『飢餓海峡』改訂決定版(水上勉:著)を読み終わりました。
この本を書くのは並大抵のパワーではないです。
犯人は最初から分かっているのですが、当時(終戦直後)の日本の様子と絡ませながら、人の心をとても緻密に書いてある小説でした。
終戦からまだ60年ちょっとですが、世の中変わったんだな~。
交通網の部分を読むと当時の旅行の大変さにびっくりするし、刑務所も警察も財政難だったのね~などと、細かい描写がとても興味深かったです。
反町君(以前は三国連太郎さんが演じていたそうです)あたりが主人公で映画になると面白いかも。
鍵を握る『八重』役は田中裕子さん(同上:左幸子さん)が浮かんでしまいますが、今の女優さんだと誰が良いのか?
追いかける警察側も(昔は伴淳三郎だったようですが)こちらの方が難しい役かもしれません。
改訂決定版でも、名前の書き間違い(24章1の終わりの方)があったのが残念。
☆4つ。(推理小説というより社会派小説だったので)
この本を書くのは並大抵のパワーではないです。
犯人は最初から分かっているのですが、当時(終戦直後)の日本の様子と絡ませながら、人の心をとても緻密に書いてある小説でした。
終戦からまだ60年ちょっとですが、世の中変わったんだな~。
交通網の部分を読むと当時の旅行の大変さにびっくりするし、刑務所も警察も財政難だったのね~などと、細かい描写がとても興味深かったです。
反町君(以前は三国連太郎さんが演じていたそうです)あたりが主人公で映画になると面白いかも。
鍵を握る『八重』役は田中裕子さん(同上:左幸子さん)が浮かんでしまいますが、今の女優さんだと誰が良いのか?
追いかける警察側も(昔は伴淳三郎だったようですが)こちらの方が難しい役かもしれません。
改訂決定版でも、名前の書き間違い(24章1の終わりの方)があったのが残念。
☆4つ。(推理小説というより社会派小説だったので)