ダメでもともと!

面白いドラマを書いて、「一声」かけていただく。だめでもともと。

第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第六回(最後です)

2011-03-08 17:56:35 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」
なにげに考えていた、会社で

「別にプロとして創作が出来なければどこで働いても同じなのでは?」

そりゃ、発想やアイデアを求められる世界で、活気のあるところで働きたいが、俺の履歴書は白紙同然だし、まず実績もなにもないのでムリ

結局、1~10まで数かぞえられる仕事しか出来ないのだろう、と。

なら、なんとか生活できて、家からも近く精神的支柱のジムもある。
それだけでいいんじゃないか?
なんか、そう思った。

ちょっと青写真が青すぎたのかな。
まぁ、幸せは人それぞれ、人が欲している幸せを容易に手に入れる人もいれば、努力しても手に入らないこともある。

けど、努力は信じて行きたいけどね。
少なくと、こんな「恋愛抑止力」もただの抑止力パンツが発想に見えるけど、そこだけではドラマを構築するのは案外難しいものだし、今ならほぼ何でも出来ると思う。

でも、前向きな人とは出会いたいな!

ヤンシナ応募作を公開になったら、去年のリベンジ企画、イベント、「ただ会いましょう会」をやりたいと思ってます。
去年はじめてやったが、来た人は、0人、いや俺に一人でした

まぁ、文壇バーじゃないけどそんなのになったらいいなぁ~
モチベーションを高められれば!と

まぁ、前向き精神は本日、ボディコンバットでいただいてきます。
まだ体が
けど、強行です

さて、前置きが長くなってしまったが、「恋愛抑止力」もラストです。



「恋愛抑止力」 第六回(ラストまで)



〇オープンカフェ「お熱いのがお好き」
  いづみは、一人珈琲を飲んでいる。
いづみ(語り)「それから暫くして、ジュリ
 が和輝と付き合っているということが知ら
 れた。ジュリは五蝶会にスカウトされるほ
 どの美貌の持ち主。五蝶会のクイーンだっ
 てジュリの美貌には勝てない。美しさでジ
 ュリに対抗できる五蝶会の女子は誰一人と
 していない。五つの女子校が束になって懸
 かってもジュリには敵わない。だから、さ
 すがにジュリに喧嘩を売る女子は誰一人と
 していなかった。喧嘩を売れば売った方が
 惨めになる。誰にも有無を言わせないほど
 ジュリは綺麗。だから、五蝶会は言いたい
 ことがあっても何も言えない。和輝もジュ
 リと付き合うことで平穏が訪れた。野球に
 集中することが出来た。こうしてジュリは
 五蝶会とも決着をつけることが出来た。和
 輝と付き合い、五蝶会のクイーンを悔しが
 らせることで兄の仇を討つことが出来たの
 だから」
  OLがいづみの前の通りを通る。
  すると地下鉄が丁度走ってきて、通風孔
  の上を通っているOLのスカートがめく
  れあがる。
  OLは悲鳴を上げて笑いながら立ち去る。
  いづみは、それを見て吹き出して微笑む。
  いづみは珈琲を一口飲む。
いづみ「(ポツリと呟く)これでよかったの
 かな。(スカートの上からおしりを触り)
 でも、このパンツ、暫くはいてないといけ
 ないかな。前みたいに友達を失うわけには
 いかない。何かの拍子で衝動告白でもした
 ら、ほんと目も当てられないわ。(苦笑い
 して)ほんと、バカな恋しかできない私へ
 の抑止力。尻軽女と言われないように。お
 尻が軽くならないように、ね(と、お尻を
 愛おしそうに触りながら微笑む)」

〇湊一高のグランド(夕方)
  陽も落ちかけている。
  野球部がグランドに向かって一列に整列
  している。
  帽子をとる。
キャプテン「黙とう」
  部員は目を瞑る。
  ジュリは外から見ている。

〇同・正門から駅へ(夜)
  和輝が出てくる。
ジュリ「和輝君」
和輝「ほんとに見に来たんだ」
ジュリ「うん、来たよ。結構ハードな練習す
 るのね。ほとんどしごきじゃん」
和輝「運動部の部活は大体こんなもんだよ」
ジュリ「そうなの。私、ずっと帰宅部だった
 から」
和輝「(笑いながら)じゃ、ジュリちゃんも
 何かやってみたら」
ジュリ「ダメだよ。私、根性無しだから逃げ
 出すと思う」
和輝「いづみちゃんと一緒にやればいいじゃ
 ん。いづみちゃんは今何やってるの?」
ジュリ「いづみ?いづみも私と同じ帰宅部だ
 よ」
和輝「勿体ないなぁ。運動神経がいいのに。
 なんせ少年野球のときは、エースで四番。
 俺はいつも、いづみちゃんの控えだったか
 ら」
ジュリ「(ちょっと驚いて)そうなの?」
和輝「知らなかった?聞いてない?」
ジュリ「(首を振り)いや、何も」
和輝「いづみちゃんは、本当に凄いんだよ」
ジュリ「……」

〇回想・あかねの言葉
あかね「確か『和輝君好き』じゃないかな」

〇(元に戻る)駅へ(夜)
ジュリ「(ポツリと呟く)ああ、なんかムカ つくなぁ」
和輝「ん、何?」
ジュリ「(慌てて)いや、なんでもない(愛 想笑い)」
  駅が見えてくる。

〇白百合学院のベランダ
  休み時間。
  いづみとジュリはベランダにいる。
いづみ「良い風だわ。今日は暖かいね」
ジュリ「そうね」
いづみ「(眼下に広がる景色を見ながら)こ
 んな日は学校なんか休んで、どっか行きた
 いね」
ジュリ「そうだね(というも、いづみのスカ
 ートの中が気になる)」
  突然、ふと、ジュリはいづみの後ろに跪
  いて、スカートの中のパンツを覗こうと
  する。
いづみ「(振り返って)ジュリ、どうしたの」
ジュリ「いや、目眩が(といって、目を押さ
 える)」
いづみ「大丈夫?」
ジュリ「(立ち上がりながら)大丈夫大丈夫」
いづみ「ご飯食べてないんじゃない」
ジュリ「いや、食べてるから」
いづみ「中入ろう(といって教室に入る)」
  ジュリもいづみの後に続きながら、
ジュリ(N)「なんで私がいづみのスカート
 の中を意識しなくちゃいけないのよ(怒)」
いづみ「(ジュリから怒りの雰囲気を感じて)
 ん?どうかした」
ジュリ「(ニコッと笑みを見せて)いや、別
 に」
  2人とも席に座ってジュリは後ろの席の
  いづみの方を向いて座る。
ジュリ「(探るように)それよりいづみ?」
いづみ「なに?」
ジュリ「私と和輝君とのこと気にならない?」
いづみ「え、別に…。うまくいってるんでし
 ょ」
ジュリ「まぁ」
いづみ「じゃぁいいじゃん」
ジュリ「…」
いづみ「それに、五蝶会の人たちも静かにな
 ったし。まぁ、相手がジュリじゃ、五蝶会
 の人たちもさすがに大人しくなるしかない
 わね(微笑む)」
ジュリ「…でも、私は気になるなぁ」
いづみ「何が」
ジュリ「(素知らぬふりで)なんでもない」
いづみ「今日のジュリ、なんかヘンじゃない
 ?」
ジュリ「そうお…」
いづみ「…」
ジュリ(N)「何なのこの気持ち。このやる
 せないフラストレーションは?」
いづみ「ちょっとジュース買ってくるけど、
 ジュリもいる?」
ジュリ「いらない」
  いづみは、立ち上がって教室を出て行く。
  ジュリはいづみの後ろ姿のスカートに目
  が行く。
ジュリ(N)「いづみのスカートの中が気に
 なるなんて…」

〇回想・あかねの言葉
あかね「このことは内緒だからね。お姉ちゃ
 んに怒られるから」

〇(元に戻る)教室
ジュリ「(小声で呟く)何が抑止力よ。目障
 りだわ。(背伸びしながら、興奮気味に)
 ああ、段々腹立ってきた」
  それを聞いた隣の席の生徒が不審げにジ
  ュリを見る。

〇モンロー通り
  ジュリと和輝が歩いている。
ジュリ「和輝君知ってる?」
和輝「…」
ジュリ「シャッター通りだったここを、モン
 ロー通りとしてお洒落な商店街にしたのが
 いづみだってこと」
和輝「(驚く)え?そうなの」
ジュリ「知らなかった?じゃぁ、これも知ら
 ないよね。試合で野次言っていた連中を来
 ないようにしたのがいづみだってこと」
和輝「…」
ジュリ「いづみが、あの野次軍団を全く別の
 ところに行かせて、決勝戦に来ないように
 したってことも」
和輝「でも、それはジュリと2人でやったん
 だろ」
ジュリ「(言葉に熱がこもり、訴えるように)
 違うわ。確かに私もいたけど、あの人たち
 を来ないようにしたのはいづみよ。私はた
 だいづみにお願いしただけ。全部いづみが
 来ないようにやったのよ!」
和輝「…」
ジュリ「(天を仰ぎ、突然堰を切ったように)
 ああ、もう腹立つ!」
  ジュリは、携帯電話を取り出していづみ
  に電話をする。
ジュリ「(呼び出し音)あ、いづみ。今モン
 ロー通りにいるから来て。……。(命令口
 調で)いいから来なさい!」

〇同・オープンカフェ「お熱いのがお好き」
  オープンテラスでジュリと和輝がいづみ
  が来るのを待っている。
  ジュリはイライラしていて、和輝は声を
  かけられず珈琲を口にしている。
  いづみが慌ててやってくる。
  いづみはジュリに手を振り微笑むも、ジ
  ュリはしかめっ面で腕組みしたまま立ち
  上がる。
ジュリ「遅い!」
いづみ「そりゃそうよ。いきなり呼び出すん
 だもん(和輝を見る)」
和輝「(会釈する)」
いづみ「何?どうしたの?」
ジュリ「(いづみを下から上まで見て、興奮
 気味に)ん~、全く白々しいわ!」
  ジュリはいづみの腕を掴み、通りの通風
  孔の所に連れて行く。
いづみ「何?何怒ってるの?」
ジュリ「この期に及んで、未だしらを切るき
 ?」
いづみ「何が?」
ジュリ「ああ、ほんとムカつくわ」
いづみ「え、なんで?ジュリ、どうしたの?」
ジュリ「(耳を澄ませて、地下鉄が走ってく
 る音を捉え、いづみの袖を掴む)」
いづみ「ジュリ?」
  地下鉄が来る音が聞こえる。
  どんどん音が大きくなる。
  いづみにも聞こえる。
  いづみは通風孔から逃げようとするもジ
  ュリが逃がさず、いづみを羽交い締めに
  する。
いづみ「ジュリ、ちょっと何すんの、やめて
 よ」
  ジュリはいづみの後ろ姿が和輝に見える
  ようにする。
ジュリ「いい、和輝君、見てて」
和輝「…」
いづみ「(慌てて)ジュリ、やめて」
  いづみはもがくも、万歳したまま。
  地下鉄が通り通風孔から風が舞い上がる。
  いづものスカートも舞い上がる。
いづみ「ジュリ!」
  和輝はいづみのスカートの中のパンツを
  見てしまう。
和輝「……」
ジュリ「(和輝を見て)見た」
和輝「(絶句)」
  いづみはジュリの胸に顔を埋めて、恥ず
  かしさを隠している。
  ジュリはいづみを引き離して、
ジュリ「なんなの、そのパンツは?なんでそ
 んなのはいているのよ」
いづみ「これにはわけがあって」
ジュリ「どんな」
いづみ「これは私の抑止力パンツなの」
ジュリ「(きっぱりと)そんなのとうに知っ
 てるわよ!」
いづみ「へ?」
ジュリ「何が抑止力よ。本当は見て欲しいだ
 けじゃない。知って欲しいだけじゃない。
 気付いて欲しいからいつまでもはいている
 んでしょ。違う?」
いづみ「いや、そんなんじゃないのよ。これ
 は自分の気持ちを抑えるために」
ジュリ「(すかさず)抑えてどうするの?そ
 んなことして一体何になるの?」
いづみ「いや、自分の気持ちを抑えれば」
ジュリ「(言葉を遮り)抑えれば何?抑えて、
 自分から身を引いた気になって、悲劇のヒ
 ロインでも気取りたいわけ?」
いづみ「(困惑の表情のまま)そんなんじゃ
 なく、抑えれば何もかもうまくいくのよ。
 友達も失わなくてすむのよ」
ジュリ「そんなんで友情が崩れると思ってい
 るわけ?」
いづみ「前にあったのよ(と言い訳)」
ジュリ「(呆れた感じで)ほんと、随分安く
 見られたものね。トラウマかなんだか知ら
 ないけど、私を前の人と一緒にしないで」
いづみ「…」
  また地下鉄が来る音がする。
  ジュリは、悪戯っぽくニヤリと笑い、又、
  いづみを羽交い締めにする。
  通風孔の風でいづみのスカートがめくれ
  あがる。
いづみ「(懇願)ジュリ、やめてよ!」
  ジュリがいづみを離すといづみはその場
  にしゃがみ込んでしまう。
ジュリ「そんなパンツ、はき続けるなんて、
 ほんと悪趣味、最悪だわ」
いづみ「(しゃがみ込んだまま、両手で顔を
 隠している)」
ジュリ「(微笑みながら)和輝君、見たでし
 ょ。いづみもあなたのことが好きだって。
 どうする?」
和輝「……」
ジュリ「(いづみの襟を掴んで立ち上がらせ
 て)いづみ、あなたもバッターボックスに
 入りなさいよ」
いづみ「え?」
ジュリ「そして、改めて和輝君に選んでもら
 うの。それでいいでしょ」
いづみ「…」
ジュリ「どちらが選ばれても恨みっこなし。
 それでも私たちは友達よ。いいわね?(ジ
 ュリはニヤリと微笑む)」
いづみ「…」

〇グランド
  マウンドに立っている和輝。
  ジュリが左バッターボックスでバットを
  構えて立っている。
  そこに、いづみがバットを持って右バッ
  ターボックスに入る。
  お互いを見るいづみとジュリ。
ジュリ「勝負よ。いづみ」
  二人同時にマウンドの和輝を見る。
ジュリ「さあ来い」
  いづみは、真剣な眼差しで和輝を見る。

〇回想・河川敷のグランド(五年前)
  いづみ(12)は、少年野球チームの仲間
  に囲まれている。 
和輝「(笑顔で)いずみちゃんは、僕たちの
 憧れ、ヒーローだから」

〇(元に戻る)グランド
いづみ(N)「差なんてない。そんなものな
 い。全ての想い、何もかもぶつけてやる(強
 い意志)」
  和輝がゆっくりとワインドアップポジシ
  ョンに入り、そして、速球を投げ込んで
  くる。
  同時にバットを振るいづみとジュリ。
  ジュリは、バットを振り、歯を食いしば
  って顔を歪めている。  
  いづみもバットを振り、レフトに舞い上
  がる打球を見る。
  打たれた和輝も舞い上がるボールを見て
  いる。
  何も聞こえない。
  ボールはゆっくりとスタンドインする。
  いづみの顔に笑みが浮かぶ。
  いづみは、「どうだ!」といわんばかり
  に笑顔でバットを後ろに放り投げた。 

              〈終わり〉


まぁ、ちょっとアイ~ンだったかな
こういう安易な発想的なのは出るときはぽんぽん出るが、発想っていうのは熱しやすく冷めやすいもの、それに薄っぺらい・・・
ヤンシナのは、こういう感じではないが、やはり語りが多すぎだな

でも、もっとしっかりしたものを書かんといかん
と会社で色々考えてた。
明日も考えるだろう。


シナリオ的な感想でもなんでも思ったこと、感想頂ければ幸いです。
読んだ方がいたらですけど

でも、なんか一区切りついたなぁ~

あとはもう少しなんか新作に向けて、考えて、頭の中で見えている小説を書こう。

やっぱ、作品に魅力がないと触手が伸びなんだよね
メシやと同じでうまそうと思わないと入らないでしょ。
そんなことを今考えております

では、感想まってま~す←書く場合は、ネットネームは書いてくださいな、名無しとか通りすがりってなんか通り魔みたいですかん


コメント

第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第五回

2011-03-07 18:47:26 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」
本日は、ボディジャムがジムであるも、行くのをやめておこう。
仕事も今週は運が良ければ残業がないとか、
でも、さすがに病み上がりなのか、まだあがってないのかわからんが、本日は定時であげてもらうようにした。

今、頭の中にあるのは、六月〆の小説のこと、一つは頭の中で出来ている、あとは書き方次第、そして、もう一つ、何か娯楽作品を書いてみたいという気持ちがある。

俺の場合、100%ノー取材だけに、かなりきついものがある。
取材したら書こうというネタも何本かあるが、ちょっと時間がとれない
そこが専業作家と会社勤めの違いかも知れん。

気持ちになんか余裕がなくなったのかなぁ~
また、新ネタをつかみたいという気持ちが前に出ている。
しかも、それは小説へ向けてだけに、この「恋愛抑止力」のようなのではあかんのよ

まぁ、とりあえず、


「恋愛抑止力」 第五回


〇市営球場内のスタンド
  決勝戦が行われている。
  いづみとジュリもスタンドにいる。
  五蝶会の女子もいるが、野次を言ってい
  た秋華女子の生徒は一人もいない。
  変わりにいづみの用意した高校の吹奏楽
  部が湊一高を応援している。
ジュリ「(辺りを見回して)秋華女子の面々、
 来てないわね。(いづみを見て、ニヤリと
 して)やったのね」
いづみ「(微笑みながら)まぁ、なんとか」
ジュリ「どうやったの?どうやって秋華女子
 が来ないようにしたの?」
いづみ「来なくはないよ。ちゃんと応援にい
 ってると思うよ。ここじゃないけどね(微
 笑む)」

〇別の市営球場の外
  球場の周りは木々があり、枯葉が落ちて
  いる。
  池にも落ちて汚れている。
  年配のボランティアの人がいる中、制服
  姿の秋華女子の生徒たちがいる。
ボランティアA「(拡声器で)本日は、町の
 清掃活動に、わざわざ秋華女子高等学校の
 生徒さんたちが応援に駆けつけてくれまし
 た」
  拍手が起こる。
    ×    ×    ×
  秋華女子の生徒たちは、長靴をはいて池
  の中に落ちている落ち葉や空き缶を拾っ
  ている。
女子A「(小声で)どうしてここいるの?今
 日、決勝戦でしょ?」
女子B「(小声で)いや、決勝戦の会場が変
 わたって連絡があったのよ」
女子A「(小声で)連絡があったって…」
ボランティアB「いやぁ~、ほんと助かるわ。
 若いのにありがとね」
女子A「(愛想笑いで)いえ、どういたしま
 して」

〇(元に戻る)市営球場内のスタンド
ジュリ「悪知恵働くのね」
いづみ「悪知恵じゃないわ。世のため人のた
 めの良い知恵よ(微笑む)」  
ジュリ「じゃぁ、あの吹奏楽の人たちは」
いづみ「私が中学の時の知り合いの人の高校」
ジュリ「なるほど…。さすがね」
いづみ「(微笑む)」
ジュリ「(いづみのパンツが気になりスカー
 トに視線が行く)」

〇回想・いづみの家の玄関前(夜)
ジュリ「あのパンツ?一体何なの?一体何が
 書いてあるの?」
あかね「(笑いながら)あれはね。お姉ちゃ
 んの恋の抑止力よ」
ジュリ「抑止力?」
あかね「そう。あのパンツには、お姉ちゃん
 の好きな人の名前が書いてあるの。『なん
 とか君好き』とかってね。そのパンツをは
 くことで自分の気持ちを抑えるんだって。
 ほら、スカートの中って決して見せないで
 しょ。だから、あのパンツをはくことでパ
 ンツに書いてあることを見せない。イコー
 ル、想いを見せない、想いを抑えるという
 意味で、あれは恋の抑止力パンツっていう
 の。ね、笑えるでしょ(爆笑する)」
ジュリ「なんでそんなことするの?」
あかね「そりゃ、お姉ちゃんが好きになった
 人が、好きになってはいけない人だからよ。
 たとえば友人の彼氏とか」
ジュリ「…」
あかね「前にね、それで痛い思いしたから、
 それがトラウマになってるのね」
ジュリ「トラウマ?」
あかね「それで同じ過ちを繰り返さないよう
 に、お姉ちゃんが自分の想いを抑えるため
 に考えたのよ」
ジュリ「…」
あかね「でも、あれは傑作だわ、もう最高(微
 笑む)。お姉ちゃんの編み出したアイデア
 の中では、一番笑えるわ」
ジュリ「それで、今なんて書いてあるの」
あかね「(笑いながら)え、確か『和輝君好
 き』じゃないかな。無理矢理、スカートめ
 くって見ちゃったから。めちゃめちゃ怒っ
 たけどね(爆笑)」
ジュリ「(内心驚く)」
あかね「ジュリちゃん、その人のこと知って
 る?」
ジュリ「いや、知らない」
あかね「そう」
ジュリ「…」
あかね「まぁ、お姉ちゃんは昔から恋下手な
 のよ。でも、それもお姉ちゃんらしいけど
 ね」

〇(元に戻る)市営球場内のスタンド
ジュリ(N)「今もはいているのかな」
  ジュリは隣で座っているいづみのスカー
  トを見る。
いづみ「いけ!」
  いづみは席を立ってメガホンをグルグル
  回す。
  ジュリは立ち上がったいづみのスカート
  の中を覗こうとする。
  湊一高に点数が入り沸き立つスタンド。
いづみ「(興奮気味に)やった!ジュリ、と
 うとう逆転したわ」
ジュリ「(慌てて取り繕いながら)ああ、ほ
 んとだ。やったね」
  いづみはジュリの手を握って、上下に振
  りまわして喜びを分かち合う。
  ジュリはいづみほどテンションが高くな
  ってない。
    ×    ×    ×
  試合は終わった。
  スコアーボードには、2対1で湊一高の
  勝ちになっている。

〇市営球場の出入り口
  優勝した湊一高の選手が出てくる。
  和輝が仲間と話をしながら出てくる。
  いづみとジュリが声をかける。
いづみ「和輝」
和輝「(いづみを見て帽子をとって答える)」
いづみ「優勝おめでとう」
和輝「(照れながら)ありがと」
いづみ「ナイスピッチングだったね。クリー
 ンナップを抑えたのが勝因だね」
和輝「今日はコントロールが良かったから。
 試合に集中出来たのが良かったのかな」
いづみ「野次る人、いなかったもんね」
和輝「それが勝因かな(笑う)」
いづみ「でも、そうしたのは、ジュリのおか
 げなんだよ(といって傍にいるジュリを見
 る)」
ジュリ「(笑顔で)こんにちわ」
和輝「(会釈する)」
いづみ「(ジュリの背中を軽く押して一歩前
 に出しながら)ジュリが和輝に試合に集中
 してもらうように、色々手を回してくれた
 んだから」
和輝「そうなんだ。それはどうも」
ジュリ「いや、私だけじゃないよ。いづみの
 知恵があったから」
いづみ「(ジュリの言葉を遮り)2人でやっ
 たんだ。でも、言い出しっぺはジュリなん
 だよ」
ジュリ「(小声で)いづみ」
いづみ「(小声で)いいからいいから。(と
 微笑み、和輝を見て)それでね、もし良か
 ったらジュリとメル友になって欲しいんだ。
 いいでしょ」
和輝「そりゃ、別にいいけど」
いづみ「ちなみにジュリは彼氏募集中だから」
和輝「…」
ジュリ「(眉をひそめ)いづみ!」
いづみ「(ジュリを片手で制して)和輝。ジ
 ュリを大切にしてよ。私の友達なんだから。
 五蝶会の元カノのように一方的にふるよう
 なことはしないでよ(といってニヤリと微
 笑む)」
ジュリ「(やるせない表情でいづみを見る)」

       
           つづく

いやぁ、安い発想だなぁ
けど、俺は嫌いじゃない

あとは、明日かな、ラストです。
どうでした、もう展開は見え見えでしたか
ラストがどう終わるか、大体検討はつくんじゃないかなぁ

まぁ、明日はボディコンバットに出たいので、たぶん、時間があればUPするでしょう。

けっして悪い終わり方ではないよ!

ちなみに、あっぷあっぷして泳いで書いた感もないでしょ?
あ、このキャラいらんとちゃうの?
というキャラもないし、脇で遊んでいる感もないし、

そういうの、書いてる人ならわかるんだよね
枚数のちょうじりあわせのシーンとかキャラとか、わかっちゃうんだよなぁ

シナリオ的感想、たとえば「語り多いのは学校ではあかん!といっていた」とかでもええよ、読んだ人は感想きかせてくださいな。
まぁ、一次落ちだし、ちゃんとした感想なら全然OKですよ!
まぁ、名前は書いて欲しいな、ちゃんとしたネットネームってやつかな

でも、超B級だけど、頭の中で見た映像は満足です

でも、もう終わったこと、

次にいかなきゃならん

あ、やっぱジム行こうかな・・・


コメント

第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第四回

2011-03-06 07:52:58 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」


モデルさんは舟山久美子さんというクミッキーさんです。
このナレがお洒落で、舟山さんが最後に「ちゃぱつき」といっているのかなぁ?
よく分からないんだけど、感覚が楽しいと感じるCMだなぁ

本日もまだ鼻づまりが少々あります
中々抜けませんな。
しかし、本日はエアロビにボディコンバットがある。

風邪気味で何とかしのいでいたのに、テレ朝を落選し、心が折れて風邪ひいて←あ、このフレーズ、なんかいい「心が折れて風邪ひいて」

ジムにも行けず、

今、俺の体に必要なのは前向き精神です
それを本日頂いてまいります。

昨日は180名さまに訪問していただいて、やはり、人の不幸は密の味がするのかな
まぁ、俺の落選は残念ながら年中行事のようなものだから
でも、シナリオ的にはあかんのかも知れん、他人が見たらドラマ的にもあかんのかも知れん、けど、作った本人は、頭の中で見た映像は面白かったと言い切れます
これだけは言える←ヤンシナ三作はその上を行きます。
だから、これを読んで、ドラマがつまらんと思えば、それはみや文明のレベルなのです。
出来ればヤンシナのを読んで欲しいけどな~
これはこれで好きなんだ!


それでも、娯楽作家を目指しますよ!
世界最高の娯楽創作作家

世界最高のあほですから

でも、「恋愛抑止力」を読んでくれている人もいるのかなぁ

前置きが長いなぁ


「恋愛抑止力」 第四回



〇夕方

〇いづみの家の玄関(夕方)
  ジュリを出迎えるいづみ。
いづみ「急になに?」
ジュリ「(ニコニコしながら)作戦会議作戦
 会議」
  ジュリはいづみの家に上がる。
  いづみはジュリを自分の部屋に連れて行
  く為に階段を登る。
  ジュリも何気なく後に続くも、ふと、い
  づみのスカートの中に目が行く。
ジュリ「(不審げに首を傾げ、呟く)ん?何
 ?」

〇同・いづみの部屋
  いづみは入るなら、「あっ」と奇声をあ
  げて、ジュリが部屋に入ってくる前に慌
  ててベッドの上のパンツを押し入れの中
  に放り込む。
ジュリ「どうしたの?慌てて」
いづみ「いや、なんでもない。それより急に
 どうしたの」
ジュリ「わかったのよ」
いづみ「何が?」
ジュリ「あの最前列で野次ってた連中のこと
 が」
いづみ「五蝶会の人たちでしょ」
ジュリ「いや、違うな。あの制服は見たこと
 ないから。それでちょっと調べたのよ。そ
 したら色々わかったわ」
いづみ「……」
ジュリ「あの最前列で野次ってたのは秋華女
 子の生徒よ」
いづみ「秋華女子って、最近出来た新設校で
 しょ?」
ジュリ「そう。その秋華女子の生徒で五蝶会
 に入りたい人が五蝶会の準会員になってい
 るの。そして、正会員になるために五蝶会
 の手足となってやっているのよ」
いづみ「ふ~ん。そんなに五蝶会に入りたい
 もんかねぇ?」
ジュリ「そりゃ入りたい人は入りたいでしょ。
 五蝶会に入れば女子だってそれなりに泊が
 つくからね」
いづみ「泊ねぇ~」
ジュリ「まあ、ミーハーなのよ」
いづみ「なるほど」
ジュリ「だから、秋華女子が来なければいい
 の。秋華女子が来なければ、五蝶会の面々
 だけなら静かなものよ。騒ぐのは決まって
 いつも五蝶会が連れて来る連中なんだから」
いづみ「なるほど」
ジュリ「だから、秋華女子が来れないように
 して(と軽く言う)」
いづみ「(思わず苦笑いして)してって、そ
 んないきなり」
ジュリ「いづみなら出来るでしょ?何か良い
 アイデア、浮かぶでしょ」
いづみ「そんな」
ジュリ「秋華女子が来なければ、和輝君も試
 合に集中出来るのよ。なんとかしなさいよ」
いづみ「無茶苦茶な」
ジュリ「でも、考えてよ」
いづみ「考えては見るけど」
ジュリ「考えるだけじゃダメよ。ちゃんと来
 ないようにしないと」
いづみ「(苦笑い)」
ジュリ「ああ、なんか飲み物ない。喉乾いた
 わ」
いづみ「ああ、何か持ってくるわ(といって
 立ち上がる)」
ジュリ「ああ、悪い」
  いづみがジュリの横を通って部屋を出て
  行こうとしたとき、ジュリは、さりげな
  く寝ころんでいづみのスカートの中を覗
  く。
  いづみが出ていくと、ジュリはゆっくり
  体を起こして考え深げに呟く。
ジュリ「なんだあれ?一体なんて書いてある
 んだ?」

〇夜

〇いづみの家の玄関(夜)
ジュリ「じゃぁ、絶対やってよ」
いづみ「わかったわよ」
ジュリ「じゃぁ」
  ジュリが、いづみの家を出ると前からあ
  かねがコンビニ袋をもって帰ってくる。
あかね「何、帰るの?晩ご飯食べてかないの
 ?」
ジュリ「今日はいいわ」
あかね「そう」
ジュリ「(咄嗟に)あ、それより、あかね」
あかね「(なに?っていう顔をする)」
ジュリ「いづみ、なんかヘンなんパンツはい
 てない?」
あかね「(吹き出し)あ、見た(笑う)」
ジュリ「え、何?」
あかね「ジュリちゃん見たんだ、あのパンツ
 (笑う)」
ジュリ「何?そんなに可笑しいこと」
あかね「(笑いながら)可笑しいなんてもん
 じゃないよ。爆笑よ(といってジュリに寄
 りかかる)」
ジュリ「(つられて笑いながら)何?なんな
 の…」
あかね「(笑いながら)あれはね、お姉ちゃ
 んの病気よ病気」
ジュリ「あのパンツ?一体何なの?何が書い
 てあるの?」
あかね「(笑いながら)あれはね」
  あかねとジュリが話している姿。


            つづく


さて、朝市まで寝るか

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第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第三回

2011-03-05 19:04:23 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」
いやぁ、ちょっこし自転車で池袋まで行ってきたけど、疲れた
そして、大勝軒であつもり食って、胃が、疲れた

でも、今夜も早寝をして、明日は前向き精神をジムで頂いて来ないと
しかし、ボディコンバットをやるだけの体力に自信がもてない
たった一時間でTシャツもパンツもびっしょり、もう体力値0になるぐらいハード
けど、楽しい
いい仕切り直しをするためにも早く作品を公開して、心機一転しないとあかん←まぁ、楽しみにしている人がいるとは思えないけど
でも、落選作を読んで、「ああ、こういうの落選するんだ」と反面教師ぐらいにはなるんじゃないかな
でも、確かにこの「恋愛抑止力」は、超B級です
けど、頭の中で見た映像は楽しめました
それは言い切れます
というか、第二期に入って書いた「恋愛抑止力」を含めて四作、確かに語りは多い、けど、ドラマに関しては、ほんと満足です!

どんなドラマが受賞するのか、楽しみだなぁ~
書いている人間なら、その味がうまいかまずいか、その器量があるかないか、はわかる。
だから、創作にも勝ち負けは存在する。
料理と同じ、食うことは誰でも出来る、しかし、いざ作れとなると、そこまで見えているかどうか、わかる。
そういう意味でも、読んでみて、「ああ、私は、私の作品はこの人を超えてるわ!」とか、バロメーターにはなるんじゃないかなぁ
第二回あたりで、なんとなくドラマの展開が見えてきて、この第三回で丸見えじゃないかな?
一応、全六回です


「恋愛抑止力」 第三回


〇いづみの部屋
  いづみは部屋に入る。
  制服のままベッドに座るいづみ。
  いづみは横になり天井を見る。
いづみ「そうか…ジュリは和輝君のことが好
 きなのか…(物思いにふける)」

〇回想・町中
  学校帰りのいづみ(16)と男子生徒が仲
  睦まじく歩いている。
  正面から友人と歩いている友人Aが、い
  づみを見て立ち止まる。
  いづみも男子生徒も友人Aに気がつき、
  気まずい雰囲気になる。
  友人Aは、怖い顔をしていづみに駆け寄
  ってきて、
友人A「人に紹介しておいてなんなの。この
 尻軽女!」
  いづみはアイスクリームを顔面に押しつ
  けられる。
  いづみの顔はアイスまみれになる。

〇(元に戻る)いづみの部屋
  横になったまま天井を見ているいづみ。
いづみ「ああ、ほんと私って恋愛の下手な女
 なんだわ…(突然ベッドから体を起こし、
 絞り出すような声で)認めよう。私も好き
 だ(と目を瞑る)…けど、また同じ過ちを
 繰り返したくない…。決勝戦は明後日だわ。
 もし優勝なんかしちゃったら、私もテンシ
 ョンあがっちゃって一体何言い出すかわか
 らないわ」
  いづみの想像。
ジュリ「(怖い顔)この裏切り者!」
  ゾッとするいづみ。
  いづみはベッドから離れて押し入れを開
  ける。
  押し入れに頭を突っ込んで探し始める。
いづみ「ダメだ。あれをやるしかない。そう
 だ、あれをやろう。あれを作るしかない。
 この想い、胸に秘めたまま守らなければい
 けない。誰にも見せちゃいけない。決して
 知られてはいけないんだ。見せたらジュリ
 との友情も何もかも壊れてしまう。いい加
 減、同じ過ちを繰り返し続けるわけにはい
 かないわ。自分を抑えなくっちゃいけない」
  いづみは、押し入れからミシンを取り出
  し、ふと、物思いにふける。
いづも「(ポツリと呟く)でも、和輝のやつ、
 ほんと見違えたな…。あれから五年…、た
 った五年しかたってないのに、なんか随分、
 差、ついちゃったな。これが女性ホルモン
 の限界、男性ホルモンの可能性なの?なん
 かそれって残酷。それで私は見違えた彼に、
 想いをよせる女になってしまったっていう
 の?」
  ノックもなく部屋にあかね(14)が入っ
  てくる。
あかね「お姉ちゃん。白の絵の具もってない?
 (いづみが持っているミシンを見て)あれ、
 ミシンなんか出して(顔がにやける)何、
 またやるの?」
いづみ「(ツンとして)何よ」
あかね「(にやけながら)ハハァ~ン」
いづみ「(ツンとして)何よ。白い絵の具が
 欲しいんでしょ。そこの引き出しの中に入
 っているから早くもってきなさいよ」
あかね「(ニヤニヤしながら)またあれやる
 んだ(笑う)」
いづみ「何、いけない?」
あかね「やっても無駄じゃないの?どうせ舞
 い上がって、又、ヘマしちゃうんじゃない
 ?」
いづみ「……」
あかね「大体お姉ちゃんは恋の仕方が下手く
 そなんだよ」
いづみ「(怒る)うるさいな!もう、いいか
 ら早く行ってよ」
あかね「はいはい。まぁ、がんばってくださ
 いな(といって笑いながら出て行く)」
いづみ「笑わば笑え。こっちは真剣なんだ」
  いづみはタンスから白いパンツを取り出
  し、パンツのお尻の部分を広げる。

               
            つづく


いやぁ、発想が安易、かつ若いなぁ
四十過ぎの発想か

さて、バスタイムして早めに寝よう。

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第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第二回

2011-03-04 12:15:48 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」
本日も風邪でおやすみです
鼻風邪なのかな、もうかなりだるいです
どうも腹に来るね
でも、この風邪と一緒に悪いものはださんといかん。

いやぁ、今、ちょっと見たけど、きびしいなぁ
まぁ、書いちまったんだから、出して寝よう。


恋愛抑止力 第二回



〇白百合女学院の外観

〇同・二年紅組
  休み時間。
  いづみは窓側の席で、机に突っ伏して寝
  ている。
  そこへ、ジュリが笑顔でやってくる。
ジュリ「(笑いながら)いづみ、ねぇ、いづ
 み、聞いてよ」
いづみ「(顔をジュリの方に向ける)」
ジュリ「和輝君やったわ」
いづみ「…」
ジュリ「和輝君、クイーンをふったらしいの
 よ。しかも、一方的に(笑う)」
いづみ「え?」
ジュリ「やったね。超ウケる。自分たちが一
 番可愛いって気取っている五蝶会のクイー
 ンが、一方的にふられるなんて、超笑える
 わ。もう、ざまーみろって感じ(と馬鹿笑
 いをする)」
いづみ「(いづみは笑えず、冷静に)でも、
 そんなことして大丈夫なの?」
ジュリ「え?…(冷静になって)いや、大丈
 夫じゃない。たぶん…。五蝶会の会員の一
 人がふられるならまだしもリーダーのクイ
 ーンをふったとなると恐らくタダじゃすま
 ないと思う」
いづみ「どうなるの?」

〇市営球場内のスタンド
  ピッチャー返しを受ける和輝。
  和輝は思わず打球を避けてしまう。
  湊一高内野席スタンドに陣取っている五
  蝶会の女子たちが一斉に和輝を野次る。
女子A「バカヤロー、何避けてんだよ!体に
 ぶつけて止めろ!」
ジュリ「(呆れて)滅茶苦茶だわ」
いづみ「でも、あながち、外れてはいない。
 けど悪意を感じる」
女子B「(対戦相手打者に向かって)おいお
 前。お前もピッチャーにぶつけるつもりで
 打て」
女子C「和輝。今度は顔面にぶつけて取れよ」
ジュリ「あいつら、何いってるの!」
いづみ「でもピッチャー返しは基本だから。
 あながち外れてないから怖い」
ジュリ「(いづみを見て)あなたどっちの味
 方?」
いづみ「え?」
ジュリ「私たちは和輝君の応援席にいるのよ。
 和輝君を応援しないで一体誰を応援するの
 よ!」
いづみ「ああ、そうだね」
ジュリ「(立ち上がって)和輝!相手をねじ
 伏せろ」
  五蝶会の女子たちが、ジュリの方を見て
  睨む。
  すると、ファールボールが五蝶会の方へ
  飛んでくる。
女子A「バカ野郎!どこ打ってんだよ。どう
 せ打つならあのアマにぶつけろ(といって
 ジュリを指さす)」
ジュリ「(押し殺したような声で呟く)あの
 アマ、ふざけや勝手…(大声で五蝶会に向
 かって)ふられたくせに調子にのってるん
 じゃねぇぞ!」
美咲「(絶句)」
女子C「なんだと!」
ジュリ「お、やるのか、コラ!」
いづみ「(怖じ気づいて、ジュリの裾を引っ
 張って)ちょっとジュリ、やめなよ」
女子B「やっちまえ!」
  試合そっちのけで、ジュリといづみは五
  蝶会女子と場外乱闘してしまう。
  それをボー然と見ている高校球児たち。

〇モンロー通り
  『モンロー通り』と書いてあるお洒落な
  標識がある。
  モンロー通りはアメリカンテイストのポ
  ップなお店が並ぶお洒落な商店街である。
〇同・オープンカフェ「お熱いのがお好き」
  いづみとジュリが珈琲を飲んでいる。
  いづみもジュリも顔にアザを作り、服装
  もボタンが所々取れて乱れている。
ジュリ「そう、和輝君のチーム、勝ったんだ」
いづみ「(携帯電話をテーブルに置きながら)
 私たちが追い出されてから、落ち着いて試
 合に集中出来たってさ」
ジュリ「良かったね。これで次は決勝か、凄
 いね、優勝するね」
いづみ「(不安げに)また来るのかな?」
ジュリ「絶対来るわよ。そして、必ず邪魔す
 るわよ。あいつら、和輝君がボロボロにな
 ればいいと思っているのよ。恥をかかせた
 いのよ。その為ならまた汚い野次だって何
 だってするわよ」
いづみ「決勝なのに?」
ジュリ「関係ないわ。決勝だろうが優勝が懸
 かっていようがそんなの問題じゃないわ」
いづみ「そんな」
  いづみたちの前の通りを、2人のOLが
  通風孔の上を通る。
  すると丁度、通風孔の下を地下鉄の列車
  が通り、1人のOLのスカートがめくれ
  あがる。
  1人は難を逃れ、スカートがめくれあが
  ったOLを指さして
OL「(笑いながら)モンロー、モンロー」
  OL2人は、去っていく。
  それを見ていたいづみとジュリ。
ジュリ「(真顔で)なんとかしてよ」
いづみ「え?」
ジュリ「この通りをモンロー通りにしたのは
 あなたでしょ。シャッター通りだったこの
 商店街をモンロー通りとして蘇らせたの、
 あなたなんでしょ」
いづみ「いや、そんなんじゃないよ。あれは」

〇回想・居間(夜)
いづみ(語り)「あれは父が」
  夕食を食べている両親といづみ(16)と
  あかね(13)。
  父(46)は母(40)から晩酌を受け、思
  わず愚痴をこぼす。
父「参ったよ」
母「どうかしたの?」
父「いや、今、地下鉄工事してるだろ。どこ
 でどう間違えたのか、通風孔が商店街の通
 りの真下に出来ちゃってさ。しかも、その
 商店街、デパートに客を取られて、ほとん
 どの店が潰れてんだよ」
母「あら、なら別にいいじゃない」
父「いや、それが良くないんだ。まだ店を開
 いている商店街の人がさ、『さびれた商店
 街だからって、何をやっても許されるのか
 !』ってクレームつけてきたんだよ。それ
 で色々話しあってるんだけど中々、上手い
 こと折り合わなくてさ。ほんと参ったよ…
 (苦笑いしながら)当てつけにさ、通風孔
 からの風でスカートがめくれあがったご婦
 人の写真とか見せるんだぜ。ほんと参った
 よ」
母「商店街も、これ見よがしにお金が欲しい
 のよ」
父「まぁ、結局はそうなんだろうけどね」
いづみ「スカートがめくれあがるなんて、ま
 るでマリリンモンローみたい。いっそマリ
 リンモンロー気分が楽しめるアメリカンテ
 イストな商店街にしちゃえば?そうすれば
 お洒落になって繁盛するかもよ」
父「そりゃいい(笑う)」
母「(笑う)」
いづみ(語り)「それを父が冗談のつもりで
 試しに言ってみたらそれが採用されて大当
 たり。シャッター通りはモンロー通りとし
 て、ものの見事にお洒落な通りとして生ま
 れ変わった」

〇(元に戻る)カフェ「お熱いのがお好き」
ジュリ「なんか良いアイデアだしなさいよ。
 あいつらが和輝君の邪魔をしないように」
いづみ「(困った顔して)そんな」
ジュリ「なら、五蝶会に試合を荒らされてい
 いわけ」
いづみ「良くはないけど…。でも、ジュリは
 どうしてそこまで五蝶会に拘るの?五蝶会
 にスカウトされたんでしょ?なのになんで
 ?」
ジュリ「(半眼になり)仕返しよ」
いづみ「仕返し?誰の?」
ジュリ「兄」
いづみ「お兄さんの」
ジュリ「そう」

〇回想・サッカー競技場
  高校サッカーの試合が行われている。
  梶原イオ(17)は、FWとしてグランド
  を走り回っている。
  一角を陣取り「お上手お上手」とイオを
  応援している五蝶会女子たち。
  調子が出ないイオはドリブルのボールを
  相手に取られる。
  すると、ボールをとった相手に罵声を浴
  びせる五蝶会女子たち。
ジュリ(語り)「兄はサッカー部のキャプテ
 ンをやっていたのよ。そのとき、和輝君と
 同じように五蝶会のクイーンと付き合って
 いたの。けど、その五蝶会の存在がうっと
 うしくなって、兄は五蝶会のクイーンに一
 方的に別れ話を持ち出して別れたのよ。も
 う応援にも来ないでくれと。そしたらあい
 つら、五蝶会の力を使って関係のない生徒
 とか集めて大挙をなしてやってきたのよ。
 そして、兄がボール持つたびに大声で罵声
 を浴びせて、兄がPKを蹴るときになった
 ら、今度は右に蹴れだの、左に蹴れだの命
 令して、兄は集中出来ないままPKを蹴っ
 て失敗したのよ。そしたら、今度は罵声の
 嵐。その試合は負けて、もう散々だったわ。
 兄も泣くに泣けず、もう見てられなかった。
 そんな兄を見て奴等は笑ったのよ」    
 笑っている五蝶会の女子のことを、離れ
  たところから悔し涙を浮かべて睨んでい
  るジュリ(14)。

〇(元に戻る)カフェ「お熱いのがお好き」
ジュリ「絶対許さないわ」
いづみ「……」
ジュリ「だから、和輝君には兄と同じ思いを
 して欲しくないのよ」
いづみ「……もしかして、和輝君のこと好き
 なの?」
ジュリ「(ゆっくりといづみの方を振り向い
 て)好きとか嫌いとかじゃなくて、兄の二
 の舞になって欲しくないだけ。それに五蝶
 会に一泡吹かせたいじゃない」
いづみ「(安堵から)そう」
ジュリ「でも、私が和輝君と付き合ったら、
 五蝶会のクイーンから彼を奪ったことにな
 るかなぁ。そうしたら、クイーンのメンツ
 は丸つぶれじゃない(ニヤリと笑う)」
いづみ「そうかもね」
ジュリ「でも、和輝君とは仕返しとかそうい
 うの関係なしに真剣にお付き合いしてもい
 いかな」
いづみ「(表情が曇る)え?」
ジュリ「(笑顔でいづみを見て)今度紹介し
 てよ」
いづみ「別にいいけど(複雑)」
ジュリ「良し。なら、尚更、あいつらに決勝
 戦の邪魔はさせられないわ。何が何でも五
 蝶会から和輝君を守るのよ。いい、いづみ」
いづみ「(複雑な思い)…」

 
             つづく

これくさいなぁ
まぁ、小説ではこんなの書かんし、まぁ落ちるか

寝よう。


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第11回テレ朝落選作「恋愛抑止力」 第一回

2011-03-02 21:19:48 | 第11回テレ朝シナリオ「恋愛抑止力」
ある程度の区切りで、ラストまでほぼ毎日出していきます。
みや文明っぽい作品だと思う←第二期だけど

「第二期も落選スタートか・・・、たまらんなぁ~」


作品タイトル「恋愛抑止力」 ←誰か落選抑止力を俺にくれ


〇登場人物表

有喜いづみ(17)白百合女学院の生徒。

梶原ジュリ(17)白百合女学院の生徒。

有喜あかね(14)いづみの妹。

廣瀬和輝(17)湊一高の野球部員。

三宮美咲(17)白百合女学院の生徒で五蝶会
       のクイーン。

父(46)いづみの父。
母(40)いづみの母。


第一回

〇市営球場内のスタンド
  高校野球秋季大会準々決勝、湊一高と吾
  妻高の試合が行われている。
  有喜いづみ(17)と梶原ジュリ(17)は、
  湊一高校三塁側内野席スタンドの上段席
  にポツンと座っている。
  前席では、五蝶会の面々と五蝶会が連れ
  てきた吹奏楽部が湊一高を応援している。
  特に五蝶会の女子は、目の前で守備をし
  ている吾妻高校の三塁手に野次を飛ばし
  ている。
女子A「おいお前、さっきから何チラチラこ
 っち見てんだよ」
女子B「お前、童貞だろ」
女子C「女子と話したことあるのか?」
女子D「シカトすんなよ」
  吾妻高の三塁手は、苦笑いする。
  湊一高の選手も、野次に顔を背ける。
ジュリ「(呆れ顔で)メチャメチャだわ。全
 く、なんなのあいつら」
いづみ「どうせ野球も知らないのよ。ただ相
 手を野次ればいいと思っているだけよ」
ジュリ「知る知らないのレベルじゃないわ。
 ちょっと人としておかしいでしょ。あれじ
 ゃただの悪口よ。見ているこっちが恥ずか
 しいわ」
いづみ「じゃぁ、来なければ良かったじゃな
 い。大体こうなるって予想ついてるだから」
ジュリ「そうはいかない。五蝶会の傲慢ぶり
 をしっかり見ておきたいからね。大体自分
 たちが一番可愛いって自惚れるのもいい加
 減にしろっていうんだよ!ほんとムカつく
 わ」
いづみ(語り)「ジュリは五蝶会に並々なら
 ぬ恨みをもっている。その恨みがどこから
 来ているのか、私にもわからない。ジュリ
 は白百合女学院に入学したとき、真っ先に
 五蝶会にスカウトされた。しかし、ジュリ
 は五蝶会には入らなかった。五蝶会、それ
 は私たちの市の五つの女子校からなり、そ
 の高校の選りすぐりの可愛い子が集まって
 出来たお姫様クラブの名前。別段何をする
 というわけでもない。ただ可愛い子たちが
 集まって、セレブを気取っているだけの集
 まりである。でも、他の高校や男子校は五
 蝶会のお姫様方とお付き合いできれば男と
 して箔がつくとまで言われている。その五
 蝶会がこうして湊一高という男子校野球部
 の試合の応援に来ているというのも、五蝶
 会の第12代クイーン、三宮美咲の彼氏が湊
 一高野球部にいるからだ」
  前席の真ん中にソファシートに座る五蝶
  会の幹部たち。
  その真ん中に座っているのが、五蝶会第
  12代クイーンの三宮美咲(17)である。
アナウンス「四番、ピッチャー、廣瀬君」
女子A「(美咲の方を見て)和輝君よ」
女子の面々「和輝く~ん」
  バッターボックスに入ろうとしている和
  輝がスタンドの五蝶会の面々を見る。
美咲「(和輝に手を振る)」
和輝「(和輝は帽子のつばを触り、そして、
 ベンチの監督を見る)」
五蝶会幹部「和輝君ったら、照れてるわよ」
美咲「(微笑む)」
女子C「(相手ピッチャーに向かって)おい
 そこの坊主。和輝君に恥かかせたら、承知
 しないからね」
  上段席のいづみとジュリ。
ジュリ「下品だわ。全く美しくない。それに
 なんなの、あのソファは?ここは即席のキ
 ャバクラか」
いづみ「(いづみはバッターボックスに入っ
 ている和輝の背中をジッと見ている)」
  和輝の打ったボールは高々と舞い上がり、
  外野スタンド場外へと飛んでいく。
  五蝶会の女子たちが盛り上がる。
女子B「(相手ピッチャーに向かって)和輝
 君と勝負するなんて10年早いんだよ」
  和輝が前を走ると五蝶会から黄色い声援
  が飛ぶ。
  和輝は、苦笑いをし、恐縮しながら走る。
  上段席で見てるいづみ。
いづみ(語り)「あのときも、こんな見事な
 ホームランを打たれたっけ…」

〇回想・河川敷のグランド
  テロップ『五年前』
  少年野球チームが練習をしている。
  紅白戦で、いづみ(12)は、エースでピ
  ッチャーをしている。
  いづみは男たちに混じっているが、見劣
  るどころか背も高く目立つ。
  いづみの投げる球は速く、バッターは振
  り遅れて空振りしていた。
いづみ(語り)「私は小学生のとき、地元の
 少年野球チームでエースで四番だった。チ
 ームメイトで私の球を打てる人など誰一人
 としていなかった。だから紅白戦をすれば、
 どちらが勝つかはエースで四番の私がいる
 チームが必ず勝つに決まっていた。チーム
 メイトにとって私はまさにスターだった。
 憧れの存在だった。あのときまでは…。そ
 う、あのとき、私の控えにずっと甘んじて
 いた彼が私からホームランを打つまでは」
  いづみが投げた球を和輝(12)が、ホー
  ムランを打った。
  和輝は、チームメイトから揉みくちゃに
  され、祝福を受ける。

〇(元に戻る)市営球場内のスタンド
ジュリ「何、ボケーとしてるの?」
いづみ「え、ああ、なんでもない」
  チェンジで和輝がマウンドに上がる。
いづみ(語り)「今では、彼は湊一高のエー
 スで四番…私はただのスカートの似合う女
 子高生…たった五年で、あれから五年しか
 経ってないのにこの差は何?」
女子C「和輝君。速い球で、さっさとやっつ
 けちゃって」
女子D「和輝君。曲がる球投げて、曲がる球」
  マウンドの和輝は聞こえないふりをする。
〇市営球場の出入り口
  試合は終わり、人はなく静かである。
  選手出入り口から湊一高の選手が出てく
  る。
  最後尾に和輝がいる。
和輝「(独り言を呟く)勝つには勝ったが、
 なんて後味の悪い試合だ。もう滅茶苦茶だ」
  和輝の脳裏に五蝶会の面々の応援の姿が
  映る。
和輝「(ため息をついて)もう泊なんていら
 ない。静かにしてくれよ」
  いづみとジュリが和輝に声をかける。
いづみ「和輝」
和輝「(いづみを見る)」
野球部員A「(和輝の方を振り返って)なん
 だよ、また和輝のファンかよ」
野球部員B「和輝はモテるなぁ」
和輝「そんなんじゃねぇよ」
  いづみとジュリは和輝のそばに行く。
いづみ「久しぶり」
和輝「(笑顔で帽子をとって挨拶する)」
いづみ「エースで四番なんて、なんか見違え
 ちゃったね」
和輝「いづみちゃんだって、エースで四番じ
 ゃん」
いづみ「(笑い)昔の事よ。でも、ほんと凄
 いね。次、準決勝でしょ。なんか優勝しち
 ゃうんじゃない」
和輝「どうかな、次は優勝候補だからなぁ。
 俺の変わりに、いづみちゃんが抑えてくれ
 れば勝てるかもしれないな」
いづみ「(笑う)もう、冗談言わないで。で
 も、がんばってね。次も応援に来るからさ」
和輝「ありがとう。じゃぁ」
  和輝は小走りにチームメイトの後を追う。
  それを見送るいづみとジュリ。
ジュリ「ほんと知り合いだったんだ」
いづみ「ウソじゃないでしょ」
ジュリ「でも、和輝君、格好いいね」
いづみ「(微笑む)」
ジュリ「五蝶会のお姫様と付き合うのもわか
 るわ」
いづみ「でも、昔はそんなに目立つ人じゃな
 かったんだけどね。背も私より低かったし…
 ほんと、たった五年で何もかも変わってし
 まった(眩しい目をする)」



             第二回へ、つづく


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