『踊るナマズ』(高瀬ちひろ:著)
久しぶりに面白く読めたので、丁寧に書いていたら最後にエラーが出て飛んじゃいました
なので、選評など載せてみようと思いましたが・・・
『踊るナマズ 高瀬ちひろ』
笙野頼子さんからみたら、たいていの文章は物足りないだろうな~
ちょっと悪意を感じる締め方なので、やっぱり少し書こう。
第29回すばる文学賞受賞作。
表題の『踊るナマズ』と『上海テレイド』収録。
『踊るナマズ』はお腹の中にいる出産が近い胎児に、生命の繋がりを語りかける母の気持が伝わります。
枯れていく水口さんの話すナマズ伝説、幼い頃自分に向かってくる雨やボールがすべてナマズに見えて、ナマズと共存しようと決めた小夜子叔母さん、駐在所の息子一真など、それぞれすっきりと生きていて気持ち良いキャラクター。
モチーフとなるナマズと瓢箪を描いた『瓢鮎図』見てみたいな。
『上海テレイド』
こちらは万華鏡がモチーフ。
「カレイドスコープ」と「テレイドスコープ」の違いを初めて知りました。
父の形見のレテイドスコープを発端に、万華鏡作家『由利』が語る自分と家族、弟の拓海との関係。
「欲しがっても手に入らないもの」をどうしても欲しい時、人はどうするのか。
ちょっとエロティックな場面もあるので、電車の中ではちょっと読みづらいかも。
『踊るナマズ』の方が好きですが、次回作にも期待しています。
表装が綺麗です。
久しぶりに面白く読めたので、丁寧に書いていたら最後にエラーが出て飛んじゃいました
なので、選評など載せてみようと思いましたが・・・
『踊るナマズ 高瀬ちひろ』
笙野頼子さんからみたら、たいていの文章は物足りないだろうな~
ちょっと悪意を感じる締め方なので、やっぱり少し書こう。
第29回すばる文学賞受賞作。
表題の『踊るナマズ』と『上海テレイド』収録。
『踊るナマズ』はお腹の中にいる出産が近い胎児に、生命の繋がりを語りかける母の気持が伝わります。
枯れていく水口さんの話すナマズ伝説、幼い頃自分に向かってくる雨やボールがすべてナマズに見えて、ナマズと共存しようと決めた小夜子叔母さん、駐在所の息子一真など、それぞれすっきりと生きていて気持ち良いキャラクター。
モチーフとなるナマズと瓢箪を描いた『瓢鮎図』見てみたいな。
『上海テレイド』
こちらは万華鏡がモチーフ。
「カレイドスコープ」と「テレイドスコープ」の違いを初めて知りました。
父の形見のレテイドスコープを発端に、万華鏡作家『由利』が語る自分と家族、弟の拓海との関係。
「欲しがっても手に入らないもの」をどうしても欲しい時、人はどうするのか。
ちょっとエロティックな場面もあるので、電車の中ではちょっと読みづらいかも。
『踊るナマズ』の方が好きですが、次回作にも期待しています。
表装が綺麗です。