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はかりの三和屋 はかりブログ 

計量士 はかりの三和屋の店長や担当者がおすすめするはかりや計量器を紹介するはかりブログ。

はかりの基本知識~最小測定量とは~

2025-06-02 09:07:03 | 計量器専門店 はかりの三和屋

おはようございます

そろそろ梅雨入りしそうな高知県です☔

 

今日は、はかりの基本知識についてです。

以前、『最小測定量とはなんですか?』と

お問い合わせをいただきました。

 

■最小測定量とは

最小測定量とは、「計量器で正確に測ることができる最も小さな質量(重さ)」を指します。

これを下回る値では、表示される測定値の誤差が大きくなる可能性があるため、信頼できる測定結果とはいえません。

■最小測定量の重要性

計量器は表示できる桁数(最小表示)と実際に正確に測れる範囲(最小測定量)とを区別して使用する必要があります。

特に取引や証明など、公的な目的で使用する場合は「正しい測定範囲」を守ることが法令上も求められています。

■最小測定量に関する規定

区分 検定品(取引・証明用) 検定外品(内部管理用など)
法的規制 計量法に基づき最小測定量が明確に定められている 法的な規定はなく、メーカーの推奨値や使用者の判断による
具体例 電子はかりの場合、**e × 20(またはe × 50)**が基準(※e=目量) 実用上は「表示が安定している値」「誤差が許容範囲内に収まる値」が目安
用途 商品の売買、証明書の発行、公的な記録など 研究、工程管理、社内記録など(対外的な証明に用いない)

例えば、目量(e)が1gの電子はかりの場合:

  • 検定品の最小測定量は 1g × 20 = 20g(または用途により50g)

  • 検定外品では、実際に測定が安定していれば 10gや5gでも使用可能とされることもあります。

■注意事項

  • 検定品は、最小測定量未満で使用した場合、計量法違反になる可能性があります。

  • 検定外品でも、最小表示に近い値を扱う際は測定誤差が増大するため、十分な注意が必要です。

 

少しお話が難しくなりましたが、はかりを正しく使うには、「最小測定量」を知っておくことが大切です。

一度、お手持ちのはかりの仕様をチェックしてみましょう!

 

 

 

計量器専門店 はかりの三和屋 
TEL 088-803-6232 FAX 088-883-6275

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