おはようございます☀!
そろそろ梅雨入りしそうな高知県です☔
今日は、はかりの基本知識についてです。
以前、『最小測定量とはなんですか?』と
お問い合わせをいただきました。
■最小測定量とは
最小測定量とは、「計量器で正確に測ることができる最も小さな質量(重さ)」を指します。
これを下回る値では、表示される測定値の誤差が大きくなる可能性があるため、信頼できる測定結果とはいえません。
■最小測定量の重要性
計量器は表示できる桁数(最小表示)と実際に正確に測れる範囲(最小測定量)とを区別して使用する必要があります。
特に取引や証明など、公的な目的で使用する場合は「正しい測定範囲」を守ることが法令上も求められています。
■最小測定量に関する規定
区分 | 検定品(取引・証明用) | 検定外品(内部管理用など) |
---|---|---|
法的規制 | 計量法に基づき最小測定量が明確に定められている | 法的な規定はなく、メーカーの推奨値や使用者の判断による |
具体例 | 電子はかりの場合、**e × 20(またはe × 50)**が基準(※e=目量) | 実用上は「表示が安定している値」「誤差が許容範囲内に収まる値」が目安 |
用途 | 商品の売買、証明書の発行、公的な記録など | 研究、工程管理、社内記録など(対外的な証明に用いない) |
例えば、目量(e)が1gの電子はかりの場合:
-
検定品の最小測定量は 1g × 20 = 20g(または用途により50g)
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検定外品では、実際に測定が安定していれば 10gや5gでも使用可能とされることもあります。
■注意事項
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検定品は、最小測定量未満で使用した場合、計量法違反になる可能性があります。
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検定外品でも、最小表示に近い値を扱う際は測定誤差が増大するため、十分な注意が必要です。
少しお話が難しくなりましたが、はかりを正しく使うには、「最小測定量」を知っておくことが大切です。
一度、お手持ちのはかりの仕様をチェックしてみましょう!
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