天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

飛べ!M-Vロケット!!

2006-09-22 | 宇宙
太陽観測衛星SOLAR-Bを乗せたM-Vロケット7号機は、今から約12時間後の午前6:36に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打上げられる(JAXA SOLAR-B/M-V-7カウントダウンページ)。
筆者もこれから熊本県の自宅からクルマで現地へと向かう。
現地の天候は晴れ、雲が多くなければあかつきの空へ旅立つM-Vを見送ることが出来る筈だ。

では、
   , ノ)
  ノ)ノ,(ノi
  (    (ノし
   ∧,∧  ノ    行ってきます!
 ( ( ....:::::::) ( 
 ⊂/ ̄ ̄7 )
 (/   /ノ
   ̄TT ̄
   ((  )) ゴゴゴ
  ((   )) ズドドド
 ((     ))  ズドドドド



SOLAR-B/M-V-7 打ち上げ前夜

2006-09-22 | 宇宙
いよいよ明日早朝、SOLAR-Bを乗せたM-V-7ロケットが宇宙へ旅立つ。

待ちに待った打ち上げなのだが、M-Vロケットは今回打ち上げられる7号機が最終機となる。
これは「明日、日本のMロケットの歴史に終止符が打たれる」ということを意味する。
糸川教授の伝説のペンシルロケット以来、輝かしい功績を残し世界の宇宙探査の最前線を突っ走ってきた宇宙研の固体燃料ロケット「ミュー」は、
コストのかからない小型ロケットにバトンタッチするという名目で息の根を止められ、葬り去られようとしている。

将来、子ども達から「むかし僕たちの国には世界一のロケットがあったのに、なんで棄てちゃったの?」と聞かれたとき、我々は何と答えればいいのだろう?
「…我々は、君たちに宇宙を見つめる夢や希望のある国ではなくて経済と効率だけの国を贈ることにしたからだよ」としか答えようがないではないか?

たかがロケット一つで何を大袈裟な、と思われるかも知れない。
でも、筆者にはこのM-Vロケット打ち切りは、日本全体を覆いつつある閉塞感の象徴のように思えてならないのだ。
我々の国は常に頭上に広がる未知の大海原へ、好奇心ひとつで飛び出していこうという気概に溢れた若々しい国だったはずなのに…
とりあえずカネが動くからと、誰も使わない道路や建物に巨万のカネをつぎ込むのに、カネにならないロケットにはビタ一文出す気がない。
そのロケットがいかに素晴らしい成果をあげて人類科学に貢献していようと、そんな事には全く関心がないのだ。

いや、今更こんなことはもう言うまい。
今はただ、最後のM-Vロケットの大成功を信じ星空に祈るばかりだ。
SOLAR-B/M-V-7の打上げまであと1日!

「人間は宇宙へ進出しなければならない。なぜなら、好奇心をなくした生物には絶滅が待っているだけだからだ」