物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

セッコクの播種(移植用培地の作成)

2023-09-21 | 無菌培養
愛媛のSさんが、播種の練習用にとセッコクの種子を送ってくれました。
Sさんいつもありがとうございます。
種子の消毒から、培地作成、播種まで皆さんから指導して頂いたやり方をレビューしながらワンステップづつ行いました。
前回の失敗を繰り返さないように慎重に、慎重に!

今回は初めて我が家の中古クリーンベンチを使いました。
フィルターの機能検証も兼ねる事になります。
1週間後にカビが出なければ現時点での(多分来年も)機能はOKと判断して良いでしょう。

作業前にシャープ空気清浄器を2時間程運転しながら作業部屋を清浄しました。
部屋に舞う埃があれば少しは綺麗になるでしょう。
クリーンベンチ内部も事前に消毒用アルコールで拭き、殺菌灯を点灯しておきました。
その後、作業直前の30分前にベンチファンをONにし送風を開始しました。
最近視力が落ちて来たので見やすくする為に、ベンチ内の蛍光灯に加えて手元を照らすLEDのライトスタンドを追加設置しました。


今回も計1000cc、100cc X 10瓶の寒天培地を作成しました。
何から混入したら良いか混入手順等も教えて頂きスムースに培地を作ることが出来ました。

ph調整も一発で決まりました。
ディスポーサルスポイトからこぼれた塩酸35%が人差し指に付着し、直ぐに洗い流しましたが痛みを感じました。
ゴム手袋着用等の注意が必要ですね。

この圧力鍋は一度に5瓶(計500cc)の煮沸消毒が出来ます。
前回は4瓶しか入れなかったので、瓶が倒れてそのまま自然冷却すると寒天が斜めに固まったり、水が浸入しました。
針金で枠が必要かと考えていましたが、ピッタリ5瓶を入れることが出来ました。
2回の煮沸で計10瓶が出来るので効率的です。
私にはちょうど良い大きさです。

セッコクの種子です。
サンプルキャップに入れて次塩素酸ナトリウム希釈液で消毒します。

奥にあるのがLEDのライトスタンドです。
表面も埃の溜まる凸凹が少なくスマートで気に入りました。
蛍光灯でも十分な明るさがあるのですが、これで照らすと細部まで良く見えて作業性が良くなりました。

白金耳で寒天培地に播きました。
全部で3瓶です。

1カ月ほどで生え始めるとのことです。
観察してみます。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エビネ クリーンベンチの改修 | トップ | 消毒 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サト)
2023-10-04 20:35:45
こんばんは。
アマゾン杉さんも無菌培養をやっておられたのですね。こちらは初めてなのでドキドキしています。
実は先日も一茎九華の果実を発見し練習で残っている培地に撒いてみました。また、様子をアップするつもりです。今年はこれでお終いにしようと思っています。心使い有難うございます。
返信する
Unknown (アマゾン杉)
2023-10-04 20:15:30
こんばんは。
素晴らしいしか言えないです。
我が家のフラスコは全滅しましたが、また凝りなく春になったら蒔こうと思います。
練習用に、デンドロ 、シンビ、各種ありますよ!😆
返信する

コメントを投稿

無菌培養」カテゴリの最新記事