美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

父と息子、同じ職業ゆえの

2023年08月11日 07時33分39秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

『山の日』は外出の予定変更、なでしこの準々決勝を見なきゃ、島岡美延です。ワクワクの試合、あと3つ、ぜひ!

お盆の帰省ラッシュが始まり、気になるのは来週どうなる、台風7号・・・。親子で会うのが久しぶり、そんな人もいるでしょう。映画『ふたりのマエストロ(18日公開)』をご紹介します。『コーダ あいのうた』の製作陣が手掛けたのは有名指揮者の父と息子の物語。

ドニ・デュマール(イヴァン・アタル)の指揮者への輝かしい賞の授賞式に年老いた父フランソワ・デュマール(ピエール・アルディティ)は欠席。ある日、父にミラノ・スカラ座から音楽監督就任の依頼の電話が。しかし翌日、ドニが総裁から呼ばれ、実は、秘書がドニと間違えて、父デュマールに電話をしてしまったという。なんとか息子から父にそのことを伝えてほしいと頼まれ――。

長年の夢が叶ったと喜ぶ両親に、真実を告げられない息子。って、とんでもないミスをした劇場の責任は?と思うけど、クラシック音楽と共にお楽しみ下さい。

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沖縄で起きていること、直撃

2023年08月10日 07時29分03秒 | 姿勢&見た目

台風6号、7号が日本の4年ぶりの夏を翻弄、島岡美延です。明日から帰省ラッシュ、渋滞と台風情報のチェックを。

台風で長期停電にも苦しんだ沖縄。昨年9月に再選された玉城デニー知事はサトウキビの被害を視察したよう。沖縄知事選と基地問題に迫ったのはあの二人。映画『シン・ちむどんどん(11日沖縄先行公開&全世界配信)』をご紹介します。昨年の『劇場版 センキョナンデス』は公開館約50の広がり。ダースレイダー&プチ鹿島が、3人の候補者に突撃。

新聞掲載の「知事候補者」アンケート、好きな番組として当時放送中だったNHK朝ドラ『ちむどんどん』を全員が上げている。そこで「どこがいいか」を聞く場面。三者三様の答え方、他の政策や信念もウソか本気かわかる、という時事芸人のプチ鹿島。確かに!

知事選翌月、ひろゆき氏による「座り込みへの冷笑ツイート」騒動。再び沖縄に飛び、辺野古の抗議の現場で即興ラップを披露するダースレイダー。思わず泣きました。日本の民主主義、踏ん張れ!

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夏の空を見上げるたび

2023年08月09日 07時33分56秒 | 日記、その他

長崎原爆の日、島岡美延です。台風6号のため、平和祈念式典は屋内開催になり、各国大使や来賓、遺族の招待も取りやめに。安全のためとはいえ、悔しい、残念な想いをしている人は多いでしょう。

広島原爆の日の被爆者・森政忠雄さんの話をもう少し。私たちが具体的に想像するための言葉を使っていました。「どこかに小さなヤケドをしたってものすごく痛いでしょう、街からきた人は、みんな全身にヤケドして、服がなくなって、裸足で歩いていた」

「今でも夏の入道雲を見られないんです。あの日の真っ黒な雲を思い出すから」、昨日、入道雲が出ていました。この空を見られない人がいることを忘れずにいたいです。

講演会で質問をした人の中に、建物疎開に動員された中学生の姉と工場勤務の父親を原爆直後に亡くした男性もいました。語り部の話を聞く被爆者は、辛さをこらえつつ自分も話しておかねば、そう思うのかもしれません。

 

 

 

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この監督の引退撤回はあるのか

2023年08月08日 07時31分55秒 | 姿勢&見た目

日大理事長は何を語るのか、島岡美延です。アメフト部が再起を誓ったのは遠い昔ではないのに。

キャリアの中で色々なことが起きるけど、この人の場合は? 映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(11日公開)』をご紹介します。今年で還暦。「10本映画を撮ったら引退」と公言し続けて既に9作。今秋から予定の10作目の撮影はストで延期?

さほど高齢でない人物のドキュメンタリー映画を撮ったタラ・ウッド監督。タランティーノ本人の出演はなく、関係者の証言や驚きの秘蔵映像など。『レザボアドッグス』『パルプ・フィクション』『キル・ビル』・・・、映画界に衝撃を与え続けるタランティーノ。出演俳優たちがかなり深いところまで語る、語る! 

8作目まで、プロデューサーはワインスタイン(性暴力の禁固刑で刑務所)。彼との決別後に作ったのが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、そのあたりの経緯も。途中にはさまれるアニメーション表現、ファンでなくても楽しめます。

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59年たって語り始めた被爆者

2023年08月07日 07時34分59秒 | 姿勢&見た目

4年ぶりに甲子園で全選手行進、島岡美延です。先輩の分まで躍動して。

学年が1つ違ったから自分は生きている――、広島で小学6年生で被爆した森政忠雄さん。広島原爆の日の午後、『ヒロシマの原爆』展を開催中の川崎市平和館で講演会がありました。

78年前、11歳の少年はガラスの破片で血だらけ・・・。登校日の朝、あまりの衝撃で校庭に爆弾が落ちたと思ったけど、実際は爆心地から3.7㌔、世界初の原子爆弾。

学校の防空壕で火葬し続けた、人数も覚えていないほどたくさん。その記憶は誰にも語れず59年。小学5年生だった孫娘に「夏休みの自由研究、おじいちゃんの体験を聞かせて」と言われて決意。そこから19年間、各地で講演活動。

年上の中学1、2年生の多くは今、平和公園になった場所の〈建物疎開〉に8300人動員されて7200人が死亡。当初は「敵のアメリカ憎し」の講演、今では「なぜ日本は戦争をし続けたのか」を含めての話。広島の光景がまたリアルに浮かびました。

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アウシュヴィッツから生還してなお

2023年08月06日 07時26分11秒 | 姿勢&見た目

広島原爆の日、島岡美延です。被爆者の平均年齢が85歳を超え、78年前の実相をもっと聞かなくては。

その体験は戦争が終わっても消えない、忘れられない。映画『アウシュヴィッツの生還者(11日公開)』をご紹介します。父親の衝撃の半生を息子が書き上げ映画化。主演のベン・フォスターは28㎏の減量、これほど苦いボクシングがあるとは。

1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカでボクサーとして活躍する一方、生き別れた恋人レアを探していた。自分の生存を知らせようと、記者の取材に「ナチスが行う賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って生き延びた」と告白し、一躍時の人に。しかしレアは見つからず、ハリーは引退。14年後、別の女性と新たな人生を歩むハリーにレアが生きているという報せが届く――。

家族にも打ち明けられない〈生還の秘密〉。ビルケナウ収容所にいたハリー。リヒター展の『ビルケナウ』の前で立ち尽くし、地獄を見た人たちの命のことを思い出しました。

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韓国の国際養子事情、演じたのは

2023年08月05日 07時30分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

なでしこジャパンのノルウェー戦が楽しみ、島岡美延です。ベスト8へ、頑張れ!

今夜はラグビーもあるけど「日本代表」の考え方が独特。自分の国籍のこと、どれくらい考えたことありますか。日本ではあまり聞かない「国際養子」、韓国では朝鮮戦争の頃からこれまで約20万人が海外へ。映画『ソウルに帰る(11日公開)』をご紹介します。韓国系フランス人アーティストのパク・ジミンが、主人公の人生に自分との共通点を感じて出演、演技未経験ながら世界の映画祭で絶賛されています。

韓国からフランスへ養子縁組されて育った25歳のフレディ。想定外のことが起きて韓国に初めて戻ってくることに。しかし自由奔放な彼女は、韓国の言葉や文化になじめず、周囲と摩擦を起こしてしまう。フランス語が出来るテナの手助けにより、フレディは自分の両親について調べ始め、実の父親に会いにいくことに――。

両親をたどれる仕組みはよく考えられています。ただ、この主人公のように、そうとう複雑な感情になりそう。

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食品値上がり、歴史を振り返ると

2023年08月04日 07時28分18秒 | 日記、その他

今の保険証の利点はたくさんあるのに、島岡美延です。それを隠すような「資格確認書」、得をするのは誰か、見ていかなくては。

最近は、慣れと諦めの食品の値上げ。ウクライナ侵攻で仕方ない? 私たちの食生活は世界とどうつながってきたのか、平賀緑著『食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?』(岩波ジュニア新書)を読みました。経済の語源は「経世済民」、世の中を治め人民の苦しみを救うこと。世界には困難があふれ続けています。

十数億人が食べ過ぎで健康を害し、膨大な資源をつぎ込み生産した食料の3分の1が世界で廃棄され、飢餓人口は8億人、約20億人は重度の食料不安とも言われます。

日本人の食生活は戦後、大きく変わりました。砂糖、小麦粉、トウモロコシ、大豆、肉などから見る資本主義経済、目からウロコのことが次々と。

生命の糧の食べ物が「商品」へと変わり、私たちは何を失ったのか。今日の食卓から「人も自然も壊さない」ために出来ること、考えたいです。

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狂言三代、92歳・57歳・23歳

2023年08月03日 07時20分23秒 | 姿勢&見た目

天気の急変なく猛暑の中、国立劇場へ、島岡美延です。奈良・正倉院の校倉造りを模した美しい姿も間もなく見納め。『初代国立劇場さよなら特別公演』は10月まで。

私が出かけたのはそれとは別で『第四回古典芸能を未来へ~至高の芸と継承者~ 狂言三代 野村万作・萬斎・裕基』を堪能してきました(秋にEテレで放送予定)。

本来、能楽堂で見る狂言を大劇場で行うので様々な舞台の工夫も。まず最初に登場した23歳の裕基さんの姿、声の良さにいっぺんでファンになりました。父である57歳の萬斎さんは、今まさに自在の極み。人間国宝の万作さんは92歳(!)とは思えない、一瞬の目力の強さと所作の巧みさ。三代が舞台にいる幸せ。

幕間の解説は元NHKアナウンサーの葛西聖司さん。古典番組でよく見ていたので、懐かしく聞きました。

三代それぞれの小舞に始まり、狂言『舟渡聟』、池澤夏樹原作の新作狂言『鮎』。狂言初体験の人も大いに笑い、フィナーレは『MANSAIボレロ』。ブラボー!

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私小説、ならぬ「私映画」

2023年08月02日 07時23分04秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

雷鳴を聞きながら建物に入ったとたん豪雨、島岡美延です。

最も暑かった7月から不穏な8月へ。労働者の健康よりプレハブでもなんでも、間に合わせよという大阪万博。「法律で決めたばかり」だから見直せないのか、保険証の廃止。つい浮かんだのが、加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』。

この人は生き方を変えた――。映画『風のゆくえ(5日公開)』をご紹介します。今週のラジオに、石井慎吾監督と主演の嶺豪一さんが登場。私小説ならぬ「私映画」。

幼少期に養護施設で過ごして強烈な劣等感を抱き、誰にも心を開かず、倉庫で働くだけの日々の真司。唯一の趣味は本を読むこと、ノートに自分の気持ちを書くこと。茉奈という女性と出会うも、初めて自分を好きになってくれた彼女に、真司は突然、別れ話を切り出す。それでも予定していた台北旅行に向かった二人は・・・。

ほぼ、監督の実体験。石井監督は〈映画〉に出会って自分の人生を作ってきたよう。この物語も絶望から再生へ。

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