今日は何をしようかな?

いつの間にやら13年経ちました。
いろいろ忘れないように、書き留めておきます by nori    

読書メモ『踊るナマズ』

2008年06月23日 16時52分52秒 | 本のこと
『踊るナマズ』(高瀬ちひろ:著)

久しぶりに面白く読めたので、丁寧に書いていたら最後にエラーが出て飛んじゃいました

なので、選評など載せてみようと思いましたが・・・

『踊るナマズ 高瀬ちひろ』

笙野頼子さんからみたら、たいていの文章は物足りないだろうな~

ちょっと悪意を感じる締め方なので、やっぱり少し書こう。

第29回すばる文学賞受賞作。
表題の『踊るナマズ』と『上海テレイド』収録。

『踊るナマズ』はお腹の中にいる出産が近い胎児に、生命の繋がりを語りかける母の気持が伝わります。

枯れていく水口さんの話すナマズ伝説、幼い頃自分に向かってくる雨やボールがすべてナマズに見えて、ナマズと共存しようと決めた小夜子叔母さん、駐在所の息子一真など、それぞれすっきりと生きていて気持ち良いキャラクター。
モチーフとなるナマズと瓢箪を描いた『瓢鮎図』見てみたいな。

『上海テレイド』
こちらは万華鏡がモチーフ。
「カレイドスコープ」と「テレイドスコープ」の違いを初めて知りました。
父の形見のレテイドスコープを発端に、万華鏡作家『由利』が語る自分と家族、弟の拓海との関係。
「欲しがっても手に入らないもの」をどうしても欲しい時、人はどうするのか。

ちょっとエロティックな場面もあるので、電車の中ではちょっと読みづらいかも。

『踊るナマズ』の方が好きですが、次回作にも期待しています。

表装が綺麗です。



東京タワー

2008年06月23日 14時18分02秒 | おでかけ
土曜日、『東京タワー』近辺でライトダウンの催し(お昼は屋台や公演、夜はカウントダウン)があるという事で、浜松町へ

場所が大まかに『芝公園』だったので、東京タワーを目指して

文化放送を右手に歩いていくと増上寺につきます。

          

本堂は修復中でちょっと残念

          

7月になると七夕祭りがあるようです。

増上寺を後にして少し歩いて東京タワーに到着。

『ノッポン』というゆるキャラがいました。
           

現在エレベーター1基がメンテナンス中という事で、1Fはエレベーター待ちの人でいっぱい。
東京にいてもなかなか来るところではないのに、大盛況で

2Fのおみやげタウンはここでしか見られないようなお土産がいっぱいあってついついくだらない物を買ってしまいました。
今年の12月に開業50周年を迎えるという事で、限定のお土産も出ています。

3Fには蝋人形館がありましたが、4Fのトリックアートの方が人気があるみたい。

5F(屋上)のガラスの広場では猿廻しが演技していて人垣が出来ていました。

ここから展望台へ行く為には、チケットを買って600段の階段を登らないといけないのに、ひっきりなしに人が登っていきます。

          

根性のない私たち夫婦は下から見ているだけ

          

それにしても昭和33年によくこれだけの建造物を建てたものです。

私は昨夏みた『河童のクゥと僕の夏休み』の場面が浮かんできてホロリ。
マスコミから逃れたクゥがタワーに登り、お父さんの腕を抱きしめて泣いていると龍が飛んでくるシーンは1年たっても泣けてしまう

1Fのインフォメーションで聞いても催しの事がわからなかったので、「まあ、いいか。」と麻布十番まで歩き、ピーコックでお弁当を買って帰宅。

ニュースを見ていたらやっぱりライトダウンはしていたようで、次回はもう少し調べてから出かけます。

東京タワーから坂を下りてくる途中の『とうふや うかい』というお店が素敵でした。
気軽なランチでもあれば良いのに、このメニューだけだとちょっと辛い。