中川輝光の眼

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角田光代さんに鏡花文学賞(市民芸術村)

2012-11-19 | 金沢を歩く

角田光代さんに鏡花文学賞(市民芸術村)

わたしの金沢散策コースに欠かせない市民芸術村で、泉鏡花文学賞授与式がありました。前日の「唐組」の演劇を含めて、11月14日~18日「泉鏡花フェスティバル」はこの日で終わった。角田光代さんの短編集「かなたの子」は、生死の狭間に立つ「女の闇」を描いたものです。日本の厳しい風土に根ざした物語は、いずれも人々の悲しさを超えるものです、時代(歴史)を反映した「闇」は日常に潜むものかもしれません。鏡花文学賞はもう40回を数えます、多くの「成熟した」作家に「魅力ある光」を与えたと言えます。「成熟した」というのは、角田光代さんもそうですが、既に「直木賞」はじめ多くの文学賞を受けている作家であり、さらに視点を変えて「再確認」を試みるだけのことかもしれませんが、それはそれで「金沢らしい文学賞」だと言えます。「へねた(新鮮味のない)文学賞」だという人がいますが、そう見えなくもない。

 

 



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