天燈茶房 TENDANCAFE

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どれからなりとおためしください

がんばれ、だいちさん!

2011-04-27 | 宇宙
目を覚まして、だいちさん…!

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の電力異常について
(平成23年4月22日 JAXAプレスリリース)

陸域観測技術衛星「だいち」の電力異常について
(平成23年4月27日:宇宙開発委員会報告資料 JAXAプレスリリース)




写真:陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)熱構造モデル 種子島宇宙センター宇宙科学技術館にて

2006年に打ち上げられた、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
僕が初めて、人工衛星の名付け親になろうと命名キャンペーンに応募した衛星です。
僕が考えた、日本と地球を照らす平和な未来の夜明けのイメージ「ありあけ」 は残念ながら採用されなかったけれど、
「だいち」という素敵な名前がつきました。

以来、宇宙から地上を見つめ続けた「だいち」。
世界の人々の暮らしを守るべく、働き続けた「だいち」。
先月発生した東日本大震災でも逸早く東北地方の上空に駆けつけ緊急観測を実施するなど、
設計寿命3年、目標寿命5年を超えても尚、大活躍していました。
その頼もしい働きぶりと大型で迫力満点の雄姿から、宇宙ファンからは「だいちさん」として慕われ、大人気の衛星でした。

現在、JAXAの「だいち」運用チームは、だいちさんが目覚めることを信じて必死の復活運用を継続しています。
僕も、働き者のだいちさんの目覚めを信じて祈り続けます…

「ちょっとくたびれて、居眠りしているだけだよね。
だいちさん、まだ仕事が残っているよ…
みんな、あなたのことを待っているよ!

さぁ起きて!だいちさん!! 
…もう少しだけ、
2014年に、あなたの後継機が宇宙に来るまで、
もう少しだけ頑張って下さい…!」



平成23年5月12日追記

残念ながら本日、停波作業が行われ、だいちさんは眠りにつきました…

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の運用終了について
(JAXAプレスリリース)

だいちさん、ありがとう。本当にお疲れさまでした。