こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。
今回は、販売店の非常に少ない「棒はかり(棒秤)」をご紹介します。
入社後、初めて触れたはかりが棒はかりでした。
発送するため、フックの部分を丁寧に包み直したことを覚えています。
この棒はかりは「さおはかり(棹秤)」と呼ばれることもありますが、
以前ご紹介した「上皿さおはかり」とは異なるはかりです。
骨董品とされることもある、昔ながらのはかりのひとつです。
当店で扱っている棒はかりは、
手持ち部分である「取皮」が二つ付いています。
どちらを持つかで、はかれる重さと見る目盛が変わります。
反対側に異なる目盛が焼き込まれています。
棒はかりは、非常に簡単で感覚的に使えます。
(1)取皮を持ちます。
(2)フックに重さをはかりたいものをかけます。
(3)定量おもりを棹にかけて動かし、左右を吊り合わせます。
(4)棹が吊り合ったときの定量おもりの位置の、目盛を読み取ります。
例えば、上の写真は、7kgの棒はかりですが、
フックに近い方の取皮(写真右)を持つと、7kgまで50g単位で、
中心側の取皮(写真左)を持つと、
3kgまで20g単位ではかることができます。
大きい方の7kgをひょう量、小さい方の3kgを掛量と言います。
現在、棒はかりを使っている方は多くはないと思いますが、
販売しているところがほとんどなくなってしまったようで、
遠方からもご注文をいただくことがあります。
当店では、現在、5kgから250kgまで、
無検定品7点、検定品2点を掲載しております。
在庫切れの場合は、納品に長期かかることもございますが、
お探しの棒はかりがございましたら
どうぞお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
TEL:088-803-6232
FAX:088-883-6275
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