衆院解散から一夜明けた17日午前、与野党は党首ら幹部が街頭に繰り出すなど選挙に向けた活動を本格化させた。民主党が3年間の「実績」を訴えるのに対し、自民、公明両党は政権担当能力を誇示。第三極は既成政党批判を強めている。政党が乱立する事実上の選挙戦は、早くも熱を帯びている。
野田佳彦首相は17日午前、都内の高校を視察。民主党が前回衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた高校授業料無償化をアピールする狙いだ。首相はこの後、記者団の質問に答え、第三極の動きについて「小異でない大事なものも捨ててくっつくのは野合になる」とけん制した。
自民党の安倍晋三総裁は熊本市内で街頭演説し、「(現在の自民党は)政権を失う前の自民党とは全く違う」と党再生を強調し、「日本の国益を守っていく戦いだ。負けるわけにはいかない」と語った。公明党の山口那津男代表も都内の池袋駅前で「政権交代後、失政続きで沈没寸前の日本の再建を果たす」と政権奪還への決意を示した。
各党幹部は読売テレビの番組に出演。日本維新の会の松井一郎幹事長は、石原慎太郎前東京都知事率いる太陽の党との合流が固まったことについて「ほぼ満額の回答をいただいた」と満足げに語った。みんなの党の江田憲司幹事長は「相乗効果が出る選挙のやり方を考えていかないといけない」として、維新との候補者調整に全力を挙げる考えを強調した。
新党「国民の生活が第一」の東祥三幹事長も「ばらばらに複数候補を立てれば負ける」と第三極結集を呼び掛けた。太陽との合流が不透明になった減税日本の小林興起代表代行は「石原氏に身柄を預けた」と述べ、なお合流を目指す姿勢を示した。
共産党の穀田恵二国対委員長は、反消費税、即時原発ゼロ、日米安保見直しを主張。社民党の福島瑞穂党首は、脱原発について「ずっとやってきた」と訴えた。 (jijicom)
それにしても多い、何がって、政党の数ですよ、15もありますよ。それに、「投開票」が12月16日と言うではありませんか、寒い時期です、大変ですよ。わたしは65歳、まだいいのですが、わたしの母親は89歳です、選挙には一緒に行きますが、2日前には転んで膝や頭に傷をこしらえたり、メガネを壊したり、寒い時期です、高齢者には何かと大変ですよ。わたしの選挙区は「石川2区」です、民主党が候補者を絞りきれていない、社民党が珍しく候補者を立てている。この区は、引退した森喜朗さんの地盤、言うまでもなく自民党が有利な地域です。「政治風土」と言えばそうなのだが、目にははっきりとは見えない「掟」のようなものがあるのかもしれない。この「掟」、言葉を変えて言えば「お年寄りたちの恫喝(戒め)」でしかないのだが、困ったことに、その世代にあやかろうとする次世代がいて、さらに踏襲しょうとする風潮がある、「利権相続」の類かもしれない。「石川2区」の立候補者は全て「新人」かもしれない、であれば、少なくとも「自覚をもった人」に国会議員になっていただきたい。「自覚をもった人」とは、「お年寄りたちの恫喝」に屈しない「理念ある人」という意味です。