「愛が変化する」瞬間を見る

昨日の天候の変化には驚きました、島岡美延です。今朝の空気はかなりひんやりしていますが、気持ちよく晴れそう。
昨日に引き続き、でも全く違うラブストーリーのご紹介です。
映画「ブルーバレンタイン（23日公開）」は、誰もが知っている感情を斬新な展開で見せてくれる、目が離せない2時間弱。過去と現在が交錯し、愛の終わりと始まりって「これだ」という瞬間がスクリーンに出現するのです。
ディーン（ライアン・ゴズリング）とシンディ（ミシェル・ウィリアムズ）は、娘と3人暮らし。今や家計を支えるのは勉強の末に資格を取って病院で働く妻。その暮らしは、何かを言えばすべてが崩れてしまうギリギリのところにあった。出会った頃の、若く夢を抱いていた二人、あの輝きはもう取り戻せないのか・・・。
アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたミシェルは、体重を増加させ、ノーメークで「現在のシンディ」を熱演。まぶしすぎる「過去」が交錯する様子に圧倒されます。
二人が出した結論は、もしかしたら「あなた」のものかもしれません。

これぞ肉食系女子の恋愛？

冷たい雨が本降りの朝、島岡美延です。体調管理にも気をつけたいですね。
突然ですが、恋愛や婚活していますか？　ちょっと刺激的なラブストーリー「抱きたいカンケイ（22日公開）」をご紹介します。
GW明けに公開される「ブラック・スワン」で、アカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンが、エリート医師役でまた違った魅力を見せています。
エマは週80時間も働き詰めの日々、恋をしているヒマもない。ある日、単なる男トモダチのアダム（アシュトン・カッチャー）と「その場の勢い」で一線を越えてしまう。TVの脚本家を目指すも今一つのアダムにエマが提案したのは「デート、恋愛感情ナシの自由なカンケイ」。彼女がそうしたい時だけ「メールで彼を呼び出す」というもの！　恋人への昇格を期待した彼だったが・・・。
ご想像通り（？）、エマの感情はだんだん変化していって、コントロール困難に。
製作総指揮も務める彼女の表情が素敵、一緒に泣き笑いしてみませんか？　ところで、日本の肉食系女子の実態って・・・、気になるところです。

自粛ムードに変化？

昨日は東日本大震災から一ヶ月以上たった日曜日、島岡美延です。少しずつ「らしさ」が戻ってきたようでしたね。八重桜やまだがんばっているソメイヨシノのもとで、お花見を楽しむ人たち、グランドから聞こえる試合を応援する声・・・。ようやく再開したディズニーランドも週末はにぎわったことでしょう。
「自粛より経済活動を」の時期にまちがいなく入っているはずです。「復興」を掲げて、急ごしらえの桜まつり開催にこぎつけた東北各地のがんばりを関東の私たちはもっと見習わなくては。
統一地方選挙の後半戦が昨日から始まり、東京では区議会議員候補者たちが、思いのほかにぎやかに街頭演説合戦を繰り広げていました。
ここぞとばかりに「防災対策」を訴える候補者、今までどおりに力を入れていたテーマを地道に訴える候補者、選挙カーを使わない候補者、マイクを控えめにする候補者・・・。それぞれの陣営で練った作戦は、果たして有権者にどこまで届くのか。
そして投票する側も真剣さが試されています。政治を変えるのはいつもその1票です。

「あきらめない」を見せる

プロ野球がいい感じ、島岡美延です。平日昼間に開幕した時は、オープン戦の続き？と思ったのですが、「今日の一戦を大切にする」気持ちが伝わってきます。
東北楽天(現在1位！）に限らず、「あきらめない姿をファンに見せたい」という選手一人一人の想いが、高校野球のようなひたむきさにもつながっています。
ベテランが全力疾走する姿に若手が触発される、試合時間も短くすべくキビキビと・・・、いいじゃないですか！
「がんばろう」という掛け声を形にする言葉こそ、「あきらめない」なのだと感じます。スポーツ選手だけではありません。私たちの誰もが、どんな小さなことでもいいから、何かを「あきらめない」決意を胸に行動する。
たとえば、勉強、就活、仕事、子育て、介護・・・、もちろん趣味の上達だって立派なテーマ。誰かのがんばっている姿は、必ず周囲に伝わります。それを感じ取った誰かが、自分もがんばろうって考えて行動する。こだまでしょうか・・・！？
逆に「あきらめちゃう」気持ちも伝染しやすいのでご注意を。さあ、顔を上げて、胸を張って！

「手のひら」の力って大きい

いつにもまして緊張の続く4月、島岡美延です。環境の変化に身体や心はしっかり対応できていますか？　
被災されて居住環境を大きく変えざるを得なかった人はもちろん、新年度も半ばになり、少しずつ新しい環境に慣れる人と、違和感が大きくなる人、様々でしょう。
避難所で暮らす人たちに重要といわれる「身体を動かす」こと。体操に加えて、「静かに身体に触れること」が注目されています。強く叩いたり揉んだりするのではなく、肩甲骨のあたりから背中、腕などを「手のひら」で軽くタッピング（やさしくたたく）するのです。
このタッピング・タッチの効果は、身体だけでなく「心」までほぐれて穏やかな気持ちになること。被災地の方に限らず、二人一組でやってみたいものです。
「手のひら」の気持ちよさは、自分でも試すことができます。背中は無理なので腕やふくらはぎをさすってみましょう。手首から上へ、足首から上へと、「末端から中央へ」やさしくリンパの流れを促すように。自分でやっても眠くなってしまうほど！　そのパワーを実感してください。

「前を向いて」歩こう

桜吹雪の中、八重桜も開花、島岡美延です。
最近、CMが変わってきました。中でも「耳」が引き寄せられたのは、「見上げてごらん夜の星を」をリレーで歌うサントリーのCM。同じ坂本九さんの「上を向いて歩こう」もありますね。いつも日本人の心を引っ張りあげてくれる2曲です。
今月の姿勢テーマ「胸をふさがない姿勢で気持ちを整える」を実践していますか？　そう、上を向くって、気持ちの上でも本当に大切。「下を向いてばかりいないで、歩き出さなきゃ」という時、それは「見た目」の体勢とともに「気持ち」を表しています。
実際には「上を向いて」「涙がこぼれないよう」に歩く姿勢は、一人の夜道ならできそうだけど、日常では「前を見据えて歩く」のが現実的。
目的を持った凛々しい表情で、目線を遠くへ。いつも足元ばかり見ている人は、その目線を変えるだけで姿勢がよくなり、外見が変わります。口元はちゃんと閉じて鼻呼吸を（花粉症には厳しい？）。
そして膝を伸ばして、颯爽と歩く。あなたの周りから素敵な風が起こりそうです。

素敵に年を重ねた美しさ

今年の桜、がんばっていますね、島岡美延です。確実に北上を続ける桜前線、弘前にも桜祭りのタイミングにあわせて届きそう。
関東地方の祭りや花火大会の自粛が早々に決められる中、東北の夏祭りは開催を決断したものが多いようです。毎年、繰り返されてきたことを大変だけど、しっかりやる。それが東北の人々の強さの源なのかもしれません。
毎日、繰り返されるお茶の時間。その老婦人にどんな歴史があったのか、映画「木洩れ日の家で（16日公開）」は、モノクロームの美しい映像で静かに語りかけてきます。
91歳のアニェラは、郊外の古い屋敷で愛犬フィラデルフィアと長く一人で暮らしている。そこは自分が生まれ、結婚し、一人息子を育てた場所。人生のすべてがここにあるのに、息子夫婦や孫は、寄り付かないどころか、相続をめぐるいさかいも。残り少ない人生、彼女はある「行動」に出る・・・。
主演のダヌタ・シャフラルスカは芸暦83年で現在95歳（撮影時91歳）のポーランドの伝説的女優。画面一杯のアップのなんと美しいこと！　素敵で見とれました。　　

「一緒に戦う」想いの強さ

火曜日の昼間にプロ野球開幕、島岡美延です。どの球団にとっても意義深い4.12だったでしょう。
中でも楽天、開幕勝利おめでとう！　星野監督が被災地を訪れてから、東北の人々が待ち続けた瞬間でした。
大リーグに行っていたかもしれない岩隈選手は、30歳の誕生日に涙のヒーローインタビュー。「東北のみんなと一緒に戦っての勝利だと思う」と語りました。
大震災から、スポーツ、音楽、演劇・・・、「おなかを一杯にする」ためのものではない世界の人たちは、ずっと葛藤しつつ、「自分たちにできること」に動き始めました。
その際、「被災地に勇気を与えたい」と表現する人が多かったけれど、その誰もが「逆に勇気をもらった」という言葉も残しています。
勇気や感動は「与える」ものではなく、「ともに感じる」もの。石川遼選手が「離れていても一緒に戦う」との誓いから、まずはマスターズで賞金獲得。
プロスポーツの底力を見せてくれそうな今シーズン。本気で応援し、楽しむことも「私たちにできること」。心の栄養をしっかり取っていきましょう！

ガリバーにも手伝ってほしい

冷たさが戻った朝、島岡美延です。大震災から1ヶ月の昨日、福島・茨城県で震度6弱を記録する「余震」があり、寒冷前線の通過で雷雨も。
地球のエネルギーはどこまで私たちを翻弄するのでしょう。ただ、花が咲く季節の訪れも自然のなせるわざですね。
片付かない町並、打ち上げられた船、これらをなんとかしてくれる大男がいてくれたら・・・。映画「ガリバー旅行記（15日公開）」をご紹介します。
このガリバー、なんとNYの新聞社の郵便係。旅行記者になる夢をあきらめ、片思いの相手へも郵便物を渡すだけの5年間、そんな冴えない男に起きた奇跡の物語です。
ガリバー（ジャック・ブラック）は、憧れの編集者ダーシー（アマンダ・ピート）からバミューダ・トライアングルの取材を頼まれる。単身ボートで出発するも悪天候に巻き込まれ、身長8センチの人々のリリパット王国へ異次元スリップ！
敵軍の攻撃から王国の危機を救ったガリバーは人生初の「英雄」に。身体が大きいだけで人気者になった彼の本当の勇気が試される時が来る・・・・、3Dで是非どうぞ！

求められる「言葉の底力」

統一地方選前半が終わりました、島岡美延です。現職の強み、新人への期待、組織の力、無党派層・・・、震災後の日本が出した一つの答え。
多くの言葉が「約束」されました。バッジをつけたすべての人に、その言葉を本気で「実行」することを求めたいもの。民主党敗北の原因の一つに、政権の「言葉の軽さ」があるように思えます。
CMで繰り返し聞こえてくるメッセージ、中でも金子みすずの詩は注目を集め、「こだまでしょうか」をもじったメッセージが巷で語られるほど。柴田トヨさんの詩集「くじけないで」にも、あふれんばかりの強い想いが詰まっています。
「言葉の底力」を信じたい時代、なのでしょうね。
先日、美輪明宏著「花言葉」という本を知人が貸してくれました。200ほどの彼らしい「格言」の中から、私が皆さんにもっとも紹介したいのは、次の言葉です。
「人は姿勢が崩れると、感情的になる。首と背筋を伸ばし、体を左右対称に保てば、魂のお行儀も立派に良くなり、冷静でいられます。」　
日常の中で思い出したら是非、実践しましょう！