出会ったから、やり直せる

午後から冷たい雨に、島岡美延です。
辛いことだらけの日々も、誰かと出会ったなら、人生はやり直せる・・・。
映画『激戦　ハート・オブ・ファイト（24日公開）』をご紹介します。
主演のニック・チョン、体脂肪率5%にまで落として鍛え上げた46歳の肉体が美しい！
かつてボクシング王者に2度輝いたファイだったが、八百長事件で落ちぶれ、組織の借金取りに追われている。
香港からマカオに逃げてきて、ジムの下働きをする日々。
クワンと幼いシウタンという母娘の部屋を間借りして住むが、クワンは息子を溺死させた悲しい過去があり、時々情緒不安定になる。
一方、元大富豪の息子スーチーは、破産した父親の面倒を見ている。
人生をやり直すため、総合格闘技で賞金を稼ごうとジムに来たスーチーは、ファイが元王者だと知り、指導を仰ぐ。
スーチーの特訓を始めたファイは、クワンとシウタンの親子とも絆を結びつつあったが、彼の居所が組織に知られて・・・。
命がけで勇気ある一歩を踏み出した彼らに、奇跡は起きる！

歌舞伎町、それぞれの一日

きりっと晴れた大寒、島岡美延です。
あと2週間で節分、日差しの強さは増しています。
昨日のラジオに、大人の群像劇を撮った廣木隆一監督と女優の河井青葉さんが登場。
映画『さよなら歌舞伎町（24日公開）』をご紹介します。
先日、結婚し、22歳にして幅広い役柄をこなす染谷将太と、AKB48を卒業後、女優としての活躍がめざましい前田敦子が演じるカップルを軸に物語は進みます。
一流ホテルマンと偽りながらラブホテルの店長をしている徹（染谷）は、プロミュージシャンを目指す沙耶（前田）と同棲しているがやや倦怠期。
朝、自転車の二人乗りで出かける徹と沙耶。
徹の勤め先にやってくる客も従業員も、みなワケありです。
時効が明日に迫った逃亡犯には、南果歩と松重豊。
風俗のスカウトマンと家出少女は、忍成修吾と我妻三輪子。
河井青葉さんは、キャリアと不倫する刑事。
複雑な韓国人カップルや、お金でしか愛を買えない者・・・。
人生にもがき、再生していく人々。
一つの夜が終わり、希望の朝が来る、はず。

遺伝子検査って

冷え込みの厳しい月曜の朝、島岡美延です。
昨日、母と一緒に某健康セミナーに出かけました。
何をすればいいかはわかっていても、実践できない生活習慣の改善・・・。
講演をした医師によると、健康診断のあとの「○○の数値が高め、経過観察を要する」という言葉こそ、アブナイのだとか。
「様子は見たほうがいいけど、現在は病気ではないから大丈夫」と人々は安心するのだそう。
「未病」「予防医療」という言葉を聞くことが増えています。
医療費が年々増加しているのは周知の事実。
お金は病気になる前の段階に使いましょう、と国も「トクホ」にさらに注目。
そして、病気予防対策として期待が高まる「遺伝子検査」。
「遺伝因子」がわかった上で、何かをあきらめるのではなく、うまく利用しよう、ということのよう。
生活習慣病のなりやすさ、なりにくさ、などがわかるのですね。
変化するものではないので、一生に一回でいいという遺伝子検査。
受ける？　受けない？
いずれにしても、もっと野菜の量を増やさなきゃ・・・！

ゴースト・ペインターの妻が

昨日は急遽、代行でラジオ、島岡美延です。
阪神淡路大震災から20年の節目にニュースを読みながら、気が引き締まる思いでした。
大きな地震が起きるのは、今日かもしれない・・・！
大きな嘘、ついたことありますか？　
作曲家のゴーストライター騒ぎが、去年ありましたね。
ティム・バートン監督の最新作は、アメリカのアート界で、1960年代、一大ブームとなった絵画にまつわるウソのようなホントの話。
映画『ビッグ・アイズ（23日公開）』をご紹介します。
マーガレット（エイミー・アダムス）は娘を連れ、ウォルター・キーン（クリストフ・ヴァルツ）と画家同士で再婚。
彼女が描く大きな目の子ども“ビッグ・アイズ”の絵が売れた時、キーンはとっさに「自分が作者」と嘘をつく。
売り方が天才的だったキーンは、一躍、時の人に。
口下手なマーガレットは、「この生活のため」と夫に命じられ、一人で絵を描き続ける。
そして10年、ついに彼女は決心し、真実を告白。
前代未聞の法定闘争の顛末は・・・！？

忘れない、20年前のあの日

阪神淡路大震災から20年、島岡美延です。
テレビが伝えたその様子は、想像を絶するものでした。
東日本大震災とは違って、横浜にいた私が揺れを感じることはなかったあの日。
今月末公開の映画『マエストロ!』では、神戸で被災した少女が20代になった姿を描いています。詳しくはあらためて。
あの震災がなければ、日本中に「地元の情報をきめ細かく伝えるラジオ局」が、広がることはなかったかもしれません。
1996年7月開局のかわさきFMは、まぎれもなく「いざという時のため」に存在する放送局。
24時間電波を出し続け、災害に対応できる体制を常時、作っています。
その開局当初からパーソナリティを務めている私、どれだけ多くの人たちをゲストとしてお迎えしたでしょう。
中には、あまりにさりげなく「神戸の震災で家族を亡くしたことがきっかけで今の仕事を・・・」と語ってくれた人も。
あの時、西宮市で被災した、元同僚の0歳だった息子さんも二十歳。
20年の重み、得られた教訓、ちゃんと生かさなくては。

これぞ奇跡のパンクバンド

空気が潤った朝、島岡美延です。
2015年が始まって半月、世界中に大きな怒り、やりきれない思いが広がっています。
心の叫びや主張を音楽にするのが、パンク。
彼らは身近な怒りを爆発させている・・・！
北欧フィンランドのドキュメンタリー映画『パンク・シンドローム（17日公開）』をご紹介します。
知的障害を抱える4人による、ワークショップの一環として結成されたバンド。
その練習風景から、レコードデビューや海外ツアーに至る紆余曲折！
作詞・作曲・ギターのペルッティ、57歳。とにかく服の縫い目が気になる。
作詞・作曲・ボーカルのカリ、38歳。日頃の憂鬱な環境を歌で表現。
ベースのサミ、41歳。プライドが高く、同じグループホームのカリとよくケンカ。
ドラムのトニ、32歳。いつもニコニコ、両親と実家で同居。
「少しばかりの敬意と平等が欲しい」
「いつかグループホームを爆破してやる」
「権力者たちはペテン師だ、俺たちを閉じ込める」・・・、本音の歌詞が、多くの人々を魅了！

服装もあなたを作る

冷たい雨はこれから、島岡美延です。
今月の姿勢テーマ「気持ちは姿勢が作る。形は大事！」を実践していますか？
新年に誓ったことが、すでに崩れ始めた（？）人も、まだ間に合います。
仕切り直すには、そう、「姿勢を整える」ことから。
姿勢という土台は、何よりも大事。
せっかくパリッとしたスーツを着ても、やる気のない、しょんぼりした姿勢をしていれば、「デキル人間」には見えません。
ふんわりしたワンピースも、椅子からずり落ちるような姿勢で座っていたら、かわいいというより、だらしない、しまりがない印象に。
自分に気合を入れるには、「姿勢＋ふさわしい服装」が欠かせません。
何を着ているかで、相手の態度が変わる、という経験をした人もいるでしょう。
また、映画やドラマなら「衣装合わせ」という段階で、この人物はどんな服装をするか、ということを綿密に打ち合わせします。
衣装で、その人の「生きてきた時間」を表現する・・・、人物像が見えてくる、のです。
その格好、今のあなたにふさわしい！？

やはり、「スパイ」が似合う男

天気は下り坂、島岡美延です。
昨日は、高樹澪さんの昔の「イメージ戦略」に触れました。
俳優なら、ある役がそのまま当人のイメージになることが多いもの。
この人は、やはり華麗なスパイが似合う！
映画『スパイ・レジェンド（17日公開）』をご紹介します。
長くジェームズ・ボンドを演じてきたピアース・ブロスナンが、『007/ダイ・アナザー・デイ』以来、13年ぶりに究極のスパイ役を演じます。
今回は、英国の諜報機関ではなく、アメリカ。
元CIAエージェントのピーターは静かな引退生活をしていたが、元同僚たちが次々と殺害されているのを知る。
助けに向かった矢先、元同僚で愛した女性が無残にも殺されてしまう。
しかも犯人は、CIA！
事件を解決するため、ピーターは自ら育てた現役CIAエージェントと緊迫の攻防を繰り広げる。
事件の裏にロシア大統領選を巡る国際的陰謀！
ピーターはたった一人、リベンジに立ち向かう。
洗練された拳銃の扱い、ハンドルさばき、伝説のスパイは健在です。

自然体でいられる美しさ

様々な「成人式」があったよう、島岡美延です。
還暦＋20歳という80歳は、式典が出来なかった人たち。
最近増えている、二分の一という10歳の誓い。
10歳の夢、20歳のやる気、覚えていますか！？
昨日のラジオで、どんなハタチだったか聞かれて、思い浮かんだのは「大人びていたなあ」ということ。
昔から、しっかりしている、と言われ続けました。
「子どもっぽい」という評価は皆無だった私、今はどうかしら。
生放送のゲストは高樹澪さん。
大ヒットした『ダンスはうまく踊れない』を歌っていた頃の「笑わない、謎めいた」雰囲気は、事務所のイメージ戦略だったそう。
黒い服、長いストレートヘア・・・。
その後、病気を患い、芸能界から離れていた時期を経て、今は元気に女優業も再開。
実は、結婚して1年余りという幸せの日々。
「本当の自分は、天然の二乗」とおっしゃる生活は、とても楽しそう。
カッコいい眼鏡も「ただの老眼鏡よ」と軽やかに笑うし。
スタイルの良さは変わらず、自然体の美しい人でした。

甲子園を目指した日々を

成人の日、島岡美延です。
プロ野球の大谷翔平選手も二十歳。
甲子園に出られた人、叶わなかった人・・・、とにかく「あの場所」は特別。
今、元高校球児が再び甲子園を目指す「マスターズ甲子園」が、盛り上がってきていることをご存知ですか？
映画『アゲイン　28年目の甲子園（17日公開）』をご紹介します。
実在の大会を舞台に綴った、直木賞作家・重松清の原作。
元球児の坂町（中井貴一）を元チームメイトの娘・美枝（波瑠）が訪ねてくる。
彼女はマスターズ甲子園の学生スタッフで、大会への参加を勧めにきたのだ。
実は、28年前、坂町たちが甲子園に行けなかった原因は、美枝の父親にあった。
そのことを彼女に話せず、「今さら」と断る坂町。
しかし、美枝と語るうち、離れて暮らす一人娘（門脇麦）と向き合う必要にも気づき、過去から逃げていた自分に思い至る。
元エース（柳葉敏郎）ら、同じ思いを抱えた仲間たちと、ついに動き出す・・・！
どこかで止まっていた夢の続き、あなたも一歩、踏み出してみませんか。