はっちゃんの活動日誌 Blog

岐阜県中津川市議会議員、三浦八郎です。
市議会や議員活動のこぼれ話から、趣味の事まで綴っています。

●石徹白地区の小水力発電システムを視察

2012年11月28日 | 議員活動
 郡上市石徹白地区の小水力発電システムを個人的に視察しました。付知からは中津川経由で中央道から東海環状自動車道、東海北陸道を経て白鳥ICを降り、国道156号線、314号線を通って、約2時間30分かかって石徹白地区に到着しました。途中の桧峠からは雪が積もっていてビックリです。

 途中の道路沿いの小水力発電機のところで久保田政則さんとお会いできました。この発電機がらせん型水車2号機で発電出力500w、最大で800wの性能があるそうです。雪の降る中で久保田さんの説明を受けました。2号機のすぐ前にある建物の1階に設置してある制御システムも見させていただきましたが、この建物はNPO法人の事務所とのことでほぼここで使われる電気はまかなえるようです。システム自体は至ってシンプルな設計になっていて、この方がトラブルにも敏速に対応できるとのことでした。確かにその方が災害時などにも自分たちで電気が確保でき有効に使えそうです。
 その後、移動して農産物加工所の上掛け水車式の発電システムの説明を受けました。この発電機の発電出力は常時750w、最大で2200wの性能があり、この農産品加工施設の電力のほとんどがまかなえるとのことでした。余った電力で簡単なヒーターを使用した給湯システムも開発しておられました。
 最後に小学校付近の道路側溝の設置してあるらせん型ピコ水力発電装置「ピコピカ」を見させていただきました。これは2.4wの出力がありLED街路灯に使用してありました。
 久保田さんと話していると、小水力発電に対する想いも感じますが、それ以上に地域に対する熱い想いが伝わってきます。「地域の特性を活かした小水力発電を核とした、地域づくり・地域の活性化」を行ってみえると思いました。

  久保田政則さんの説明

  らせん型水車2号機

  上掛け水車式の発電機

  らせん型ピコ水力発電装置「ピコピカ」

  らせん型水車2号機の制御システム
コメント
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