『美しい本』を手にする至福の時・・・ふりかえって想うことも多いものです。懸命に探してもなかなか出会えなかったりするのですが、とんでもないところで、偶然に出会うこともあります。硝子越し(公的資料館)で見かけた時が、最も哀しいときです。
FBやブログで『本の紹介』をしているのですが、わたしの企画で紹介することもあります。中でも、繰り返し紹介している『美しい本』があります、わたしの『お気に入り』です。
『Le Roman de La Rose(薔薇物語)』、13世紀寓意物語にレオノール・フィニのカラーリトグラフが12葉が入っています。この本の魅力は、木版画(1485年制作)や花文字があしらわれ、インクナブラを意識した装幀になっています。しかも、ラナのベラム紙使用・三方金・表裏総革・限定出版と申し分ない仕様になっています。フランスの粋を示した1冊だと、わたしは思います。
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