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「mitsuzo的循環型社会 フロンティア」 その10

2010年10月14日 16時33分21秒 | 小説1

おはようございます



約1週間ぶりの更新です

mitsuzoです



今、ちょっと忙しくなっているのものでして、まだその忙しい生活に慣れていないので更新を怠けてました。

失礼しました。

毎日は難しくなりますが、1週間に2~3回くらいのペースで更新できればと思います。


小説のほうは、これからどんどん更新しながら、時折、日常のふとした”気づき”などもお伝えしていきたいと思います。




ブログをはじめて、今日で4ヶ月・・・



まさか・・・自分がブログで小説を書くようなことになるとは思ってもいませんでした。

でも、これもまた ”必然” だったのかなぁ~・・・と最近は思ったりします。



ということで、つづきをどうぞ







【タチバナの章】





オレは、タチバナの言うとおり、自分の願望を実現していった。


そして、それから幾ばくかの時間が流れていたとおもう。

でも、太陽の上り下りもわからないここでは、時間がわからない世界なので、どのくらい経ったのかわからなかった・・・・が、少なくとも、何十年かは経っていたと思う。


最初の願望実現をしていた頃は、毎日が「感動と喜び」の連続だった。

しかし、しばらくすると、それが”あたりまえ”のような「慣れ」になっていく・・・

そして、また、その「慣れ」を無くそうと、新しく「願望」を実現していく・・・。

しかし、また、しばらくすると、「慣れ」に変わっていく・・・その連続だった。


その時・・・ふと、気づいた。


「そうか・・・金持ちとかセレブの生活というのも、こんな感じで、”あたりまえ”のように物やサービスに囲まれた生活では、慣れてきて飽きてくるんだな~」と。



そんな「空しさ」を感じた瞬間・・・



頭の中に、声が響きだした。



”お疲れ様です、みつぞう様。これにて、この最初の仕事は終了です。”



すると、今度は、目の前が光の波にのまれ、あたりが強烈な・・・しかし、とても暖かな ”光” に包まれた。





気づくと、オレは「フロンティア」に戻っていた。


そして、側にはタチバナの姿があった。



でも、オレはさっきまで何十年かわからないが、とにかく長い時間をかけて、願望実現の生活をしていたので、最初、タチバナやフロンティアのことはまったく覚えていなかった。


しかし、オレがはじめて「神様」とあったときと同じように、カプセルをタチバナから渡され、それを飲むと、タチバナやフロンティアのことを思い出した。




タチバナ:「お疲れ様です、みつぞうさん」


みつぞう:「オレはいったい・・・? そ・・・そうか、オレは・・・・」


タチバナ:「はい、最初の仕事である ”願望実現” をされておりました」


みつぞう:「オレがここにいるということは、じゃあ・・・その仕事は終わった・・・ということか?」


タチバナ:「はい・・・ところで、どうでした?願望実現の生活は?」


みつぞう:「ああ、最初のうちは楽しかったんだよ・・・・望みを叶えて理想の生活を手に入れる・・・最初はとても幸せだった・・・。けど、しばらくすると、その望みが叶った生活に慣れて、また叶っていない望みを探して・・・んでまた、望みを実現させて・・・んでまた、その生活に慣れて・・・その繰り返しでよ・・・でも、それもずっと続くわけじゃなくて、すべての望みを実現して、もうこれ以上望みがない状態になったら、なんだか”空しさ”だけが残った感じだったな・・・」


タチバナ:「ちなみにどのくらいあの生活をしていたのか・・・ご存知ですか?」


みつぞう:「いや・・・どのくらい生活していたんだ?10年くらいか?」


タチバナ:「みつぞうさんはあの生活を地球の時間で表すと・・・534年と6ヶ月 続けていたことになります。」


みつぞう:「!!  5・・・534年!! そ・・・そんなに時間が経っていたのかよ!!?」


タチバナ:「はい。地球の方の肉体の生存限界は長くても120年くらいですが、この世界では肉体は存在していないので、存在は永遠なんです。その存在が、”魂” です。」


みつぞう:「そ・・・そうなんだ・・・。あとよ・・・ちょっと変わったこともあるんだが・・・。」


タチバナ:「なんでしょう?」


みつぞう:「なんだか、心が妙に ”静か” なんだよ・・・いや、てゆうより、”安心感” といったほうがいいのかな・・・”絶対的な安心感” というか・・・変な言い方だけど、”神” になった気分がずっと続いているんだよ・・・。あそこでの生活では、常に満たされていたからだと思うんだが、なにも不安が無くてよ・・・まるで ”神” にでもなった気分だったが・・・・それが、今も、継続して続いているような・・・・そんな感覚なんだが・・・これは・・・何なんだ??」


タチバナはニコニコと、幸せそうな笑顔でやさしく語り始めた。


タチバナ:「はい・・・これが、この最初の仕事で ”気づいて” 頂くものだったんです。それが ”自分と神は同じであるということを思い出してもらうこと” であり、みつぞうさんが今、感じておられる感情・・・”神性” を思い出してもらうことだったんです。」


みつぞう:「思い出す・・・?」


タチバナ:「はい。元々、わたしも、あなたも、神も・・・そして、すべての存在も・・・みな ”1つ” であるということ・・・これをあなたの心の奥底にいる、本来のあなた自身はそのことを知っていますが、表面で顕現化しているあなたには、そう簡単に、本来のあなたのことを思い出すことは容易ではないものでして・・・それで、その本来のあなた・・・地球ではそれを ”真我” と呼ばれてますが・・・その真我を思い出し、顕現しているあなたと一緒になることが必要だったんです。」


みつぞう:「そうか・・・ということは、この感覚というのは・・・」


タチバナ:「はい、それは ”神性” という感覚であり、その感覚は本来持っていたものであり、そして、それをまた感じることができる状態というのが、”真我との一体” だったのです。」


みつぞう:「これが、本来の・・オレの真我・・・本当のオレってことか?」


タチバナ:「はい。」


みつぞう:「なんて・・・最高な気分なんだ・・・最高とか、そんな ”言葉” では到底表せ切れない・・・。本当に、神になった気分だ・・・。神・・・といっても全然奢りの意味じゃなく・・・もっと直接的な意味での ”神” というか・・・すべての存在に、やさしくなれるという感じの・・・とにかく、すべてがいとおしいし、尊い。」


タチバナ:「これが、本来のあなたです・・・おかえりなさい。」


みつぞう:「ただいま・・・」


オレは、初めて、心の底から、そんな言葉を口に出した。


タチバナ:「さて・・・今、満たされた気持ちでいっぱいだと思いますが、そんな満たされた気持ちのあとに訪れた ”感情” があったのを覚えてますか?」


みつぞう:「ああ・・・”空しさ”だ。」


タチバナ:「そうです・・・では、なぜ、すべてを満たされたはずなのに、この ”空しさ” という感情が出てきたと思いますか?」


みつぞう:「確かに・・・やることがなくなったというか・・・すべて満たされたのではあるんだけど・・・その満たされたあとのこの感情は・・・一体、何なんだ?」


タチバナ:「はい、それが次の段階である ”フロンティアの生活” という仕事になるのですが・・・それを、これからご説明致します。」





つづく





以上、今日はこの辺で。




では、また~。




(*´∀`)ノ




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