お産のこと少しだけ考えたひ

トニーのおねえさんが、昨夜元気なおんなの子を出産しました。



私は、朝ナースの勉強会があったのでそれを終えてからマタニティー病棟へ
「おめでとう！」を言いに行きました。
生まれて数時間後のベビー。
こんな顔立ちがくっきりしていて、いろんな部分がもうしっかりと出来上がっていて
数時間前までおかあさんのお腹の中にいたなんて信じられなくって
にんげん、、って本当すごいなあ～って改めて思いました。そしたら涙が出てきました。

トニーのおねえさんは、ふたり目だからなのかフツー。この病院は臭い！早くおうちへ帰りたい！
と言っていました（笑。このあと、ベビーのワクチン接種が済んですぐに帰宅したんだけどね。

この国に来てから、身近なともだちが気付けばお腹が大きくなっていて、本当どんどん出産していきます。
（たまーにただお腹が出てるだけの人に妊娠してるのね！って言うと違うわよ～！アハハハ（笑ってことに）
今日もまた、同じ病院で働いているともだちが分娩室へと入って行きました。

今までまーーーったく考えもしなかったお産のこと。ほとんど触れ合うことのなかったこどものこと。
ソロティでは、まいにちお産の嵐だし、なんかいもベビー抱かせてもらったし
１歳から２歳くらいの子守をするのもしょっちゅうだし
やんちゃで口達者なこどもたちと戯れることもしょっちゅう。

なんか私、苦手なものを克服した、そんな感じです。



いちばん肌の白い部分は、私と同じ色をしていました（もしかして私よりも白い？！）。
なのでクリスチャンネームがもらえるまで、このおんなの子はミチコと呼ばれることになりました。



ママトニーのおうちまでは、おかあさんの代わりに私がベビー抱いて歩いて帰りました。
帰宅途中、会う人会う人が「おめでとう！！」と言ってくれて、私のベビーじゃないのにそれでも
嬉しくてニヤニヤしてしまいました。

「こどもは何人作るの？」
この国に来たときからいろーんな人に聞かれ続けてきて、最初のころは「２人から４人、多くても４人かな？」
って言ってたのが今では、「少なくても４人！」って言いきってるじぶん（笑
ひとりのおかあさんがこどもを産む数が７～１０人が一般的なここソロティでは、それでもダメだし。
私、この２年でだいぶウガンダ人になってきたんだけどなあ。まだまだダメみたいです。
ちなみにオティムさんは、「ミチコは７人産むよ！」と言ってます。
いえいえ、私の年齢も考えてくださいよ・・

それから、ウガンダでなんて絶対産みたくない！！って頑固言いきってたのもちょっと変更。
ウガンダで産むのもいいんじゃないか、と思ってる今。まだソロティでは無理だけど（笑

***

日本にいたときの私は、あれもしたい！これもしたい！ってじぶんのことばかりで
でも今は、あれもしたい！これもしたい！もなくって、じぶんのためにではなくって
だいじな人のために生きたいなぁ～って、そう思うようになりました。
じぶんが幸せになりたい！じゃなくって、だいじな人が幸せであることが私の幸せって、
そう思うようになりました。
だから今は、だいじな人のとなりで肩を並べてゆっくり生きてゆこうと思ってます。