徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

それぞれの歴史

2010年03月18日 | サバイバル in America
先週、ESLの中国人がポットラックパーティーを企画してくれました。こんなパーティー、定期的に出来たら楽しい。
少しばかり急だったので、今回は定番のほうれん草のキッシュを作って行きました。食べ始めてから、「誰かカメラ持ってる」と誰かが言い、しばし写真撮影。



レンコンのはさみあげや、中華スープ、チャーハン、飲茶、シナモンロールとあんパン、卵焼き、タルトとアイスクリームなど、美味しい食事の数々。同じ料理でも、作り手の国が違うと微妙に味付けや材料が違っておもしろいです。

食事もさる事ながら、話題の尽きないこのメンバー。普段のクラスでも良く発言する面々なので、クラスでは喋り足りないのかも

いつもながらフランス人の彼女はアジアの歴史に興味津々。アジア人同志でも意外に知らない事が多く、中国人の友人からの「今も日本に天皇は居るのか?」に始まり、「次の天皇は今の皇太子だけど、その次は??」と聞かれました。日本の天皇制からイギリスの王室勢の話になり、「フランスは?」と言う問いに、「We kiiled them.」と答えるフランス人の彼女。おもしろい。

私はたまたま中国残留孤児についてのを読んでいたので、素直に敵国の子供を育ててくれた中国人に感謝すると話しました。中国の北部出身の彼女は、全ての中国人がそうであった訳では無く、「Some of them」はそうだけど…と表情を曇らせていました。友人の親御さんも残留日本人だったと話してくれました。
地理的に日本に近い場所で育った彼女は、横暴な日本人も居たらしいと言っていましたが、それも「Part of history」と寛大でした。

中国・韓国・日本の歴史は、それぞれの国で伝えられている事が違ったりして、いさかいの原因になる場合もありますが、このメンバーはそれも「へぇ~、そういう風に習ったんだぁ~」と言える人達です。

それにしても、そういう話をしていていつも思うのが、日本は戦後の歴史について勉強しなさ過ぎだという事です。
そもそも、はっきりと未来に伝える意思が無いと言うか、曖昧にされてきたというか…。韓国併合の話も今回韓国人の友人に聞いたら、細かい所までしっかり教わっているようでした。彼女が教わった話を日本や世界的立場から見たらどうか・・・という問題は別にして、韓国の視点でしっかり教えられています。
ヨーロッパの歴史も長くてややこしい。戦いも沢山ありました。それをやはり良く勉強していているようで、各国同士の関係が歴史の上に成り立っている事を説明してくれました。日本の事を良く知らない自分が恥ずかしくなりました。

と言う訳で、今回もトニーおじさんの動画を一つ。
[投コメ翻訳済]Japanese pride and patriotism 日本人のプライドと愛国心
動画の右下の吹き出しをクリックすると、コメントが消せます


さて、次は我が家でたこ焼きパーティーの予定。英語が不自由な私達。足が8本のがoctopusで、10本はsquidだなんて、英語の勉強か、生物の勉強か分からなくなってしまったりして…。韓国人の友人は、生物学の先生。そこはしっかり教えてくれました。
コメント (2)
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