美が玄関を開けると家の中が騒がしい。
  喜びの声と笑い声が聞こえてくる。

〇同・居間
  居間では良経と祖父母が新号のパパスキ
  を前に興奮してはしゃいでいる。
良美「何してるの?」
義文「(興奮して)おお良美。これ見たか!
 一位だぞ一位!お前と良経が一位になった
 んだ!」
良美「(良美は座り、パパスキを手に取り読
 み始める)」
  記事には良美と良経の一位の写真が載っ
  ていて、断りの文章が掲載されている。

〇掲載文
 『この度、写真週刊誌等で騒がれた良美さ
 んのことについてですが、良経君から良美
 さんのことでお話を頂きました。良経君は
 両親を交通事故で亡くし、その妹である良
 美さんが良経君の母親代わりとなって、忙
 しい中、学校行事や授業参観に出席し、自
 慢のお母さんとなって自分を励ましてくれ
 ていると、良経君が話してくれました。パ
 パスキという雑誌は、パパに愛されるママ
 と子供の雑誌です。しかし、良経君にパパ
 はいません。ですが、良美さんという素敵
 なお母さんがいます。ママがいます。ここ
 にパパスキは、良美さんは良経君にとって
 大切なお母さんであるということを確認し
 たため、この度の騒動にぶれることなく、
 良美ママ、良経君親子に頂いた投票数をそ
 のままランキングに反映させることにいた
 しました。そしてまた、そんな良美ママと
 良経君を応援していきたいと思います。も
 し私の判断にご不満があるようでしたら、
 何なりとお申し付けください。責任を取る
 覚悟はできております。編集長、森山理紗
 代』

〇元に戻る・居間
良美「(記事を読み終える)」
義文「さっき、編集長さんからも電話があっ
 てな、編集部にも応援の電話がかかってき
 ているそうだ」
良経「(良美を前に少し緊張している)」
義文「良かったな良美。良経に感謝しろよ」
良美「(素直に受け止められず)どうせ、学
 校でいじめられるからでしょ(と言って机
 に雑誌を投げる。すると義文が間髪いれず
 に良美の頬を叩く)」
義文「(怒りをあらわに)バカヤロ!良経は、
 お前のことを思ってやったんだ!母親代わ
 りをしているお前がいじめられているのが
 辛くてやったんだよ!そんなこともわから
 ないのか!」
良美「(叩かれた頬に手をあてている)」
義文「お前は、母親として自覚が足りないん
 だ!」
良美「だって、私、子供なんて産んでないも
 ん!」
義文「この野郎!」
良美「なによ!」
美代子「(制するように)お父さん!良美も」
良経「(ただただ俯いている)」
  良美はそんな良経を見て、立ち上がり逃
  げるように自室へ行く。

〇同・良美の部屋
  良美は襖を閉め、そして、襖に寄りかか
  る。
良美「(苦悶の表情を浮かべ)無茶言わない
 でよ。自覚なんてあるわけないじゃない。
 良経は姉さんの子供なんだから!」

〇寝静まる三崎家(深夜)

〇同・良経の部屋
  寝息を立てて眠っている良経。
  毛布を蹴飛ばし、寝相が良くない。
  良美はそっと良経の部屋に入る。
  良経の寝顔を見る。
  布団から放り出された良経の小さな手に
  触れる。
良美「(良経の手をいじり)あなたのママじ
 ゃないのに、あなたは私に手を差し伸べて
 くれたの?過去の不運を嘆き、溺れること
 しか出来ない私に手を差し伸べてくれるの?
 (良経の手の平を広げて)こんな小さな手
 なのに、私を救ってくれるの?」
  良美は、良経の寝顔を見て頬を触る。
良美「私はそれに、どう答えればいいの?」
  良美は、良経の毛布を直す。

〇三崎家の外観(朝)

〇同・居間
  良経の表情は暗く、柔道着をカバンに入
  れている。
義文「良経。今日試合に勝ったら考えても良
 い」
良経「ええ、勝ったら…」
義文「せめて一勝ぐらいしないと。負けっ放
 しではダメだ。天国にいるパパもママも喜
 ばないぞ」
良経「…」
義文「一勝したら、やめるなり続けるなり良
 経の好きにしていいぞ」
良経「(困った顔をする)」
  そこへ、良美が起きてやってくる。
  良経は、良美と目が合うと目そらす。
良経「(逃げるように)行ってきます」
義文「おじいちゃんたちも後から行くからな」
〇同・台所
  良美は美代子のところに行って、テーブ
  ルに置いてある漬け物をつまみ食いして、
良美「今日、なんかあるの?」
美代子「体育館で柔道の試合があるのよ。あ
 なたも見に来る」
良美「(漬け物を食べる)」

〇総合体育館・武道場
  小学生の柔道大会が開かれている。
  子供たちの気合いの入った声が聞こえる。
  良経は、道場の隅で自分の番を待ってい
  る。
  祖父母も応援にきている。
  良美は武道場に入ってくる。
  試合が終わり、良経が畳にあがる。
  相手は女子で良経より背も高い。
  一礼してかけ声をあげて組み始める。
  かけ声は女子の方が大きい。
  組み手争いも女子は本格的で、掴むと良
  経を揺さぶる。
  良経はへっぴり腰になっている。
  女子はかけ声をかけながら弾き手をグイ
  グイ振り回すと、良経は膝から倒れてし
  まう。
義文「全然ダメだな。かけ声からして負けて
 る。(大きな声で)良経、がんばれ!」
  祖父母と離れたところで良美がジッと見
  ている。
  良経はのそのそと立ち上がる。
  しかし、組むとぺっぴり腰になって女子
  に振り回され、場外に吹き飛ばされる。
  もう泣きそうである。
義文「ああ、ダメだな。やっぱ良経には運動
 は向いてないな」
美代子「仕方ありませんよ。文美の子ですも
 の。ちょっと可哀想よ」
義文「そうだな」
  良経は、のろのろと立ち上がろうとする。
  良美が前に出て、
良美「(叫ぶ)良経!もっとシャンとしろ!
 ダラダラするな!」
良経「(良美の方を見る)」
良美「もっと気合い入れろ気合い!気持ちで
 負けるな!」
良経「(唖然と良美を見る)」
良美「私の子なら、(一旦躊躇するも)私の
 子なら勝て、良経!勝て!」
良経「(それを聞いて、良経は唇を噛みしめ、
 真一文字にする。顔に覇気が漲ってくる)」
良美「行け!」
良経「(相手に向かって気合いの入ったかけ
 声を出す)やぁ!」
良美「(満足げな顔をする)」
  良美の後ろ姿。
  どっと歓声が響く。

               END



以上です。

これが、2010年9月作品、
原稿用紙62枚かな。

どうでしたか?
通勤、通学、行列待ち、待ち合わせの暇つぶしになりましたか?
楽しんでいただけたらいいんですけど・・・

これを書いたときは、みや文明の中では素朴な感じだが、一番いいのでは?と思った

しかし、次の作品、2010年12月作品、

「異世界奇譚」

を書いたとき、
「あ、これが一番かな?」
と思った。
好みはあると思いますが・・・

明日から七回に分けてのせます

ということで「小さな手」は、三日天下で終わった

でも、自分の中ではベスト3には入るんじゃないかな・・・

「小さな手」を、モデルでタレントの西山茉希さんにヒロインを演じて欲しかったなぁ


でも、ヤンシナ、一次落ちですから



第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第六回

2011-07-25 07:42:26 | 第23回ヤンシナ「小さな手」


第六回



〇パパスキ編集部
  編集部は騒然としている。
  電話が鳴りやまない。
編集部員A「スポンサーが詳細を聞きたいと
 の事です。どうしますか」
森山「後で電話すると言って!(叫ぶ)高橋、
 吉岡、小沢、会議室に来て。夏、良美さん
 に電話して、事実確認して」
夏「あ、はい」
  机の上に写真週刊誌ピーピングが置いて
  ある。
  記事は『人気女性誌パパスキの看板モデ
  ルは偽装ママ』『未婚で子供も産んでな
  い、にも拘わらずママになりすまし売名
  行為』『疑惑のミスキャンパス。再び悪
  あがきか!?』『自分の夢の為なら手段を
  選ばない不敵な女』と書かれ、良美の写
  真と、良経には目にモザイクが入ってい
  る。
編集部員B「記事はどうするんですか?」
編集部員C「当然、謝罪文と一緒に差し替え
 だろ」
  夏は、部員の会話を聞いて呟く。
夏「(悔しさを滲ませて呟く)せっかく、パ
 パスキを正常化出来ると思っていたのに」
  夏は、電話をかける。

〇イタリアンレストラン
  恵理と綾が笑顔で食事をしている。
恵理「(笑顔で)でも、どうやってあんな情
 報手に入れたの」
絢「(笑って)これでも結構顔が利くんです
 よ。どうです。私って、役に立つでしょ」
恵理「ええ、怖いくらい(笑う)」
絢「(笑う)」
恵理「それにしても驚いたわ。結婚もしてな
 ければ出産もしてない。自分の子供でもな
 んでもないなんて。パパスキのコンセプト、
 全く無視してるわ。大胆不敵とはまさにこ
 のこと。彼女、一体どこのパパからスキに
 なられるつもりだったのかしら」
絢「(笑ってから)でも、これで恵理さんを
 邪魔する人が消えましたね」
恵理「消えるどころか、この業界から抹殺さ
 れたも同然よ」
絢「そうですね(と微笑む)」

〇浩平の事務所
  雄介が写真誌ピーピングを持ってくる。
雄介「先輩、これ見ました?」
浩平「見たよ。仕方ないな、おおよそ事実だ
 からな。こればかりは、俺たちには、どう
 にも出来ない」
雄介「なんか残念ですね。次号のランキング
 聞きました?」
浩平「聞いた」
雄介「編集部も悔しいでしょうね。せっかく
 牧野の影響力を排除出来ると思っていたの
 に」
浩平「でも、彼女にとってはこれで良かった
 んじゃないかな」
雄介「…」
浩平「あの性格じゃ、遅かれ早かれ、野心で
 身を滅ぼしかねない。どうせ暴露されるな
 ら早いほうがいい」

〇コンビニ
  良美が写真週刊誌ピーピングを立ち読み
  している。
良美「(呟く)ああ、ほんとだ、親子もどき
 だって。案外早くバレちゃったな。そう思
 惑通りにはいかないか(苦笑い)」
良美(N)「いつも大切なところで降りかか
 ってくる災い。それが私の人生。しかし、
 これは今までのように降りかかってくるよ
 うな災いではない。なるべくしてなった。
 いずれはこうなることはわかっていた。な
 ら、幕引きにはちょっと早いけど、丁度良
 いのかもしれない」
  良美は週刊誌を棚に戻して、コンビニを
  後にする。

〇出版社・会議室
  会議室では森山たちが詰めの話をしてい
  る。
森山「(高橋を見て)良美さんのところは全
 て差し替えということで」
高橋「はい」
小沢「取りだめしておいた写真から、いくつ
 かあげておきます」
森山「悪いわね。(吉岡を見て)それじゃ、
 大至急、謝罪文の原稿書いてちょうだい」
吉岡「はい」
森山「それじゃ、至急とりかかって」
  話し合いが終わり席を立つ森山たち。
  そこへ、夏が会議室のドアを開けて入っ
  てくる。
夏「編集長。良経君とお祖父さんが編集長に
 会いたいって、やって来てます」
森山「…」
夏「今、応接室にいます」
森山「そう」
吉岡「(ポツリと)この忙しいときに」
小沢「どうせ謝りにでも来たんでしょう」
夏「…」

〇同・応接室
  口を真一文字に肩を震わせ、今にも泣き
  出しそうな顔をしている良経。
  良経の肩に手をのせて励ましている義文。
  応接室に森山と夏が入ってくる。
森山「お待たせいたしました」
義文「いや、とんでもない。こちらこそうち
 の良美がとんだご迷惑をおかけして申し訳
 ない(深々とお辞儀をする)」
森山「いえ、いいんですよ」
義文「でも、そのことで、この子がどうして
 も話がしたいっていうもんだから」
森山「良経君が(良経を見る)」
良経「(既に大粒の涙を流している)」
義文「ほら、良経、泣いていたらわからんだ
 ろ」
良経「(鼻をすすり、両手でこぼれ落ちる涙
 をぬぐい続けている)」
  遠目から四人の姿。


      第七回(ラスト)につづく。



第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第五回

2011-07-24 07:55:35 | 第23回ヤンシナ「小さな手」
昨日は、かなり小説を弄ることが出来た
おかげで睡眠不足かな
本日はエアロビにボディコンバットとけっこうハードだからよく寝ないとな

これからは、ほんと、1日20分、1ヶ月23日はやらないと

沢山書かないとうまくはならない。
ほんと、すぐ手直しして、修正してで、中々前に進まないし、ぎっしり、びっちり書くので、これでいいのかどうかわからんけど、兎に角、書くことしかない。
今週中になんとか折り返しにもっていけたらと思う。

なんとか八月、夏休み中には終われたらいいかな、
そしたら、わくわく、どきどき、の長編娯楽小説を書くんだ。

今日も前に進もう、20分でいいんだから、1行でも前に、整理だけでもいいから


第五回



〇高級ホテル・レストラン
  食事を終えて、ワインを飲んでいる良美
  と牧野。
良美「ごちそうさまでした。こんなところで
 食事をするの。何年ぶりかしら」
牧野「満足してくれたみたいだね。良かった。
 でも、このホテルの良いところはここだけ
 じゃない。(言葉に力を込めて)ここは部
 屋がいいんだ。部屋からの眺めが、また格
 別なんだ」
良美(N)「来た来た」
良美「(素っ気なく)そうですか」
牧野「(力を込めて)そりゃもう、ここのホ
 テルは部屋に力を入れているんだ。部屋に
 行かなかったらここのホテルの良さはわか
 らない」
良美「(白々しく)そんなに素敵なんですか」
牧野「素敵なんてもんじゃない。夢心地だよ、
 夢心地。兎に角、ここは部屋が自慢なんだ」
良美(N)「部屋部屋部屋って、食べたと思
 ったら今度は部屋押しかよ。全く夢心地っ
 て、内装はラブホテルか!」
牧野「どぉ、ちょっと部屋に行ってみない?
 見るだけでも見てみない」
良美(N)「おっさん、積極的。でも、別に
 いいけどね。減るもんじゃないし。それよ
 りも得るものの方が大きいか」
牧野「どぉ?」
良美「そうだなぁ。ちょっと見てみたいかな」
牧野「でしょう。良い機会だから見た方がい
 いよ」
良美(N)「おっさん、絶倫かよ」
牧野「さ、行こう(席を立つ)」
良美「(牧野にせかされ席を立つ)」
  すると、良美は声をかけられる。
雄介「あれ良美、なんでここにいるんだ?」
  良美に声をかけたのは山本雄介(22)。
良美「(雄介のことを知らず)え?」
雄介「良経も一緒か?」
良美「(状況が飲み込めず)…」
雄介「(雄介は牧野を見て良美に尋ねる)こ
 の方は?」
良美「(条件反射的に)牧野さん」
雄介「(その名を聞いて思い出したように)
 ああ、あのパパスキの。(雄介は両手で牧
 野の手を握り)あなたが牧野さんですか。
 いつも妻がお世話になってます。良美の夫
 の三崎です」
良美「え」
牧野「(動揺し)いやぁ、とんでもない」
雄介「いやいやいや。うちのがここまでこれ
 たのも牧野さんのおかげですよ。これから
 もよろしく楽しみます。それより今日はこ
 こに何しに来てるんですか?(手を叩いて)
 あ、そうか!撮影か何かあるんですか」
牧野「いや、今日はそのぉ、これからのこと
 についてちょっと打ち合わせを」
雄介「そうですか。打ち合わせですか。打ち
 合わせはこれからですか?」
牧野「あ、いや、もう打ち合わせは終わった
 んで。(良美を見て)それじゃ、奥さん、
 がんばって。それじゃ私はこれで」
  牧野は慌ててその場を去る。
  後ろ姿を見る良美。
  雄介は、イスに腰掛ける。
良美「(雄介を見て)あなた、誰?」
雄介「僕ですか?僕は先輩のアシスタントの
 山本雄介です」
良美「先輩?」
雄介「(指さして)あちらにいる人」
良美「(雄介の指さす方を見る)」
  少し離れた席に、浩平が料理を食べてい
  る。
  良美は浩平の所へ行き、向かいのイスに
  座り、
良美「どういうこと?」
浩平「どういうことって、お前を助けに来た
 のさ」
良美「…」
浩平「変わってないと思っていたけど、案外
 そうでもなかったんだな。下心みえみえの
 おっさんの誘いに乗るなんてさ」
良美「別に私は何も変わってないわよ。誘い
 にのったのは、あの人は利用できると思っ
 たからよ」
浩平「いや、変わったよ。昔のお前なら、人
 に頼らず、なんでも自分で道を切り開こう
 としてた。人の忠告も一切聞かず、強引な
 までに突き進もうとしてた」
良美「今と同じじゃない。浩平の忠告も聞か
 ず、牧野を利用しようとするところなんて」
浩平「いや、違う。お前は牧野に夢をちらつ
 かされて、まんまと食いついたんだ」
良美「…」
浩平「お前は夢をちらつかされると見境を失
 う。野心が理性に勝っているからな」
良美「…」
浩平「あのままいけば、牧野に意のままに翻
 弄され、食い物にされて、結局傷つくのが
 おちだったんだよ。それでもお前は夢だけ
 を見続け、真実が見えずに落ちていく。そ
 して、ようやく見えたときは、身も心もボ
 ロボロだ」
良美「(不機嫌に)やめてよ。そういう言い
 方(席を立つ)」

〇同・ホテルの前
  道路を駆け足で横断する良美。
良美(N)「もう若くない。酸いも甘いも、
 それぐらい分別はついている。遅かれ早か
 れ、それが必要なら私はそうしていた。夢
 を叶えるチャンスはそう転がっていない。
 手段を選べる年頃じゃないのよ」
  走り去っていく良美。

〇同・レストラン
  浩平と雄介が座って、珈琲を飲んでいる。
雄介「これで良かったんですか?」
浩平「あいつなら、牧野の力なんてなくても
 きっと自分で夢を手に入れるよ。出てくる
 やつは必ず出てくる。そういう女だよ、彼
 女は」

〇同・ロビー
  ソファに絢が座って携帯電話をかけてい
  る。
絢「恵理さんのいう通りでした。けど、牧野
 は手ぶらで帰りましたよ。それより良い情
 報が手に入りました。え?それは内緒です
 (笑う)。今週発売のピーピングを見てく
 ださい。面白い記事が載りますよ(笑う)」


        第六回につづく。



第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第四回

2011-07-23 09:04:56 | 第23回ヤンシナ「小さな手」
さて、本日はクールダウンをしながらも、前向きにがんばろう

行楽地のお供に、行列待ち、待ち合わせ、電車の中、読んでいただけたら幸いです←なんか、やっぱ読まれてなさそうなのでCM

「それでも、生きてゆく」の、みや文明ドラマ展開予想は、カテゴリの「みや文明の創作思考」にあります←なんかドラマは見てないけど、アクセスがあるので、創作家としての予想ですから、けっこう当たらずとも遠からずだと思うけどなぁ

長い行列、移動、夏休みの暇つぶしに、カテゴリ「リアルドキュメント文明は何処へ」も、ぜひ
去年の実話です←ねずみ騒動引っ越し戦争です
仲介をしたリフォーム会社の社長がいった名言、
「金が欲しいんだろ」←みや文明、悔しさのあまり号泣

暇があれば小説にでも、と考えてはいるのですが、何分、暇も時間もなんとなくない

でも、こんなことやっているせいか、ネタが2つ見えました←「こんなんでましたけど」という霊媒師さん、昔いたような

やっぱ何かやると、何か出るもんだね



第四回


〇喫茶店
  恵理は、絢(28)と珈琲を飲んでいる。
  テーブルにはパパスキの良美のページが
  開かれている。
絢「この人について調べればいいんですね」
恵理「お願いね。ほんの些細なことでも、噂
 でもなんでもいいから」
絢「気があるんですか?牧野さん」
恵理「私の前では気のないふりをしているけ
 ど、あのおじさん、根っからのすきものだ
 から」
絢「(吹き出してから)あ、スミマセン」
恵理「気にしなくていいわ。そんな男でも私
 たちにとっては大切なスポンサーだから失
 うわけにはいかないわ」
絢「そうですね。子供服だって、ばかになり
 ませんからね」
恵理「そうそう。背に腹は代えられない」

〇スポーツジム内
  牧野がエアロバイクで運動している。
  良美が牧野の前を通るも気がつかない。
牧野「中々、きついですね」
良美「(良美は声の方を向く)牧野さん」
牧野「日頃の不摂生が身にしみる」
良美「どうしたんですか?」
牧野「いやぁ、スポーツウエアを売ろうとし
 ている人間がこんなお腹じゃいけないでし
 ょ。信憑性に欠ける」
良美「少しは運動をした方がいいかも知れま
 せんね」
牧野「そうそう。それと今日来たのは、三崎
 さんに、色々デザインや機能性のアドバイ
 スを聞けたらと思いましてね」
良美「私にですか?」
牧野「ええ。やはりプロの意見は必要ですか
 ら」
良美「でも、私は一介のジムのインストラク
 ターですよ。有名なプロのアスリートから
 聞いた方がいいんじゃないですか?」
牧野「いやいや、そうとも言えんよ。購買層
 はジムに来る一般客なんだから、その近く
 にいる人の意見の方が参考になる」
良美「そうですか」
牧野「どうです、食事でもしながら色々聞か
 せてもらいませんんか」
良美(N)「来た」
牧野「最近オープンしたホテルに良いレスト
 ランがあるんですよ。雰囲気も良く料理も
 旨い。そこなら話も弾みますよ。どうです
 ?」
良美「そうですね。時間があえば」
牧野「(微笑み)あわせますよ」

〇高級ホテル・プール
  牧野はプールサイドのテーブル席で新聞
  を見ながらにやけている。
  プールから恵理がやってきて、バスタオ
  ルで体を拭きながら、
恵理「今週の土曜日。こないだオープンした
 ホテルに行かない?あそこのレストラン、
 雑誌にも取り上げられて結構話題になって
 るのよ」
牧野「土曜日はダメだ」
恵理「なんで?」
牧野「いや、今、仕事が長引いて土曜はムリ
 だ(と惚ける)」
恵理(N)「仕事が長引いてるって!あなた
 の仕事は一体なんなの?こうやって私とい
 るじゃない」
牧野「(新聞を読んでいるふり)」
恵理「ふ~ん。忙しいんだ」
牧野「(新聞を読みながら)円高もここまで
 来ると大変だぞ。参ったなぁ」

〇パパスキ編集部
  電話に出る夏。
夏「編集長、内線です」
森山「誰から?」
夏「(首を傾げ)ちょっと重要な話があると
 か」
森山「重要な話?いいわ。回して。(受話器
 を取り)はい、森山です」
女の声「パパスキの編集長さん?」
森山「そうですけど、そちら様は?」
女の声「私のことより、伝えておきたいこと
 があるの。今度の土曜日、牧野が誰かに会
 うみたいよ」
森山「……」
女の声「牧野、はしゃいでいるみたいだから、
 もしかしたら、そちらの有望なモデルにで
 も会うんじゃない」
森山「あなた、なんで牧野さんのこと知って
 るの?誰あなた?」
  電話が切れる。

〇喫茶店
  携帯電話をしまう絢。
  その前に恵理が座っていて微笑む。

〇元に戻る・パパスキ編集部
  森山の傍に夏がやってくる。
夏「重要な話って、なんです?」
森山「牧野がはしゃいでいるそうよ」
夏「え!?」
森山「土曜日に誰かに会うみたい。うちのモ
 デルと会うんじゃないかっていう忠告よ」
夏「誰から?」
森山「さぁ、でも、見当はつくわ」
夏「恵理さん一派ですか?」
森山「たぶんね。恵理も脅威に感じているの
 よ。自分の地位もスポンサーも失いかねな
 いってね」
夏「良美さんに」
森山「良美さんを恵理の二の舞には出来ない
 わ。念には念、一応、手を打ちましょう」
夏「でも、牧野さんのことは浩平さんが話し
 たはずですが」
森山「牧野は誰かに会うかも知れない。こう
 やってご忠告まで頂いたんだから、別に良
 美さんじゃなくても、手を打っておいた方
 がいいわ」
夏「わかりました。何とかします」
森山「出来る?」
夏「(微笑み)任せてください」
森山「そう。じゃ、上手くやって」
夏「はい」
森山「牧野が好き勝手出来るのは、恵理まで
 よ」


         第五回へつづく。


第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第三回

2011-07-22 20:00:30 | 第23回ヤンシナ「小さな手」


しっかり目的をもって出来ることからはじめよう。

ショックにうなだれていても、仕方のないことだし、前向いてがんばらないと

会社で、これからどういうスタンスでやっていけばいいのか、考えた
今まではシナリオは五ページやれば十日やれば応募できると思ってやってきたが、これから、応募ではない。
そりゃ、出来れば応募するが、半年間ぐらいねかせることが出来るのならねかせて、しっかりしたものにしたいし、それよりもまず、自分が楽しむこと。
自分が楽しむために書くということ。
少なくとも、もう自分の作品で楽しめるところに来ているし、ドラマネタのラインナップをみても楽しめそうだし、

そこで、まずは、出来ること。
一日二十分は小説に向かう

二十分なら、
「二十分しかないから、今日はやめよう」
ではなく、
「二十分あるから弄ろう」
にすればいい。
それを1ヶ月23回はしたいと思う。

章とか一区切りとか枚数とかも考えたが、正直、原稿用紙一枚書くのに1時間かかることもある
言い回しとか、ピンとくる文章とか、そういうのを試行錯誤しながら書くと、シナリオのようにはいかない。
シナリオは今まで、
「このキャラがこういってるんだから仕方がない」
で決着がついたが、小説はそうはいかない。

だから、まずは1日20分、月23回(一週間分ぐらい出来ないときもある)
これを創作時間として、やること。
本日も出来ればしたい

出来ることからコツコツやっていけばいい。


それに、このフェスティバルが終わる頃には出来れば、今、書いている小説を一区切りはつけたいかな
なんか、書き終えたら、ほっこり幸せな気分になれると思う。
そういうちょっと小説というか私小説というか、そんな小説だから

そしたら、わくわく、どきどき、の完全娯楽主義を目指す男の娯楽小説を書く。
ちょっと、道具も買ってきた。
手作りの冊子になる道具を

そして、まず、自分が楽しみながら、わくわく、どきどきする。
自分の作品で、書きながら会社のストレスが解消される域までいくといいんだけどなぁ

でも、長編を書くための道具はいっぱい買ってきたぞ

やっぱ、今日から20分は弄りたいかな

20分出来そうなことからやっていこう。
そしたら、少しは前に進むさ


第三回


〇同・撮影現場
  夏が、良美と良経を連れて入ってくる。
夏「リラックスして楽しんでやってください」
良美「はい」
夏「モデルさん入ります」
  夏は、良美と良経をカメラマンの松本浩
  平(28)のところに連れて行く。
夏「浩平さん。こちらはじめて撮影に参加す
 る良美さんと良経君」
良美・浩平「(目が合い同時に)あっ」
夏「あれ、知り合いか何か?」
浩平「あ、いえ、まぁ」
良美「学生時代の友達です」
夏「そうなの?それは良かった。じゃ、お互
 いやりやすいでしょ」
浩平「(歯切れの悪い返答)ええ、まぁ」
    ×    ×    ×
  良美と良経の写真撮影。
  愉しそうにポーズを取る二人。
  それを遠目から見ている夏。
  夏の傍に森山が来る。
森山「いいわね」
夏「はい。これを載せたら、次号は間違いな
 く一位確定です」
森山「(微笑む)」
夏「そういえば、浩平さん、モデルさんと知
 り合いだそうです」
森山「(夏を見る)」
夏「なんでも学生時代の友人とか」
森山「そう…(閃き)じゃ、浩ちゃんに頼も
 うかな」
夏「何をです?」
森山「牧野さんのこと。私たちがスポンサー
 の悪口言うわけにはいかないでしょ(笑う」
夏「(微笑み)そうですね」
    ×    ×    ×
  撮影も終わる。
良美「(スタッフに)ありがとうございまし
 た」
  良経も良美の隣でお辞儀をする。
  機材の後片付けをしている浩平の傍に森
  山が来る。
森山「浩ちゃん、良美さんと知り合いなんだ
 って」
浩平「ええ、まぁ」
森山「ちょっと、いいかな」
  浩平と森山は人のいない撮影所の隅に行
  き、浩平に話をしている。
  良美はその姿を見ている。
  そこへ夏がやってくる。
夏「良美さん、良経君、良かった。最高だっ
 たよ」
良美「ありがとうございます。とっても愉し
 かったです」
  浩平が来て、良美に声をかける。
浩平「どうお、これから少し時間ある」
良美「え」
浩平「久しぶりに会ったんだ。お茶でも飲ま
 ない?それとも、マズイ?」
良美「まずくはないけど(良経を見る)」
夏「(気を利かせて)あ、じゃ、二人の話が
 済むまで、私が良経君預かろうか?」
良美「いいんですか?」
夏「ええ、良経君さえ良ければ(夏は、しゃ
 がんで良経に)お姉ちゃんとこの建物の中、
 見て回らない?マンガ作っているところと
 か特別に見せてあげる」
良経「ホント!」
夏「よし。じゃ行こう。(浩平に)終わった
 ら携帯に電話ください」
浩平「すみません」
良美「良経。良い子にしてるんだよ。(意味
 ありげに)あんまりヘンなこと言ったりし
 たらダメだよ」
良経「わかってるって(微笑む)」
夏「じゃ行こうか」

〇同・喫茶店
良美「何年ぶり?」
浩平「さぁ、七年ぶりぐらいじゃないか」
良美「もうそんなになるのか」
浩平「良美はやっぱり出てくる人なんだな」
良美「何が」
浩平「いや、こうやって華やかな世界にさ」
良美「そうお」
浩平「そうさ。今も変わりはしない。あの頃
 と同じ。君はいつも上ばかり見ていた」
良美「(ニヤッと笑い)上じゃないわ。夢よ」
浩平「しかし、驚いたな。良美にあんな子が
 いたなんて。いつ結婚したんだ」
良美「(白々しく)いつだったかな。まぁ、
 いいじゃないそんなこと」
浩平「別にいいけど。あの子、年いくつなん
 だ?」
良美「いくつだろ。たぶん八歳かな」
浩平「(吹き出し)たぶんって、お前の子だ
 ろ。(おかしいと気付く)ん!?八歳!?する
 と二十歳に産んだ子か?」
良美「(白々しく)そうかな」
浩平「そうかなって。お前、二十歳に子供な
 んて産んでないだろ」
良美「(惚けてスプーンで珈琲を回す)」
浩平「あの子、お前の子じゃないな」
良美「(何も答えず珈琲を飲む)」
浩平「お前、結婚してるのか?」
良美「(珈琲を飲み)美味い」
浩平「結婚もしてないんだ。じゃ、あの子は
 他人の子か?もしかしてお前、他人の子と
 なりすまして読者モデルに応募してきたの
 か」
良美「美味いな、ここの珈琲」
浩平「呆れたな。そこまでやるのか」
良美「(笑って惚けるのをやめて)確かに私
 の子じゃない、でも他人の子でもないわ。
 これでもちゃんと親代わりはしてるし、学
 校の行事にもちゃんと出てる。子供たちの
 間で『良経の綺麗なママ』で通ってるんだ
 から」
浩平「でも、パパスキの読者モデルの応募規
 定ぐらい知ってるだろ」
良美「でも遊びだから」
浩平「遊びじゃすまないよ。お前、読者モデ
 ルの三位なんだぞ。雑誌の看板モデルにな
 るんだぞ。それ、わかってやってるのか?
 もしバレたらどうすんだよ」
良美「大丈夫よ。バレやしないわ。あなたが
 チクらなければ(不敵に微笑む)」
浩平「(呆れて)全くお前って奴は。相変わ
 らずだな」
良美「相変わらずって?」
浩平「大胆というか、度胸が据わっていると
 いうか、後のこと考えないよな」
良美「それが私の良いところだから」
浩平「(心配そうな顔をする)」
良美「大丈夫よ。上手くやるから」
浩平「知らないからな」
良美「それより、私に何か話したいことあっ
 たんじゃないの。編集長さんとなにやら隅
 っこで神妙な顔して話してたじゃない。あ
 れ、私の事じゃないの?それに夏さんまで
 良経の子守を買って出るなんて、私に何か
 話すことがあるんじゃない?」
浩平「鋭いな。じゃ単刀直入に言うよ」
良美「(乗り出して)ん、何々」
浩平「牧野には気をつけろ」
良美「…」
浩平「牧野は、パパスキを私物化している。
 自分好みの女を斡旋をしてくれる都合の良
 い雑誌と勘違いしている」
良美「女って、みんな主婦でしょ?」
浩平「そこだよ。主婦には家庭がある。家庭
 があるから、たとえ大人の関係になっても
 秘密は守られる。そう思っているだよ。(テ
 ーブルにあるパパスキを指で突いて)あい
 つにとっては、いい遊び相手を見つける雑
 誌なのさ」
良美「(感心して)ああ、あったまいい」
浩平「感心している場合じゃないよ。パパス
 キにとってはいい迷惑だ。その悪い例が神
 尾恵理だ」
良美「あの9ヶ月連続一位の」
浩平「牧野の愛人だよ。不倫相手だ」
良美「そうなの」
浩平「ばれないように上手くやってはいるが、
 スポンサーの牧野がついているせいか、何
 でも強気でいちいち編集部に口を出してく
 る。かといって、邪険にすることも出来な
 い。邪険にすれば、今度は牧野が口を出し
 てくるからな。全く編集部にとっては悩み
 の種だよ。金は出しても口出すなって、言
 ってやりたいよ」
良美「いろいろあるのね」
浩平「でも、それももう終わる。新しい看板
 モデルが現れたからな」
良美「あれ?それって、もしかして私のこと
 (と色っぽく髪をかきあげる)」
浩平「(笑い)変わらないな、良美は」
良美「そういう浩平はどうなの。あなたは変
 わった?麻衣子とは上手くやってるの?」
浩平「え!?(動揺)」
良美「(動揺を見て)そう、麻衣子とは上手
 くやってるのか。久しぶりに麻衣子に会い
 たいな」
浩平「それはムリだ」
良美「なんで?」
浩平「麻衣子が怖がる」
良美「そんな、もう昔のことじゃない。いつ
 までも拘る私じゃないわ」
浩平「お前が拘らなくても、麻衣子は拘る」
良美「浩平も」
浩平「大体こうしていることだって、俺にと
 っては拷問だよ」
良美「そうか。親友から男をとっていったこ
 と。麻衣子は今でも後ろめたく感じている
 のか」
浩平「(そっぽを向く)」
良美「まさか麻衣子に奪われるとは思っても
 みなかったからなぁ」
浩平「(そっぽを向いたまま)」

            
          第四回につづく。



第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第二回

2011-07-21 22:42:23 | 第23回ヤンシナ「小さな手」
「なんか、こんなことして、一体なんの意味があるんだろう」
と、思えてならない。
何せこれから三作もやるんだから、でも、創作家のブログっぽいでしょ

この公開は、シナリオから小説の世界へ羽ばたくための儀式

それと、俺が作品を公開する理由は、いつもことあるごとに書いているけど、

プロとか受賞作とか、感想をいっているのだから、自分も作品を出さないとフェアじゃない、という思いがある←公開の理由のうちの一つ。

いつもいつも、良い感想ならいいのだが・・・、めった斬りにすることが多いのかな、ひねた性格だな
でも、うまいものはうまいといっているよ!
「八日目の蝉」なんか最高だった

でも、今、シナリオを公開しているのは、シナリオへの思いを断ち切るためにやっているといってもいいかも知れない
俺は安易に受賞作や連ドラを見て、
「これなら俺も出来る」
と思ったのが小説ではなくシナリオを目指したきっかけだったからなぁ

小説は俺にとってはきびしい
なにせ小説が読めるようになったのが三十代後半だからなぁ
それまで、
「字、きらい」
漫画の字さえきらいだったから、けどおしゃべり好き
しゃべるつもりで書いているから苦にならないのかな

こんなやつが小説でプロになれるとは到底思えない
けど、面白いドラマは書きたい、頭の中にいっぱい浮かんでくるし、意図的に作ることも出来る←それを人が面白いかどうかはわからんけんど・・・、フリーター時代は人に、大学生に読んでもらったり、読書好きな人に読んでもらったりしたから、でも、もうそれも十何年も前のこと・・・

小説はめちゃきびしい。
資料の読み込みや下調べが凄い。
本のラストの参考文献が書いてあるがそれを見るだけで、一体どっからさがしてきたのか?と思うような出版社の資料とか、兎に角凄い
それに創作にも時間はかかる。

今までのシナリオのように〆切が近いから、で一週間でとりあえず完成するようなものではない


そう、これはシナリオでプロになることを夢見た、みや文明の引退式なのかな

これからは俺にとってはとてつもない大きなカベ、小説の世界でがんばります
けっこう弱いくせに強いやつと戦いたい
というヘンな性格だから
どうせ戦うなら強いやつと戦って、白黒はっきりつけたいんだ。

ほんと、これが最後のみや文明のシナリオ作品、公開する作品かも知れません。
通勤や待ち合わせ、行列に並んでいる合間とかに見てもらえると嬉しいかな

まぁ、別れがあるから出会いがある。
けど、娯楽ドラマを目指すみや文明はずっといるわけだから、ただ、小説になっただけ。

すると、このブログを見てくれている読者の方は、
「じゃぁ、一体、このブログを見る意味があるの?」
という疑問も生まれると思いますが・・・

この作品を公開している間だけでも見てくれると嬉しいかな
やっぱ、人に見られていると思うと、
「怠けちゃいかんな」
と思うんだよね、いつも怠けてるけど


でも、ほんと、受賞する作品は、こんな俺のドラマを圧倒するぐらいのものであって欲しいんだ
じゃないと敗者は浮かばれないよ


シナリオライターを目指す人
おもろいの書いてね
「このドラマは番宣で終わってる」と思われるようなじゃあかんよ!



第二回



〇パパスキ編集部
  『第三位、良美ママ&良経くん』のペー
  ジを森山理紗代(45)が見ている。
  その傍に大庭夏(33)がいる。
理紗代「凄いわね、この人。たった三ヶ月で
 ベスト3に入ってくるなんて驚きだわ」
夏「でも、凄く綺麗ですよ。スポーティで、
 とってもアクティブな感じが出ていて爽や
 かです」
理紗代「そうね。この分だと、来月一位にな
 ってもおかしくないわね」
夏「ついに恵理さんの牙城を崩しますか」
理紗代「崩してもらわないと困るわ。そうで
 しょ」
夏「今じゃ、編集にまで口出してきて困って
 ます(苦笑)」
理紗代「初めはそんな人じゃなかったのにね。
 牧野さんと付き合うようになるから勘違い
 するのよ。自分の後ろにはスポンサーがつ
 いているんだってね」
夏「じゃ、この人にも目をつけてるですか?」
理紗代「今頃、見てるんじゃないの(苦笑)」

〇高級ホテルのプール
理紗代の声「でも、牧野にこれ以上好き勝手
 にさせない。パパスキは牧野に女性を紹介
 する風俗誌じゃないのよ」
  牧野清治(52)はプールサイドのテーブ
  ル席で雑誌パパスキを見ている。
牧野「(独り言)いい女だなぁ」
  良美が写っているページを見ている。
恵理「何さっきから真剣な顔していると思っ
 たら、そんなとこ見てるんだ」
  プールから上がった神尾恵理(31)に声
  をかけられる。
恵理「そんなに気になる。今月の第三位が」
牧野「いや、別に」
  牧野はページをめくると『V9達成!第
  一位、恵理ママ&悠くん』と書いてある。
恵理「ウソ、気になっているくせに」
  恵理は牧野の隣に座り、牧野の腕を掴み
  ワザと胸に押しつける。
恵理「もう、やけるわ」
牧野「(笑う)」

〇三崎家・居間
  祖父母の義文と美代子に孫の良経が、雑
  誌パパスキを見て、はしゃいでいる。
義文「こりゃ一位になる為に、もっといい服
 買ってやらんとな」
  三人とも笑う。
良美「ただいま」
義文「やったな良美。三位じゃないか」
  テーブルの上にあるパパスキを見て、
良美「いやだ、また買ってきたの?」
義文「そりゃ買うよ。お前は買わなかったの
 か?」
  良美は素知らぬ顔で、
良美「買わないわよ。立ち読みで十分」
  良美は2階の自分の部屋に行く。

〇同・良美の部屋
  部屋に入ると、良美の顔がにやける。
  カバンからパパスキを出す。
良美「三位か。こんなに大きく載ればきっと
 目につくはずだわ。芸能界入りも夢じゃな
 い。でも、親子でもないのにいいのかな(い
 たずらっぽく笑う)」
良美(N)「それから暫くして、パパスキ編
 集部からスポンサーが提供する新作服の写
 真撮影をしたいという電話が入った。これ
 はベスト3に入った特典であり、勿論、願
 ったり叶ったり。私はそれを待っていたの
 だ」

〇出版社・撮影現場
  恵理親子が撮影をしている。

〇同・控え室
  良美と良経は出番待ちをしていた。
良美「今日は、道場の日じゃなかったの?い
 かなくてもいいの」
良経「うん。先生に言ったら、OKしてくれ
 たよ。それにボク、道場よりもこっちの方
 がいいな」
良美「どうして?」
良経「(笑いながら)だって、道場に行かな
 くていいんだもん」
良美「柔道、嫌い?」
良経「嫌い」
良美「なんで?」
良経「だって、投げられて痛いばっかで、全
 然勝てない」
良美「なんだ、良経は勝てないのか」
良経「勝てない。っていうか、ボク、運動ダ
 メなんだよね。でも、パパがどうしてもス
 ポーツやらせたかったから」
良美「パパはスポーツ出来たの?」
良経「うん」
良美「(鼻で笑って)じゃぁ、良経はママに
 似たんだね。文美も頭は良かったけど、運
 動はからっきしだったから」
良経「そうなの?」
良美「そうよ。全然よ。私とはまるっきり正
 反対。運動はダメだけど頭を良かった。私
 は運動はバッチリだけど頭の方がね」
良経「じゃ、なんで道場にいれたのかな」
良美「まさか、ママ似とは思わなかったんじ
 ゃない」
良経「でも、ママも一生懸命だったよ」
良美「じゃ、自分のようにはなって欲しくな
 かったんじゃないの。スポーツの出来る男
 の子になって欲しかったんじゃない」
良経「でも、ボクは嫌だなぁ。こっちの方が
 全然楽しい」
良美「そう」
  控え室のドアを開けて牧野がやってくる。
牧野「こんにちは」
良美「(牧野を知らないが)こんにちは…」
牧野「はじめまして。牧野といいます。今回、
 うちの新作の服を着ていただけるそうで」
  良美は、「あっ」と言って立ち上がり、
良美「はじめまして、三崎良美です」
  良美はお辞儀すると、良経もお辞儀する。
牧野「知ってますよ。なんでもモデルランキ
 ングに、たった三ヶ月でベスト3に入った
 とか。凄いですね。でも、それもわかるよ
 うな気がします。写真より実物の方がいい
 (高笑い)」
良美「(愛想笑い)」
牧野「これから長いおつきあいになると思い
 ますがよろしくお願いしますよ」
良美「こちらこそ、よろしくお願いします」
牧野「今回の服は、スポーツを一緒に楽しむ
 親子がテーマですが、私はあなたたち親子
 がこのイメージに一番近いんじゃないかと
 思っているんですよ。お母さんは何かスポ
 ーツをしてるんですか?」
良美「私ですか?私はスポーツジムでインス
 トラクターをしています」
牧野「そうですか、プロの方ですか。それな
 ら似合うわけだ。じゃ、お子さんも何かし
 ているんですか」
良美「道場に通わせています」
牧野「じゃ、親子揃ってスポーツマンですな。
 まさに新作のイメージ通りだ」
  良美は愛想笑いをする。
牧野「撮影の方は、おそらく最後になると思
 いますが、あまり緊張せずに気楽やってく
 ださい。今日は撮影を楽しむ感じでやって
 ください」
良美「ありがとうございます」
牧野「では(控え室から出て行く)」
  良美と良経は顔を見合わせながら、
良経「良美ちゃんのこと、お母さんだって」
良美「良経のことスポーツマンだって。『道
 場に行きたくない』なんて、泣きごと言っ
 てるくせに」
  良美と義経は微笑む。

〇同・控え室前の廊下
  牧野は控え室前でほくそ笑んでいる。
  森山編集長が牧野に声をかける。
森山「あら、珍しい。こんなところで牧野さ
 んに会うなんて」
牧野「そうか」
森山「(下心を見透かしたように)ええ」
牧野「新作の服を着てもらうんだから、ちょ
 っと挨拶しただけだよ。それより森山女史
 こそ」
森山「そんなことないですよ。時間が取れれ
 ば顔を出すようにはしていますから。それ
 にこの控え室にいるモデルは、いずれうち
 の雑誌の看板になる可能性を秘めている親
 子ですからね、モデルとしての気構えなど
 アドバイスしておいた方がいいかなと思い
 まして。それに場合によっては、ヘンな虫
 が近寄ってくることもあるってことも教え
 ておかないと(牧野に冷ややかな視線を送
 る)」
牧野「(ばつ悪そうに)さて、撮影はどこま
 で進んだかな(と言って去る)」


            第三回につづく。


さて、シャワー浴びて、小説弄ろう。


第23回ヤンシナ落選作 「小さな手」 第一回

2011-07-20 18:51:16 | 第23回ヤンシナ「小さな手」
さて

みや文明フェスティバル


開幕です




シナリオは出来た順にのせていきます。

まずは、2010年六月に書いていた作品「小さな手」からのせます。
これは、このころのブログを読まれた方ならわかると思いますが、六月といえば、NHK主催の創作テレビドラマ大賞があります

それに応募しようと、この「小さな手」をいったん書くのを中断して、新ネタでNHKにいこうと思ったのですが、あまりにも作品が置きに行くような作品だったので、やめて、けっきょく無駄な時間が過ごしてしまった。
作品作りは中断してはいかん、中断すると同じようなことをまた書いてしまう。
特に俺みたいに、プロット?とかいうようは設計図は頭の中というタイプはあかんね

ちなみに、2010年9月に完成した作品です。
ちょうどこれを作るとき、もう一つカップリングというか、作品がありました。
それがテレ朝応募作の「恋愛抑止力」だったのです。
「恋愛抑止力」より、こっちの「小さな手」の方が自信があったのでヤンシナに応募しました。

ちなみにこれが、出来たときは

「素朴だけど、みや文明の中では一番良い作品が出来た」

と、この時は思っていました。

そんな作品です。

全七回で公開します。

通勤なり、待ち合わせなり、時間つぶしで読んでいただけたら幸いです。


ちなみにヒロインの三崎良美は、モデルでタレントの西山茉希さんをイメージしてます。
彼女に演じて欲しかった



第一回



〇駅ビル内にある書店
  三崎良美(28)はスポーツバッグを持っ
  て店の中に急いで入っていく。
  そして、目的の雑誌「パパスキ」を手に
  取り、すかさずページをめくる。
  良美の手が止まる。
  良美が開いたページは読者モデルのペー
  ジで良美と萩野良経(8)がお洒落な服
  を着てじゃれ合うように写っている。
  『第三位、良美ママ&良経くん』と書い
  てある。
良美(N)「やった!三位だ!先月は十六位
 だったのに、やっぱり私って凄い」
  良美の顔は自信に漲っている。
良美(N)「もしかしたらこれは、私に巡っ
 てきた最後のチャンス?私の狂った人生の
 歯車を元に戻すラストチャンスかもしれな
 い」
  良美は暫くページをジッと見ている。
良美(N)「そう、私の人生は見えない運命
 に翻弄されている。そう感じずにはいられ
 ない。では、一体どこで歯車が狂ったのだ
 ろうか?」
  良美はページを前(過去)に戻す。
  そこに良美の過去が映し出される。

〇過去・高校の体育館
  女子バレー部の練習風景。
良美(N)「私は高校のとき、バレー部のエ
 ースアタッカーだった。『このチームは良
 美で持つ』と言わしめるほどで、私もそう
 言われることにまんざらでもなかった」
  良美(18)は背番号1のエースナンバー
  をつけている。
  そして、セッターのあげたトスをブロッ
  クをかいくぐって、相手コートにスパイ
  クを叩きつける。
  良美がコートから汗を拭きにベンチに引
  き上げてくる。
  監督が笑顔で良美に寄ってくる。
監督「調子良いな」
良美「絶好調です」
監督「これで県大会が楽しみだ」
良美「任せてください」
監督「おいおい、あんまり調子にのるなよ」
  二人は笑う。

〇過去・登校途中
良美(N)「別に調子に乗っていた訳じゃな
 い。県大会当日、いつものように学校まで
 自転車で登校していると、丁度曲がり角で
 猛スピードで突進してきた自転車と激突。
 利き足である右足を複雑骨折し、大会に出
 られなかった」
  良美は悲痛な表情を浮かべ救急車で運ば
  れていく。

〇過去・大会会場の体育館
良美(N)「しかし、バレー部は私が出られ
 なくなったにも拘わらず、県大会を勝ち抜
 き、悲願の全国大会への出場を手にした。
 どうやら、私の控えに甘んじていた選手が
 大活躍したらしい」

〇過去・病院の一室
  良美はベッドの上で右足を固定され、外
  を見ている。
良美(N)「しかし、歯車が狂ったのはこの
 ときだけじゃない。大学のときもそうだっ
 た…」

〇過去・大学構内特設ステージ~大学構内
良美(N)「私は同じ大学の男子学生たちの
 推薦でミスキャンパスクイーンコンテスト
 に出場し、二位以下に大差をつけて優勝し
 た。そして、全国大会に準ミスの人と共に
 出場した。そこでも前評判では、私がぶっ
 ちぎりで優勝するだろうと言われていた。
 しかし、そこに落とし穴があった。たまた
 ま全国大会を仕切るスポンサーの偉い人と
 の会食をすっぱ抜かれ、根も葉もない噂が
 立ち、ゴシップが流れた。そして、私は自
 ら全国大会を辞退する羽目となった…ちな
 みに、その大会で優勝したのは私の二位に
 甘んじた準ミスだった…私はまたしても私
 の控えだった人に栄冠を持って行かれたの
 だ。しかし、持って行かれたのはそれだけ
 にとどまらなかった…私には幼なじみの親
 友がいた。その親友は、バレー部での不運
 な事故のときも、全国大会で根も葉もない
 噂が立ったときも、いつも私の傍にいて私
 のことを慰めてくれた。励ましてくれた。
 彼女は野心家の私とは違い、本当に気の優
 しい可愛らしい女の子だった。彼女は自分
 には持っていない私のバイタリティに憧れ
 ていた。私の一番のファンだった。そんな
 彼女が私の彼氏と陰で親しくなり、彼は私
 を捨てて彼女とデキてしまったのだ。彼は
 彼女に私には持ち合わせていなかったもの。
 周りへの心配り、気の優しいところに惹か
 れていったのだ。私は恋人までいつも私の
 傍にいた親友に奪われてしまったのだ」
浩平「君の頭の中に僕の居場所はない。君は
 いつも上ばかり見ている。はい上がること
 ばかり考えている。僕の入る余地はないよ」
良美(N)「私は欲しいものは何でも手に入
 れられると思っていた。自分で言うのもな
 んだけど、美貌も肉体美も兼ね備えている。
 ケチの付け所のないパーフェクトな人間だ
 と思っていた。けど、人生は決してパーフ
 ェクトにはいかなかった。私の思い通りに
 なるどころかケチばかりついた。結局、私
 の手に入れたかったものは、みな、砂のよ
 うに手の隙間からこぼれ落ちていった」

〇元にもどる・駅ビル内の書店
  良美は自分たちが写っているページを開
  いて、
良美(N)「これだってそうだ。今は雑誌に
 載っているもはじめは違っていた」

〇過去・事故現場~小学校~三崎家
  車と車が正面衝突し、見る影もないほど
  大破している。
良美(N)「一年前。突然姉夫婦が死んだ。
 姉夫婦は二人とも歯科医をしていて、学会
 の帰りに事故に遭い即死だった。一人息子
 の良経を残して…残された良経は両親が引
 き取り、育てる事となった…私も両親と同
 居していたので良経の遊び相手になったり
 して、良経も段々明るさを取り戻し元気に
 なっていった…しかし、そんな良経にも隠
 し事があった。良経は授業参観日を両親に
 教えなかったのだ。そのことを良経に問う
 と、良経は小声で涙を流しながら、言いづ
 らそうに言った」
良経「友達はみんな若いパパとママが来るの
 に、ボクは…」
良美(N)「それを聞いた両親は、良経を慰
 め、そして私にこう命じた」
義文「これから良経の授業参観にはお前が行
 け。授業参観だけじゃない。良経の学校行
 事、全てだ」
良美「どうしてそうなるの!?」
義文「仕方ないだろ!うちで若いのっていっ
 たらお前しかいないんだ。それにお前に良
 経ぐらいの子がいてもおかしくないだろ」
良美「何それ?それって遠回しに早く結婚し
 ろって言ってるわけ?」
美代子「よっちゃん。別にそうじゃないの」
義文「兎に角、良経の学校行事は必ずお前が
 行け。大体いい歳こいて家に一円の金も入
 れず好き勝手やってるんだからそれぐらい
 やれ」
良美「何それ」
美代子「(オロオロしながら)いいのよ、そ
 んなこと気にしないで。お母さん全然気に
 してないから」
  良美はテーブルを叩いて立ち上がり、
良美「あったま来た!」
  義文もテーブルを叩いて立ち上がり、良
  美に指さしながら
義文「うるさい!いいか、良経のことはお前
 がやれ。全部やれ!それが親孝行だと思っ
 てお前がやれ!これは命令だ!」
美代子「(オロオロしながら)ちょっと二人
 とも冷静になって、ね。まず座りましょう」
  美代子は良美の手を取り、引っ張る。
  良美と義文はにらみ合っている。
良美(N)「それから私が良経の学校行事は
 全て私が出るようになった。スポーツジム
 でフリーのインストラクターをしているも、
 そんなに高給取りでもないので、親と同居
 出来るのは、何かとありがたかった。私は
 その条件を渋々飲まざるおえなかった」

〇過去・小学校・会議室(夕方)
良美(N)「そんなある日、PTAの集まり
 のとき、転機がやってきた」
議長「本日の議題は、芸能活動について。そ
 もそも我が校では子供の芸能活動は原則、
 校則で禁じられています。それを雑誌の読
 者モデルと称して活動している子供がいま
 す。私たちの調査によると、なんでも母親
 が子供を連れ出して、一緒に雑誌の読者モ
 デルになって楽しんでるとか。これはいか
 がなものでしょうか」
  議長は、意味ありげに杉田純子(30)を
  見る。
  一同、沈黙する。
  出席者の視線は純子に向けられる。
  純子もその視線を感じ居ても立ってもい
  られず、その場で立ち上がり訴える。
純子「でも、お金はもらっていません。趣味
 としてやっているだけです。それをはじめ
 てから家族の会話も増えました。家の中が
 今まで以上に明るくなりました。職業とし
 てではなく親子のスキンシップの一環とし
 て捉えていただけないでしょうか?」
議長「スキンシップねぇ」
ママA「スキンシップなら他にもいろいろあ
 るでしょ」
ママB「あんまり勝手なことしてくれると周
 りの子供に悪影響を与えかねないんですけ
 ど」
良美(N)「何これ?くっだらない」
ママC「そうそう、うちの子も雑誌に出たい
 というから、何事かと思いましたわ」
良美(N)「アホらしい」
ママB「校則でも芸能活動は禁じているのだ
 から、親が校則を破るようなこと、してほ
 しくないんですけど」
純子「そんなつもりじゃ」
良美「(吐き捨てるように)別にいいんじゃ
 ないんですか?」
  一同、良美を見る。
良美「人の家庭にそこまで干渉する筋合いは
 ないでしょ?それで家族円満ならいいじゃ
 ないですか」
議長「あなた、学校には校則というものがあ
 ってね」
良美「校則、校則って、軍隊じゃあるまいし。
 だったらあなたもやればいい。そしたら文
 句ないでしょ」
ママA「そういう問題じゃないのよ」
良美「(苛立ちながら)たいした問題じゃな
 いね。PTA会議だなんていうから、一体
 何を話すのかと思えば、こんなこと?こん
 なくだらないことで、いちいち呼び出され
 なくちゃいけないわけ?私もそんな暇人じ
 ゃないのよね。こんなことを話す会なら呼
 び出さないでくれる?付き合ってられない
 わ」
  良美は、そのままバックをもって
良美「ああ、アホらしい(会議室を出る)」

〇過去・スポーツジム内(翌日)
  インストラクター姿の良美と純子。
純子「昨日はありがとう。あの後、その件に
 関して公の許可は出なかったけど保留とい
 うことで様子を見ることになったわ」
良美「そうですか。よかったですね」
純子「これもみんなあなたのおかげよ」
良美「いえ、私はただ、人呼び出しといて、
 やってることがあまりにもくだらなかった
 から」
純子「ほんとありがとう」
良美「(微笑み)どういたしまして」
純子「もしよかったらあなたもやってみない」
良美「何を?」
  純子は、カバンから雑誌を取り出す。
純子「これなの。知らない?」
良美「(雑誌の表紙を見て)知らないなぁ」
純子「これ、親子専門のファッション誌で読
 者モデル中心で作られているの。『パパス
 キ』という名前のように、パパに好かれる
 ファッションがコンセプトになっているの
 よ。そして、読者モデルのランキングがあ
 って、ベスト3に入るとパパスキの専属モ
 デルになれるのよ」
  純子は、読者モデルランキングの載って
  いるページを良美に見せる。
  純子が息子と一緒に載っていて『第九位、
  純子ママ&尚人くん』と書いてある。
純子「私はこないだはじめてベスト10入りし
 たの」
  純子は、照れくさそうに微笑む。
純子「でも、ここから芸能界デビューした母
 子もいるのよ。実は私も結婚するまでは芸
 能界にずっと憧れていたんだ。でも、ダメ
 だったけど、このパパスキは結婚して芸能
 界を目指すことが出来る最後の砦とも言わ
 れているの」
  良美は、雑誌をめくる。
純子「どお、興味ない?あなたなら私なんか
 より、きっともっと上に行くと思うけどな」
良美(N)「芸能界への憧れはおそらく彼女
 よりも上だろう。私は子供の頃から目立ち
 たがり屋の性格もあって、ずっと華々しい
 世界に憧れていた。その最終目標が芸能界
 だった」

〇元に戻る・駅ビル内にある書店
  良美は雑誌を閉じてレジに持って行く。

 
          第二回につづく。



まぁ、ナレーション多いよね
でも、そういうのもういいです。
小説にいきますし、思いの丈をガンガン書けるし、
ドラマだけ見ていただけたら幸いです。


さて、ジムでボディジャムをやるつもりだったけど、さすがに落選の昨日の今日、ちょっとテンションがあがらないかな

けど、小説は弄ろう。

このフェスティバルが終わる頃には、今書いている小説の第一稿が終わるといいな

今は、落選してショックだけど、なでしこを見るとなんか幸せになれる。

「なでしこ、ありがとう!」