三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

視察:児童養護施設へ

2018年03月17日 | 議会

先日、社会福祉法人立正学園さんへ視察にお伺いしてきました。(その後は、常任委員会を傍聴)


立正学園さんは加古川や明石で児童養護施設を運営されており、

様々な立場の子ども達の生活の支援を行われています。


始まりは、戦後戦災孤児の問題解決の為の施設から始まったとお聞きしました。

立正学園の始まりは、日蓮分教院の孤児院からで、以前は、定位75名であったようですが、

国の方針が代わり昨年から小規模化されました。

立正学園も含めて児童養護施設は現在、県内20か所ありそれとは別に神戸市20か所。

近隣では加古川、明石(母子生活支援施設)が多いようです。


養護施設の背景については、以前は保護者の行方不明や離婚でしたが、

最近では虐待が突出しており、その次に保護者の精神疾患が原因で

入所に至るケースが多いようです。


子ども達が施設に入所する経路では、

家庭から市へ相談→市→児童相談所→施設

市が家庭を調査等して→児童相談所→施設

 

例外として保護者などが入院などして児童の保護が必要な時は、

その家庭から市に相談があり、そこからショートステイの形で施設に

入所する場合もあるようです。


三木市も立正学園にお世話になっています。

 

上記で記したように、少人数での生活へと国の方針が変更されましたので、入所者の部屋も大部屋のような所から、家庭的な形の居住空間にシフトされていました。

 

これらの施設では、基本は18歳までのようですが、

20歳まで措置延長ができ在籍可能とのことです。


施設に入所を余儀なくされる子ども達が少しでも少なくなるように取り組まなければならないと考えますし、そこに至る前の家庭や児童を救済する仕組みも大切だと考えます。

三木市では、担当部署が少人数ではありますが、各方面と連携をとって取り組んでいることに感謝します。

ただ、個人情報の問題により情報が一部に留まっている事も問題発覚を遅らせる一因として考えられますので、周囲や多くの方の暖かい支援も必要かと考えています。


厚生労働省社会的養護の現状→http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000187952.pdf


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