中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
paraparaart.com ArtDirector

真珠の耳飾りの少女

2007-09-22 | 映画・TVを見る

衛星映画劇場  真珠の耳飾りの少女 ( 2002年・イギリス )
BS2  
9月24日(月) 後9:00~後10:41       

17世紀のオランダ美術を代表する天才画家フェルメールによる名画「真珠の耳飾りの少女」に秘められた物語を描いたベストセラー小説を映画化。フェルメール家に住み込みの使用人として雇われた17歳の少女グリートは、その優れた色彩感覚を見出されフェルメールの絵の具の調合を手伝うように。やがてフェルメールにインスピレーションを与える存在となる。アカデミー撮影賞など3部門にノミネートされた。
(原題:GIRL WITH A PEARL EARRING)
〔製作〕アンディ・パターソン、アナンド・タッカー
〔監督〕ピーター・ウェーバー
〔原作〕トレイシー・シュヴァリエ
〔脚本〕オリビア・ヘトリード
〔撮影〕エドゥアルド・セラ
〔音楽〕アレクサンドル・デプラ
〔出演〕スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン ほか
(2002年・イギリス)〔英語/字幕スーパー/カラー〕

オランダ美術の巨匠、ヨハネス・フェルメールの描いた「真珠の耳飾りの少女」は、フェルメールの作品のなかでも最も人気の高いひとつ。どこか怯えたような、少し驚いたような、それでいて落ち着いた少女の表情は、一体どのように描かれたのか? 本作は、その疑問にロマンティックな答えを出したベストセラー小説を、忠実に映画化した作品。実際にモデルとなった少女は誰なのか明らかではないが、この物語ではグリートとフェルメールの間に生まれる信頼と尊敬、愛の感情を豊かに描き出し、愛のエピソードを作り上げた。

グリートを演じるスカーレット・ヨハンソンは、葛藤する少女の内面を静かで力強く表現し、強い印象を残す。運河と石造りの建物が見せるグレイ・トーンのなか、フェルメールのアトリエに満ちた色と光が鮮やかな輝きを放つ、美しい物語。



京都国際インディーズ映画祭 ・9作品上映

2007-09-22 | 映画・TVを見る

 

写真
初めて開催される京都国際インディーズ映画祭のポスター

京都国際インディーズ映画祭9作品上映

世界各国の個人自主制作の短編映画を上映する初の「京都国際インディーズ映画祭」が28-30日、日本で初めて映画が上映された旧立誠小(中京区)と旧大映京都撮影所があった太秦中(右京区)で開催される。京の映画ゆかりの地で、ドラマやアニメーションなど多彩な作品が上映される。

 「京都太秦シネマフェスティバル」(27-30日)の一環で、京のイベント企画などの関係者が実行委員会をつくり企画した。上映するのは39カ国約200以上の作品から実行委が選んだ8カ国の9作品。米アカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされた「義母帰る」(スペイン)や、戦前戦後を通して街の中に生き続ける原爆ドームの姿を、600枚近い写真のスライドと詩で悼んだ映像作品「20万の亡霊」(フランス)のほか、日本やフィンランドなどの作品もある。

 28日(午後7時開始)は、映像を太秦中の校舎の壁面に映し、グラウンドから鑑賞する野外上映会を行う。29、30日(いずれも午後1時開始)は旧立誠小内の和室で上映する。29日はメディア総合研究所社長の吉野眞弘さんやメディアプロデューサーの上村喜一さんらによるトークセッションもある。同映画祭総合プロデューサーの広瀬之宏さんは「映画文化など伝統文化が息づく京都で開催できてよかった。個性豊かな映像作品を通して、各国の価値観の違いを感じてほしい」と話している。

 29、30日は申し込みが必要で、各先着100人。無料。ファクス06(6243)1219か、京都国際インディーズ映画祭のホームページから申し込む。問い合わせは実行委事務局TEL06(6241)0522。

 

  


城下町金沢の景観をデザイン

2007-09-22 | 金沢を歩く
城下町金沢の景観をデザイン
景観計画で色彩やデザインの規制が強化される金沢市内=2006年12月、北國新聞社ヘリ「あすなろ」から
景観計画で色彩やデザインの規制が強化される金沢市内=2006年12月、北國新聞社ヘリ「あすなろ」から
 
金沢市内のビルや住宅の色彩、デザインに関する規制が強化される。
2008年度策定を目指す景観計画で、市内の区域ごとに建物の色あいや明るさなどの数値基準を設け、制限する方針を固めた。具体的な数値を示して規制するのは全国でも珍しく、街並みにそぐわない建物の所有者には罰則を科す。2014年度とされる北陸新幹線金沢開業をにらみ、歴史的な街並みを保全し、景観向上を図る。

 現行の規制では、市内に36の伝統環境保存区域と、13の近代的都市景観創出区域を設定している。各区域ごとに建物の色彩のほか位置や高さ、デザイン、広告物、設備、緑化のなど基準を決めているが、「周辺に調和した色彩」「茶、グレーなどを基準とした色彩」などと抽象的な表現にとどまっている。罰則はなく、違反者には指導や勧告しかできない。 景観計画は景観法に基づき、対象を市内全域とする。計画で設定された区域ごとに建築物の色彩やデザイン、広告物などについて具体的な基準を設け、景観誘導を図る。 さらに条例を改正し、勧告に従わない場合の変更命令や、届け出違反に対する罰則を可能として、強制力を高める。罰金のほか、違反者の社名公表、営業停止処分などを検討する方針である。 このほか、ネオンサインの禁止区域拡大や、点滅灯やサーチライトの規制強化にも取り組み、夜の景観改善も進める。 市は建築物の色彩、デザインの規制強化を北陸新幹線金沢開業の2014年対策や「城下町金沢」の世界遺産登録運動の一環と位置づけ、金沢の歴史的景観を損なう無秩序な開発を抑制したい考え。「歴史に責任を持つまちとして、実行力のある規制を設けて景観保全に努める」(景観政策課)としている。

 日記@BlogRankingブログランキングに参加しています

 ブログランキングに参加しています