●付知中学校の卒業式

３月１０日
　昨日（９日）、中津川市内の全ての中学校で卒業証書授与式（卒業式）が行われました。私は自分の母校でもある中津川市立付知中学校の卒業式へ招かれました。私が卒業してから、すでに４０・・数年が経ちましたが、その思い出は昨日のように感じてしまいます。私たちの同級生は１６０人を超えていました。ちょうど今の付知中学校の全校生徒と同じほどで、今より小さな体育館いっぱいになって行ったのを思い出されます。
　校長先生の話の中に卒業証書とは９年間の義務教育が終わった証で、保護者の教育の責任が終わり、これからは君たち自身で自分の行く道を選択しなければならないとおっしゃっておられました。まさにそのとうりです・・輝かしい君たちの未来を祈っています。
　式までの待ち時間を校長室で過ごしましたが、その壁には「自主人格」の額が飾ってありました。以前も触れましたが、この額は戦後、貴族院勅選議員を経て吉田茂内閣の憲法担当国務大臣に就任された金森徳次郎（かなもりとくじろう）先生が付知に来られたときに書かれたそうです。今日、未来に向かって旅立つ若者に贈るには、最もふさわしい言葉だと思います。ちなみに先生は愛知県名古屋市生まれだそうです。


（卒業生答辞）