中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
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環太平洋連携協定(TPP)交渉参加と日米同盟の深化はもはや切り離せない

2012-11-20 | 政治・経済を考える

【プノンペン時事】野田佳彦首相は20日午前(日本時間同日午後)、カンボジアのプノンペンでオバマ米大統領と会談した。首相は環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に向けた意欲を伝える見通し。尖閣諸島をめぐる日中両国の対立を踏まえ、両首脳は、安全保障分野を中心に日米同盟の深化を改めて確認する方針だ。(jijicom)

わたしは、安倍さんよりも野田さんのほうが「総理」として適任だと思っている。「今日的判断」ができる人は、他に見当たらない。プノンペンでの会議の様子(対応)を見ても、それは実感できる。政治家は名優でなければならない、対中国、対韓国にはそれ相応の(毅然とした)姿勢を示す必要がある。しかしながら、経済対応(障害)は交渉で取り除かなければならない。ここに表裏一体の(極めて難しい)外交が要請されている。「政治家は名優でなければならない」所以である、そして今日ほど、その能力が問われている時代はないのである。選挙を目前にした党内では離脱者が続いている、ここでは「黙認」の姿勢を貫いている。野田さんは、「TPP推進」を明確にすることで、党内に残っている小沢・鳩山色を削ぎ落としたい、民主党のスリム(体質改善)を図っているのかもしれない。明らかにこれは、選挙後の闘いを見据えた「戦略」でもある。「決められない政治」と揶揄され、苦悩してきた集団(政府)の覚悟を、私はそこに垣間見た。

 



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